ニュースリリース

ポプラとローソンの業務提携による新たな取り組み「ローソン・ポプラ」店舗の展開開始およびマイクロ・マーケット(小規模商圏)市場開拓での連携

2015年9月18日

 株式会社ポプラ(広島県広島市、代表取締役社長 目黒 真司、以下「ポプラ」)と株式会社ローソン(東京都品川区、代表取締役社長 玉塚 元一、以下「ローソン」)は、2014年12月に資本業務提携契約を締結し、共同の取り組みを進めて参りました。

 このたび、ポプラとローソンは、さらなる経営体制の強化にむけて、双方のチェーンブランドの“強み”を相互活用するため、新たに店舗レベルでの業務提携について基本合意書を締結しましたのでお知らせいたします。


【これまでの取り組み】

ポプラとローソンは2014年12月の資本業務提携後、提携推進プロジェクトを立ち上げ、具体的な提携内容について協議を開始致しました。
2015年春から、FF商品などの原材料共通化や商品の共同仕入、物流インフラの相互活用などに取り組んで参りました。なかでも、4月からポプラ店で取り扱いを開始したローソンオリジナルの100円菓子「おやつごろ」シリーズは好調で、ポプラのPB菓子カテゴリー前年比が1割以上伸長しています。また7月からはローソンの留め型ワインを導入しご好評を頂いております。共同仕入、物流インフラの相互活用については2015年11月から北陸地区で先行導入を開始し、2016年4月までに全地域の移行を完了する予定です。


新規提携事項1.山陰地区で「ローソン・ポプラ」ダブルブランド店を展開
山陰地区の鳥取県、島根県においては少子高齢化が加速しており、地域社会の構造と事業環境が大きく変化しております。
この急激な変化に対応するために、山陰地区で№1のシェアを持つローソンと、特長ある商品づくりで地域のお客様に支持されるポプラは共同運営会社を設立し、両社が持つ店舗・配送インフラの段階的な共通化を促進、商品開発や品揃えで連携することで効率的店舗運営体制を整え、山陰地区のお客様のニーズにきめ細かく対応して参ります。
推進にあたっては、既存のローソン店やポプラ店に加え、新店舗ブランドとして「ローソン・ポプラ」と冠したダブルブランド店を新設します。なお、「ローソン・ポプラ」店はローソンFCパッケージを採用し、品揃え面ではポプラの強みである“ポプ弁”も販売します。既存のポプラ加盟店は自由意思で、「ローソン・ポプラ」店にブランド移行するか、ポプラブランドで継続するかを決定できるようにすることで、商圏に合った店舗ブランドを選択可能にします。
今年11月より「ローソン・ポプラ」の先行実験店を数店舗オープンし、取り組み成果を検証しながら、2016年春以降「ローソン・ポプラ」のダブルブランドへ移行を希望するポプラ加盟店舗の転換を促進していきます。



【ローソン・ポプラ店舗イメージ】




新規提携事項2.全国のマイクロ・マーケット(小規模商圏)市場の開拓での連携
工場・オフィスビル・学校・病院・駅などマイクロ・マーケット(小規模商圏)における店舗ニーズは近年ますます高まっていますが、採算性の観点から一般的なコンビニエンスストアの出店が難しい状況にありました。
一方、ポプラが持つ売上ロイヤルティ制度は、日販が小規模な立地で採算性を確保しやすいことから、ポプラはこれまでもマイクロ・マーケットに積極的に出店を進めて参りました。今後、ポプラはローソンと協力し、ポプラブランド、生活彩家ブランドを活用して一層マイクロ・マーケットの開拓を促進し「生活基盤としてのコンビニ」の役割を担って参ります。
なお、マイクロ・マーケット店舗の拡大は2015年度30店舗、2016年度50店舗、2017年度以降は年70店舗を展開する予定です 。


新規提携事項3.「生活彩家」、「ナチュラルローソン」の商品調達・物流での連携
ポプラの運営する「生活彩家」は、都市部のオフィス街やホテル、病院内を中心に出店し、オフィスで働く女性やビジネスマンのニーズに応えるお店作りを行っています。
ローソンが運営する「ナチュラルローソン」は、“美しく健康的で快適な暮らしを身近でサポート”をコンセプトに首都圏に展開しております。
両ブランドは、その客層や、健康を意識した商品づくり、原材料へのこだわりや希少性の高い商品や輸入品など特色ある品揃えで共通点があります。
この親和性を生かし、より高い価値とお客様満足をご提供できるよう、それぞれの持つノウハウの共有や、商品と物流の共通化を検討して参ります。






以上