「健康」への取り組み
ローソンは、お客さまの身近なコンビニエンスストアだからこそできる、健康で長寿な暮らしをサポートすることにより、“近くにいつものローソンがあるから安心”と言っていただけるような存在でありたいと考えています。
ローソンは「地域の健康一番店」を目指し、マチの皆さまへ向けた健康への取り組みを進めています。
毎日の食を通して健康な身体をつくる「ミールソリューション」と、万が一お客さまが健康に不安を感じられた時に相談に乗り、健康維持のお手伝いをする「セルフメディケーションサポート」の二本柱で、マチの健康で長寿な暮らしをサポートします。

ローソンは、商品の開発・販売に当たって、お客さまの生活課題の解決につながる糖質や塩分のコントロール、たんぱく質摂取を軸に、「よりおいしいもの」を目指し、商品を作っています。例えば、ブランパンなど未病対応の健康に配慮した食事、ミネラルにこだわった土壌で育てた野菜など、「おいしくて健康な食」を提供しています。
糖質・カロリーを抑えた「ブランパン」
「ブランパン」は「身近で購入でき、しかもおいしい、糖質・カロリーを抑えた主食」という新たな価値を提供しています。穀物の外皮を使って糖質を抑えたパンを作る技術で日米欧の特許をもつ鳥越製粉株式会社と共同で開発した商品です。
よりおいしく召し上がっていただけるよう、ブランの配合や製造工程を見直して改良を重ねてきました。2016年に乳酸菌を配合し、2018年には、はちみつの配合を増やしてより自然で食べやすいパンに仕上げました。

ブランとは、小麦粉と比べて糖質が少なく食物繊維を多く含む、穀物の外皮のこと。
生鮮食品への取り組み
土壌のミネラルバランスを整えて栽培された健康な野菜を使用したカット野菜などの生鮮食品が好評です。今後、ミネラルバランスにこだわった土で栽培された野菜の取り扱いを全国のローソンに広げていきます。また、地域の有力農家と共同出資する「ローソンファーム(農場)」も全国に展開中。全国のローソンファーム(農場)の産地リレーで新鮮な野菜を周年調達できる体制を目指しています。

土壌診断に基づく健全な土づくりの技術と作物の健全な生育を維持するための生育コントロール技術を組み合わせ、土壌の栄養バランス(ミネラルバランス)や作物の生育状態に対して適切な栄養を供給する「中嶋農法」に取り組み、安全・安心で高品質な野菜や果物の生産を目指しています。

“健康に配慮した商品”の開発
毎日食べたいサラダや野菜、メーカーと共同開発した糖質をコントロールできるブランパン各種、ナチュラルローソンブランドのチルド飲料や菓子など、独自の商品開発を進めています。
昆布だしで炊いた
鮭とわかめのおにぎり

お米の量を減らし、代わりに大豆たんぱく、もち麦を加え、糖質を約37%カットしています(日本食品標準成分表2020年版「おにぎり(うるち米)」具材なしと比較)。
NL
もち麦のミルクボール 2個入

もち麦粉を入れたもっちりとした生地にミルククリームを注入しました。糖質を低く抑えられるだけでなく、食物繊維も摂ることができます。
NL
ブランパン 2個入

小麦粉に比べて糖質が少なく、食物繊維などの栄養成分を多く含んでいる“ブラン”(穀物の外皮)を使用しています。
NL
グリーンスムージー 200g

ケールや長命草をはじめ12種の野菜118g分(1食分)を使用※し、りんごとレモンで飲みやすく仕上げています。
※1日当たりの摂取量の目標350g以上(厚生労働省「健康日本21」より)
ローソンが考える「セルフメディケーションサポート(=健康管理、疾病予防・治療支援)」には、医薬品の取り扱い、自治体との連携による出前健康診断などがあります。
医薬品の取り扱い
ローソンは高齢化社会に対応するお客さまの利便性と国民医療費の抑制に貢献すべく、医薬品の販売に注力しております。保険調剤においてはかかりつけ薬局の実現を目指し、2003年から調剤薬局併設型店舗の開発に取り組み、2021年5月末時点で52店舗展開しています。また、セルフメディケーション推進の観点から全国各地の調剤薬局・ドラッグストアチェーンとの提携を進め、OTC医薬品(市販薬)を取り扱う店舗の総数は、調剤薬局併設型店舗を含め、2021年5月末時点で252店舗に達しております。
また、コロナ禍に対応し、オンラインでの服薬指導や、処方薬の受け取りの実験なども行っています。OTC医薬品の取り扱いを日本の「Uber Eats」で初めて開始。風邪薬や目薬、胃腸薬などの第2類医薬品と第3類医薬品を約50種類取り扱っています。

コンビニエンスストアとドラッグストアを最適なバランスで組み合わせたモデル店舗(オープン当時の写真)


自治体と協働した出前健診
「マチ」を起点に考える、ローソンならではの取り組みに「出前健診」や「まちかど健康相談」があります。地方自治体と協定を結び、従来は役所や公民館などで実施していた住民向けの健康診断や健康相談を、より身近なコンビニエンスストアでも受診できるようにしたものです。これまでに、兵庫県尼崎市、佐賀県佐賀市、石川県野々市市などで出前健診、長野県松本市や北海道旭川市でまちかど健康相談を開催しました。また、福岡県久留米市では、久留米市関連施設における特定健診の実施にあたり、施設近隣のローソン店舗で告知及び受診申込書の設置を行い、特定健診の受診促進を図りました。

社員の健康への取り組み
ローソンでは、お客さまの健康的な生活を支援する企業として、まずは社内から進めていくことが重要と考え、社員の健康増進に取り組んでいます。
その一環として、2012年10月から社員健康推進施策を強化し、指導基準(受診勧奨領域)に該当した社員には病院での診察を徹底するよう指導しています。
さらに2015年6月からは、ポイントを活用した健康づくり「ローソンヘルスケアポイント」を開始しました。社員が元気に働けるように、健康に対する意識を高め、健康づくりの動機づけを進めるために、会社・労働組合・健康保険組合の3者が協力して展開します。
さらにFC加盟店同士の相互扶助の精神で運営されている「ローソンオーナー福祉会」を通じ、FC加盟店オーナーを対象とした健康診断の受診補助制度や健康サポートメニューを提供しています。

ローソンはみんなと暮らすマチの健康を支え続けます。
ローソンは、マチのみんなの最大の関心事である「健康」を基軸にしたイノベーションを20年以上にわたり続けています。
2001年7月 | 「ナチュラルローソン」1号店オープン |
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2003年12月 | 調剤薬局併設型店舗第1号店開店 |
2005年5月 | 「ローソンストア100」で野菜の取り扱いを開始 |
2010年6月 | 「ローソンファーム千葉」設立 |
2010年8月 | ローソンとクオール株式会社による調剤薬局併設型店舗オープン |
2012年6月 | ブランを使ったパン発売 |
2013年3月 | 大地を守る会と業務提携 |
2013年3月 | 店内調理に使用しているフライオイルをヘルシーオイルに切り替え |
2013年8月 | エーザイ生科研株式会社の株式を取得 |
2013年9月 | 医薬品・日用品強化型CVS(ヘルスケアローソン)1号店オープン |
2013年10月 | 「マチの健康ステーション」宣言 |
2013年10月 | 兵庫県尼崎市と「健康づくり協定」を締結、出前健診を実施 |
2013年11月 | 「ミネラル栽培友の会」認定カット野菜の販売開始 |
2014年3月 | 長野県松本市との「健康づくり協定」による“まちかど健康相談”を実施 |
2014年5月 | 従来の「ブランパン」の生地に米ブラン(米のふすま)を配合した新しい「ブランパン」を発売 |
2014年7月 | 佐賀県佐賀市と「健康づくり協定」を締結、8月に特定健診を実施 |
2015年3月 | 福岡県久留米市と「健康づくり協定」を締結。市内3店舗で特定健診の受診予約を受付 |
2015年4月 | 介護相談窓口を備えたケア拠点併設型店舗1号店開店 |
2016年1月 | 京都府、京都府市長会、京都府町村会と「健康づくり協定」を締結 |
2017年1月 | 株式会社ミズと連携し、佐賀県みやき町と「町民の健康増進に向けた連携協定」を締結 |
2017年9月 | 京都府等と締結した協定に基づき、福知山市でがん検診を実施 |
2017年11月 | 従来の「ブランパン」の生地にたんぱく質を配合するなど、原材料と製法を工夫し、さらにしっとり・ふんわりとした食感を実現した「ブランパン」を発売 |
2019年8月 | 北海道 まちかど健康相談を開催 |
2019年10月 | “食物繊維”を手軽に楽しめる、糖質を抑えた“雑穀”メニューとして「大麦パンシリーズ」を発売 |
2020年11月 | 大麦パンを改良し、もち麦ぱんシリーズとしてリニューアル |
2021年6月 | 「好きなものを食べながら、健康でいよう」キャンペーン実施 |