マチの安全・安心の支援
全国47都道府県に広がる店舗網を活かし、皆さまの日常生活に不可欠なサービスを提供するとともに、さまざまなお客さまに安心してご利用いただけるような店舗づくりを進めています。
セーフティステーション活動への参加
防犯・防災対策、安全対策、青少年の健全育成など、近年、コンビニエンスストアに対し、さまざまな社会的要請が寄せられています。
これらの要請に応えるため、ローソングループは一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の「セーフティステーション活動(SS活動)」に積極的に参加し、安全・安心なまちづくりへの協力や青少年環境の健全化への取り組み等を推進しています。また、強盗や特殊詐欺防止の対策や、女性・子どもの駆け込み、高齢者の保護などへの対応も行っています。
2023年の対応状況※
女性の駆け込み | 1,054店舗 | 1,587回以上 |
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子どもの駆け込み | 603店舗 | 828回以上 |
高齢者保護 | 2,441店舗 | 4,466回以上 |
特殊詐欺(振り込め詐欺等)の抑止 | 4,267店舗 | 6,513回以上 |
深夜時間の青少年帰宅促し | 5,622店舗 | - |
数値は2023年度SSアンケートリポートより抜粋
SS活動の事例
特殊詐欺の防止
お客さまが10万円分のギフトカードの購入を申し出られた。高額のため、従業員が理由を尋ねたところ「パソコンの画面にギフトカード10万円分のコード番号を入力するように指示された」とのことだった。従業員が不審に思ったため、お客さまにギフトカードを購入する前に警察に相談するようにすすめ、お客さまは最寄りの交番に相談された。その結果、詐欺だと判明し、被害を未然に防ぐことができた。
子どもの見守り活動
21時半頃、少女が1人で入店。様子を見ていた従業員は、勤務前に確認していた大阪府警のSNS(行方不明情報)に掲載されていた少女に似ていると判断し、店内にて声をかけて本人であったため保護をした。22時頃に出勤した店長が、対応した従業員から報告を受け警察に通報。その後、警察が行方不明の少女本人だと確認し、無事に引き渡すことができた。
お客さまの救護活動
近隣に住んでいるご高齢のお客さまが自宅で転倒し、頭から流血するほどの大怪我をされた。お客さまの家族が不在で助けを求めて来店されたため、オーナーがすぐに救急車を呼び、お客さまは病院に運ばれ、緊急事態に対する適切な対応を行った。
店頭・店内における防犯の取り組み
店内アナウンスで青少年育成条例に基づいた深夜外出自粛のお願いや飲酒運転禁止の呼びかけなどを行っています。
また、全店に防犯カメラを設置することで犯罪発生の抑止効果を高め、万一の事件発生時には、犯人検挙などの捜査に協力しています。店内でもカウンター付近を中心にさまざまな防犯設備を設置し、お客さまや従業員の身の安全を守る体制を整えています。
店舗の防犯対策
店舗では身の安全を最優先に行動し、明るく元気な声であいさつをするなど、防犯を常に意識して行動するように、教育を行っています。本部として次のような対策に取り組むほか、各警察及び一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会に働きかけ、コンビニエンスストア業界全体として防犯対策に取り組んでいます。
防犯対策の取り組み事項
- 防犯カメラの設置推進
全店に防犯カメラを設置することで、犯罪発生の抑止効果を高め、万一の事件発生時には、犯人検挙などの捜査に協力しています。 - クルー教育のための環境整備
POSレジやストアコンピュータに防犯に関する注意喚起を配信するほか、クルーの教育に活用できる防犯対策映像を店舗へ配信。教育ツールとして、マニュアルやガイドブックなどを整備しています。 - 巡回時の防犯体制強化のサポート
通常の店舗巡回のほか、防犯・深夜巡回で防犯体制のサポートも行い、FC加盟店の意識向上につなげています。 - 防犯訓練の実施
警察署の指導のもと、強盗犯に遭遇した際の対処方法を学んだり、カラーボール投てき訓練を行ったりしています。近年は特殊詐欺防止訓練も行っています。
レジ画面やLoppi画面での告知
お客さまの目に触れる機会の多いPOSレジのお客さま用画面やLoppi画面で、特殊詐欺に関する注意喚起や20歳未満のお客さまへの酒類・たばこ販売禁止の告知、万引き抑止の呼びかけなどを行っています。
レジ画面やLoppi画面に表示される内容
喫煙マナー向上への取り組み
ローソンでは、店頭灰皿の設置基準を定めています。路上喫煙禁止条例で定められた地域では灰皿を撤去し、それ以外の地域では入り口より離れた場所へ設置しています。
灰皿には、日本たばこ産業株式会社と協力してマナーステッカーを貼付し、喫煙される方にマナーの大切さをアピールしています。