夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)
一般財団法人全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)が運営しています。
ローソングループは、次世代を担う子どもたちに「夢」に向かってほしいという願いを込めて「夢を応援基金」を創設し、店頭募金などを活用した奨学金やサポートプログラムを通じて支援しています。
2017年7月1日に「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」を創設し、ひとり親家庭などのお子さんを支援しています。
近年、子どもの貧困が大きな社会的問題となっており、とくにひとり親家庭のお子さんが「学業を続けたい!」「進学したい!」との希望をもちながら、経済的な問題により学びを断念することが増加しています。そこで、子どもたちが経済的な問題で夢をあきらめなくて済むよう、奨学金の給付を実施しています。
ローソングループはお客さまとともに、奨学金の支給をはじめ、さまざまな活動を通じ、夢に向かう子どもたちを支援してまいります。


<ひとり親家庭支援奨学金制度概要>
- 対象学年:
中学校3年生、高等学校・高等専門学校・通信制高校・専門学校(1~3年生)など※に在籍する生徒
※高校卒業資格が得られる学校であること
- 対象人数:
- 全国400名
- 給付額:
- 月額30,000円(返還不要、他の奨学金との併用可)
- 対象者:
-
- ひとり親世帯(母子家庭など)であり、就学に関して経済的に困難な生徒
- 夢を実現するための意欲があり、社会への積極的な姿勢のある品行方正な生徒
- 全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)加盟団体(居住地域の加盟団体)の会員、及び入会を希望する方(非会員)の子ども(生徒)
- 運営主体(寄付先):
- 一般財団法人 全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)
- 選考手順:
- 学識経験者、全母子協の役員、ローソンの役職員などで構成する選考委員会にて決定
- その他:
- 奨学金支給のほか、学習支援や体験型プログラムなど、さまざまな活動を通じて子どもたちをサポートいたします。

「ひとり親家庭支援奨学金制度」で、高校進学を実現!
たくさんの喜びの声が届いています
一般財団法人 全国母子寡婦福祉団体協議会
理事長 藤田 君子さん

ひとり親家庭は経済的な問題を抱えている場合が多くあります。また、母子家庭においては母親が仕事を掛けもちしているため、子どもと一緒に過ごす時間が少ないケースも多く見受けられます。全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)と地域の母子福祉団体では、家族や仲間とのコミュニケーションの機会を増やすことを目的にイベントの開催や母子家庭などのさまざまな相談やアドバイス、さらには就学や就労に関する支援などを行っています。
私たちにとって、家庭の経済的な問題のため高校進学を断念したり、中途退学を余儀なくされたりする子どもたちを支援する奨学金制度の実現は長年の夢でした。ローソングループが私たちとともにひとり親家庭のための奨学金制度に取り組んでくださることは心強く、また感謝いたしております。現在、「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」の実現のおかげで毎年400人の子どもたちがそれぞれの夢をもち、かなえようと進学し、勉学やスポーツに励んでいます。
日本中の方々の善意が子どもたちの未来を支えてくださっていることを実感し、私たち全母子協や母子福祉団体は、感謝の気持ちでいっぱいです。奨学生や保護者の方々からたくさんのお礼の言葉をいただき、「教師という夢のために使わせていただきます」「大学進学を目指しているため塾の費用に使います」「好きな野球・サッカーを続けられます」など、この奨学金制度が子どもたちとその家族の未来に大きな夢を与えてくれています。ひとり親家庭を支えていくためにも「ひとり親家庭支援奨学金制度」を続けていけるよう、ローソングループとともに、私たち全母子協と母子福祉団体もがんばっていきたいと思っています。

選考委員会の様子

奨学生と親御さんからのお礼の手紙