ニュースリリース

「からあげクン®」が宇宙に「スペースからあげクン」正式に“宇宙日本食認証”

2020年6月10日

株式会社ローソン(本社:東京都品川区、以下「ローソン」)が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)様や製造メーカー様と協力し開発した宇宙日本食「スペースからあげクン」は、1.5年までの保存性試験や衛生性等様々な審査を経て、2020年6月8日に「宇宙日本食」(※1)として認証されました。コンビニエンスストアのオリジナル商品が「宇宙日本食」として認証されるのは今回が初めてです。この後、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する日本人宇宙飛行士に食べていただく予定です。※1:「宇宙日本食」は、食品メーカーが提案した食品をJAXAが制定している宇宙日本食認証基準と照らし、宇宙食としての基準を満足している場合に宇宙日本食として認証するもので、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在を予定している日本の宇宙飛行士に、日本食の味を楽しんでもらい、長期滞在の際の精神的なストレスを和らげ、ひいては仕事の効率の維持・向上につながることを目的としたものです。

この取り組みは、宇宙飛行士の皆様からの“宇宙でもお肉が食べたい”という声を受け始まったものです。2017年2月より、ISSに滞在する宇宙飛行士に提供する宇宙日本食として、フリーズドライ化した「スペースからあげクン」の開発に取り組んでまいりました。2019年10月に11ヵ月の保存性試験に合格し、JAXAが宇宙日本食認証基準の特例に定める野口飛行士向け「Pre(プレ)宇宙日本食」としての認証を受けました。その後、1.5年までの保存性試験を継続・完了し、このたび「宇宙日本食」認証を受けました。


宇宙日本食認証書(左)、

「スペースからあげクン」本体(中)とパッケージイメージ(右)


ローソンは、2017年にローソン社内に宇宙プロジェクトを立ち上げ、宇宙日本食「スペースからあげクン」の開発をはじめ、JAXAと連携した宇宙飛行士との交信イベントや、宇宙に関連したからあげクンやスイーツを販売するなど、お客様に宇宙に興味を持っていただけるような取組みを進めてまいりました。


【「スペースからあげクン」への歩み】

2017年2月

ローソン社内に宇宙プロジェクト発足

2017年3月

初めて筑波宇宙センターを訪問。宇宙日本食担当の方から説明を受ける

2017年4~8月

フリーズドライ品の商品設計検討を開始

2017年9月

開発商品についてJAXAとの意見交換実施。フリーズドライにすることを決定

2018年8月

「スペースからあげクン」が一次審査を通過

2019年10月

「Pre(プレ)宇宙日本食認証」を受ける

2020年6月

「宇宙日本食認証」を受ける


【「からあげクン®」について】

「からあげクン®」は1986年4月に“指でつまんで歩きながら食べられる”ホットスナックとして誕生しました。レギュラー、レッド、北海道チーズ、レモンの定番商品に加え、ご当地食材を使用した地域限定の味や専門店に監修いただいた商品など、これまでに合計281種類を発売、シリーズ累計33億食以上を販売しています(2020 年5月末時点)。2014年以降は国産若鶏のむね肉100%使用に変更、2018年からは、「からあげクン®」に使用しているからあげ粉を、国産小麦粉100%使用(※2)にするなど、「安心・安全」に向けた取り組みを強化しています。

※2:小麦粉製造時に同一ラインで外国産小麦を使用しています。