書店併設店舗「LAWSON マチの本屋さん」が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞
2025年10月15日
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下「ローソン」)は、 10月15日(水)に、書店併設店舗「LAWSON マチの本屋さん」で、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。
書籍のオンライン販売や電子書籍の普及が進んだ2000年代以降、書店の数は減少傾向にあり、書店が少ない、または存在しない地域が増えています。2024年8月末時点で「一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)」が行った調査によると、全国の自治体のうち書店が一軒もない「無書店自治体」は27.9%、1店舗以下しかない自治体は47.7%に上りました。
ローソンは、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」というグループ理念のもと、誰もが気軽に本に触れることができるよう、株式会社トーハンと連携し、「LAWSON マチの本屋さん」を 展開しています。「LAWSON マチの本屋さん」では、弁当・おにぎり・デザート・ベーカリー・飲料など、通常のコンビニエンスストアの品揃えに加え、約7,000タイトルの本・雑誌を取り扱っています。この度、「LAWSON マチの本屋さん」が、本に“出会う”喜びや、本の陳列・空間デザインの工夫による「本を見つける楽しさ」といった体験の提供を通じて、文化インフラを多面的に支える取り組みとして評価され、「2025年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
<「LAWSON マチの本屋さん」店舗外観イメージ> |
<「LAWSON マチの本屋さん」売場イメージ> |
ローソンは2014年に、書店併設店舗の出店を開始しました。2021年6月に、「LAWSONマチの本屋さん」1号店を埼玉県狭山市にオープンし、「LAWSONマチの本屋さん」を含めた書店併設店舗は現在31店舗となります。これまでにオープンした「LAWSONマチの本屋さん」では、雑誌を含む書籍カテゴリーの合計売上高が全国のローソン平均と比較して約20倍になる店舗もあるなど、お客様にご好評いただいています。
ローソンは今後も、地域のお客様の利便性向上に向けて、「LAWSONマチの本屋さん」を含む書店併設店舗の拡大を目指してまいります。
■公益財団法人日本デザイン振興会「グッドデザイン賞」審査委員の受賞に関するコメント
全国的に物理的な書店が減少するなか、本プロジェクトは各地の文化インフラを多面的に支える取り組みとして高く評価できる。本に“出会う”喜びを提供する場として、陳列や空間デザインに工夫が凝らされ、「本を見つける楽しさ」という体験そのものを重視している点も特徴的。今後、自治体において地域自らが書店運営へと発展していく可能性を後押しする枠組みにもなり得るのではないかと感じる。コンビニがビジネスと社会貢献を両立する場となる次のステップに、将来的には地域における文化拠点の再興や創出を促すエコシステムの起点となることを期待したい。
■ご参考:グッドデザイン賞について
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
https://www.g-mark.org/