店内厨房を活用した有事の際の商品供給に
ローソンで始める“コンビニローリングストック”も提案原料は米と水だけ 「災害時専用おにぎり」の作成訓練を実施
2025年8月26日
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下「ローソン」)は、9月1日の“防災の日”を前に、有事の際にもお客様に食品をご提供できるよう店内の厨房を活用した災害時専用メニューのおにぎりの作成訓練を、2025年8月26日(火)に、「ローソン久が原一丁目店」で実施します。本商品は、店内調理“まちかど厨房”のおにぎりと異なり、海苔や具材は使用せず、塩などの味付けもしない、お米だけのシンプルなおにぎりです。まちかど厨房のおにぎりは厨房にて専用の製造器で作成しており、現在約2,300店で販売しています。今回試験導入する災害時専用メニューのおにぎりは、まちかど厨房導入店全店(全国約9,600店)で作成できる仕様となっています。
有事の際は、おにぎりや弁当などの製造工場の被災や、道路寸断など様々な要因で店舗へ商品が配送できなくなる場合があります。ローソンは2011年の東日本大震災時、店舗への商品供給が滞る中、店内厨房を活用し商品提供を続けることで、地域のお客様から多くの感謝の声をいただきました。この事をきっかけに、その後厨房設備を活用した災害時の取組について検討を進めてきました。この度、オペレーションや衛生面など様々な課題が解決されたため災害時専用メニューの全店導入に向け、作成訓練を実施いたします。まずは「ローソン久が原一丁目店」で実施し、店舗オペレーションやお客様のご意見などを検証し、全国の厨房導入店での展開を目指してまいります。
また、災害時の備えとして、“ローリングストック(※1)”の意識が高まっており、インターネット調査によるとローリングストック実践率は約6割(※2)となっています。一方で、実践できていない方の意見として「必要だと思っているが準備が大変そうだ」「どういう食材を揃えれば良いかわからない」など準備に手間や不安に感じている方もいらっしゃいます(※3)。
今回、通常ローソンで販売している商品を対象に、身近なコンビニでも始められる1人分の“ローリングストック”として、ローソン店舗で手軽にご購入いただける、災害時に役立つ商品を選定し、公式HPなどでご提案する取組も合わせて実施いたします。
※1:賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている
状態を保つための方法(出典:農林水産省)
※2:株式会社ロイヤリティ マーケティング「Pontaリサーチ」調べ(2024)
※3:株式会社プラネット「防災対策に関する意識調査(2024)」
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ローソンは今後も、平常時にも災害発生時にも「マチのほっとステーション」としての機能を果たし、地域の皆さんをサポートする取組を実施してまいります。