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代表取締役 社長
玉塚 元一

本日、2016年2月期第3四半期決算を発表しました。主な連結業績数値(3-11月期)は下記の通りです。

営業利益 620億円
(前期比103.8%)
経常利益 606億円
(前期比101.6%)
四半期純利益 314億円
(前期比95.5%)

業績詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

2016年2月期第3四半期も、当社の企業理念である「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の具現化を目指し、事業活動を展開してまいりました。

少子高齢化や女性の社会進出など、マチ(地域)の変化への対応や、カウンター・ファストフードやヘルスケアなどの領域におけるローソンらしさの追求に加えて、当期は、特に、「売場」「商品」「FC加盟店オーナーとの関係」といったコンビニエンスストアビジネスの土台を強化する1年と位置付けています。

そのなかで、当四半期では、6月に続いて10月にも、創業40周年記念として限定商品を発売したほか、スピードくじキャンペーンを実施しました。また、素材・製法・味にこだわり、商品づくりを一から見直す「本気で、おいしいプロジェクト」を立ち上げ、商品力の強化にも取り組みました。これらに加えて、集客力強化のためのセールやキャンペーンを実施したこともあり、当第3四半期9か月累計の国内ローソン事業については、総荒利益率こそ、ほぼ前年同期並みに留まりましたが、客数の回復を受けて、既存店売上高は前年同期比1.6%のプラスとなりました。

これらの施策の結果に加えて、成城石井やユナイテッド・シネマといった新規連結子会社などの貢献もあり、当第3四半期9か月累計の連結営業利益は620億円と、前年同期を22億円上回り3.8%の増益となりました。 なお、同期間の連結当期純利益は、法定実効税率の引き下げによる繰延税金資産の取り崩しや特別損失の増加などにより、314億円と前年同期を14億円下回り、4.5%の減益でした。

2016年2月期第3四半期の主な取り組み事項は以下の通りです。

  • 店舗が中食カテゴリーなどの商品を発注するための新しい仕組みとなる「セミオート発注システム」は6月以降、順次導入を進めた結果、11月末にはほぼ全店への展開を完了しました。さらに、FC加盟店の廃棄ロスや電気代の一部を本部が負担する新FC契約を既存店にも前倒しで導入することや、FC加盟店への店舗指導強化などの業務改革を実行するなど、お客さまの潜在ニーズを喚起でき、かつ欲しいものが常にある売場の実現に努めました。
  • 主力カテゴリーにおいては、「本気で、おいしいプロジェクト」として、6月に「新潟コシヒカリ 紅鮭弁当」をその第1弾商品として発売して以降、毎月継続して新商品を発売いたしました。また、「おにぎり100円セール」や「揚げ物・惣菜10%引きセール」など、集客につながる商品開発や施策を上期から下期にかけて継続的に実施しました。
  • 健康への取組みとして、ナチュラルローソンブランドの「グリーンスムージー」や「本気で、おいしいプロジェクト」の「蒸し鶏のボウルサラダ」などを発売しました。特に、グリーンスムージーは11月末日までの累計販売数が1,300万本に達しており、多くのお客さまからのご支持をいただいております。これからも引き続き、「マチの健康ステーション」として、お客さまの健康をサポートしてまいります。

依然としてコンビニエンスストア業界内での出店競争が続いておりますが、引き続き経営戦略の軸をぶらすことなく、これまでと同様に、「売場力」「商品力」「加盟店支援」の強化に取り組みます。さらに、成城石井事業、エンタテイメント事業、ホームコンビニエンス事業、海外事業の推進を図り、中長期的に持続可能な成長の礎を築きながら、2015年度の連結営業利益計画の達成を目指してまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き当社の経営戦略にご理解とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年1月13日

代表取締役 社長

玉塚 元一

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