上海ローソンの経営権移譲
2011年10月21日
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:新浪剛史)は、2011年9月27日に、百聯集団有限公司(以下「百聯集団」)より上海華聯羅森有限公司(以下「上海ローソン」)の株式36%を取得いたしました。これにより上海ローソンは、ローソン85%、百聯集団15%の合弁会社となりました。今回の持分異動に伴い、株式会社ローソン代表取締役社長 CEO の新浪剛史が上海ローソンの董事長となり、理事執行役員の松浦学が総経理となりました。
今回の上海ローソンの経営権移譲は、ローソンとして中国事業を強化・拡大する上で、グループ内リテール部門の再編を進めている百聯集団との合意に至り、より商品開発力、接客・クリンリネスレベルの高い日本式のコンビニエンスストア展開を加速するために行ったものです。ローソンは、1996年に外資系コンビニエンストア企業としては初めて中国に進出し、上海市にローソン70%、中国華聯(集団)有限公司(以下「華聯集団」)30%の合弁企業である上海ローソンを設立しました。2003年、好立地物件の獲得、従業員のモチベーション向上を目指し、持分比率をローソン49%、百聯集団有限公司(以下「百聯集団」)※51%とし、上海ローソンを準国内コンビニエンスストア企業としました。今回、中国(上海)の経済環境が変化したのをうけ、日本式コンビニエンスストアの店舗拡大を目指し、持分異動を実施し経営権移譲を行いました。
上海ローソンは、今後中国における経済の中心地である上海における店舗水準を高め、店舗数の拡大を行い、2015年には1,500店体制を予定しております。
※: 国策による小売業の再編に伴い、華聯集団が百聯集団に吸収されたことに伴う株主の変更
<上海ローソンの歩み> | |
1995年 | 上海市より招聘を受ける |
1996年2月 | 合弁会社「上海華聯羅森有限公司」設立。 |
持分比率ローソン70%、華聯集団30%に | |
1996年7月 | 中国初のコンビニエンスストアとして上海古北地区にローソン1号店開店 |
2003年1月 | 上海市内100店舗達成 |
2003年4月 | 持分比率がローソン49%、百聯集団※51%に |
2004年度 | 上海華聯羅森有限公司・単年度黒字達成 |
2008年12月 | 上海市内300店舗達成 |
2011年9月 | 持分比率がローソン85%、百聯集団※15%に |
(2011年9月末現在 上海市内 FC店舗:239、直営店舗:64 計303店舗) |
<上海ローソンについて> | ||
商号 | : | 上海華聯羅森有限公司(しゃんはい・かれん・ろーそん・ゆうげんこんす) |
設立年月 | : | 1996年2月25日 |
本社所在地 | : | 上海市盧灣區淮海中路651號貝中大厦5楼 |
資本金 | : | 2,000万USドル |
株主 | : | 【持分譲渡前】ローソン 49%、百聯集団有限公司 51% |
【持分譲渡後】ローソン 85%、百聯集団有限公司 15% | ||
代表者及び役員 | : | 董事長 新浪 剛史、副董事長 王 志剛(百聯集団) |
董事 三宅 示修、華 国平(百聯集団)、松浦 学、田中 秀治 | ||
総経理 松浦 学 | ||
決算月 | : | 12月 |
<業績への影響>
本持分譲渡に伴う、今期業績に与える影響は軽微でありますが、中長期的な観点においては、業績向上に資するものであります。