2010年6月 9日

　株式会社ローソン（代表取締役社長CEO 新浪剛史）は、2010年6月9日（水）よりローソン松山東石井六丁目店（愛媛県松山市）に、自然エネルギーを活用した創エネ店舗のシステムを稼動いたします。

今回ローソンとして初めて店舗に導入する「リチウムイオン電池」は、「太陽光発電」で発電した電力を蓄電する事ができる創エネ設備です。発電した電力を店内のＬＥＤ照明、ＰＯＳレジ等に使用し、同時にリチウムイオン電池に蓄電して、効率よく電力を使用いたします。また、地震などの緊急災害時には「災害対応店舗」として、リチウムイオン電池で蓄電した電力を非常用電源として利用することができます。さらに、将来的には電気自動車の充電施設への活用も可能です。

「環境配慮」をテーマとしたこの店舗では、省エネ設備の「ＬＥＤ照明」「人工知能」「要冷空調一体型システム」に加えて、創エネ設備である「太陽光発電」「リチウムイオン電池」を設置し、CO2削減に取組んでいます。

 

ローソンは2008年10月に広島県呉市にオープンした環境対策集約店にて、創エネ設備の「太陽光発電」「風力発電」や省エネ設備である「ＬＥＤ照明」「光ファイバー」「新建材」「スケルトン天井」「雨水循環システム」「トイレ無水型便器」「外断熱材」「要冷空調一体型システム」などを導入し、実験やデータの検証を行ってきました。これらの検証で新店に店舗毎の事情にあわせCO2削減施策を導入しています。今回のリチウムイオン電池についても、今年度約10店舗への導入を計画し、データを検証してまいります。

 

【店舗概要】

店名	松山東石井六丁目店
住所	愛媛県松山市東石井6-16-33
システム稼働日	2010年6月9日（水）
営業時間	24時間
コンセプト	次世代の環境配慮をテーマとした創エネ店舗

 

【店舗設備】

 

 

【参考資料】

ローソンの省エネ（電気使用量削減）に関する取り組み

時期	内容
１９９８年５月	環境総合対策実験1号店オープン、勝島一丁目店にて太陽光発電設置
２０００年２月	環境総合対策実験2号店オープン、沼田インター店にて太陽光発電設置
２００８年３月	ＣＯ2削減自主行動目標設定 目標：1店舗あたり電気使用によるＣＯ2排出量を2012年度に2006年度比10％削減
２００８年４月	ＣＯ2オフセット運動スタート
２００８年４月	市民ファンドとの取り組みで長野県内2店舗に太陽光発電設置
２００８年６月	東京大学との産学共同研究による省エネを目的とする人口知能を導入・検証開始
２００８年１０月	環境対策集約店、呉広公園店オープン
２００８年１１月	東京大学との共同事業で、国内クレジット制度に参画 排出量取引の国内統合市場の試行に参加
２００９年１月	電気自動車の実用化実験スタート
２００９年６月	新店舗にＬＥＤ採用（店内照明・ラインサイン）
２００９年７月	人工知能設置店舗8店舗に拡大（北海道、東京、神奈川、長野、富山、大阪、愛媛、大分）
２００９年８月	電気自動車納入開始（年度内40台） ＊東京、神奈川、千葉、新潟、愛知、京都、大阪、兵庫 電気自動車充電設備（急速充電設備＝東京1台、倍速充電設備＝横浜2台）
２０１０年３月	西中島南方店、枚方南中振二丁目店の2店舗にて、太陽光発電による電気自動車充電設備設置
２０１０年３月末	ＬＥＤ照明器具の設置店舗数505店に拡大
２０１０年５月	郡山西ノ内二丁目店にて太陽光発電稼動