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代表取締役 会長CEO
玉塚 元一

本日、2017年2月期第1四半期決算を発表しました。主な連結業績数値は下記の通りです。

営業利益 174億円
(前期比91.2%)
経常利益 166億円
(前期比87.1%)
四半期純利益 88億円
(前期比114.3%)

業績詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

2017年2月期第1四半期も、当社の企業理念である「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の具現化を目指し、事業活動を展開してまいりました。

高齢化や核家族化など、マチ(地域)が変わっている一方、業界再編の動きも起きており、当社にとってこの3年間は重要な節目になると考え、今年度を初年度とする「1000日全員実行プロジェクト」を開始しました。このプロジェクトによって、小商圏型製造小売業としてのビジネスモデルを進化させ、従来にない高度な店舗生産性を実現し、お客さまの生活全般のニーズを満たすことができる、「ローソン型次世代コンビニエンスストアモデル」の構築を目指してまいります。

そのなかで、当四半期には、お客さまに日常使いのお店としてご来店いただけるように、ローソン全店を挙げて、品揃え強化の取り組みを開始し、これに伴う先行投資として、冷凍・冷蔵ケースなど什器への投資や、広告宣伝費など経費の積極投入を実施しました。国内ローソン事業の既存店売上高は、前年反動などによるチケット販売の減少や、たばこの売上減などが影響し、前年同期比99.0%となりました。一方、総荒利益率は31.3%と前年より0.1%ポイント上昇しました。

これらの結果、当四半期の単体営業利益は137億円(前年同期比16億円減少)、連結営業利益も174億円(同16億円減少)と前年を下回りました。一方、前期末に減損損失の計上基準を精緻化したため、第1四半期に計上される減損損失が前年同期と比べて大幅に減少したことなどから特別損失が減少し、当四半期の連結四半期純利益につきましては、前年を11億円上回る88億円となりました。

2017年2月期第1四半期決算の主な取り組み事項は以下の通りです。

  • 惣菜や冷凍食品、調味料などの品揃えを強化するために、要冷機器や冷凍平台ケース、棚段数の増設などといった、商品陳列スペース拡大のための既存店舗改装を積極的に進めました。また、プライベートブランド「ローソンセレクト」商品を拡充し、同ブランドの冷蔵・冷凍食品各種やカウンターケース内の一部商品が10%引きになる、「ローソン得市!」を毎月開催することで、品揃えを強化したカテゴリーの認知度の向上に努めました。
  • カウンターで販売している「からあげクン」は、発売開始から30年を迎え、それを記念した「でからあげクン 夢のミックス味」を発売し、多くのお客さまにご支持をいただきました。また、「鶏から レモン」や「ポテトコロッケ」を発売するなど、店内で調理する商品においても、お客さまの生活全般のニーズを満たす取り組みを強化しました。
  • 「マチの健康ステーション」として、お客さまの健康に配慮した商品の販売にも注力いたしました。特に、1食分の野菜を手軽に摂取できる、ナチュラルローソンブランドの「グリーンスムージー」は、女性や健康志向の強いお客さま層を中心に多くのご支持を頂いており、発売から1年たった現在でも販売数は好調に推移しております。また、調剤薬局、ドラッグストアチェーンとの提携により、一般用医薬品や化粧品、日用品などを取り揃え、通常のローソンよりも品揃えを拡大したヘルスケア強化型店舗も継続して展開しており、これらの取り組みを通じて、引き続き、お客さまの健康をサポートしてまいります。

第2四半期につきましても、「1000日全員実行プロジェクト」を継続し、第1四半期に引き続き「マチの暮らしにとって、なくてはならない存在」を目指してまいります。さらに、ホームコンビニエンス事業や海外事業などにおいても、中長期的に持続可能な成長の礎を築きつつ、通期連結営業利益では、前年を34億円上回る、760億円の計画達成を目指してまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き当社の経営戦略にご理解とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年7月11日

代表取締役 会長CEO

玉塚 元一

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