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社長メッセージ

代表取締役 社長
玉塚 元一

本日、2016年2月期第1四半期決算を発表しました。主な連結業績数値は下記の通りです。

営業利益 191億円
(前期比113.7%)
経常利益 191億円
(前期比116.0%)
四半期純利益 77億円
(前期比84.8%)

業績詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

2016年2月期第1四半期も、当社の企業理念である「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の具現化を目指し、事業活動を展開してまいりました。

少子高齢化や女性の社会進出などのマチ(地域)の変化への対応や、カウンター・ファストフードなどローソンらしさの追求に加えて、当期は、特に、「売場」「商品」「FC加盟店オーナーとの関係」といったコンビニエンスストアビジネスの土台を強化する1年と位置付けています。

そのなかで、当四半期では、基本商品である米飯類の商品力強化や、カフェラテの価格見直しなどMACHI café の再強化、ローソンセレクトなどのパッケージの刷新などを実施しました。さらに、集客力強化のためのセールやキャンペーンを行った結果、総荒利益率は前年を0.1%ポイント下回ったものの、当四半期の国内ローソン事業の既存店売上高は、前年同期比0.4%のプラスとなりました。

これらの施策の結果に加えて、成城石井やユナイテッド・シネマの新規連結子会社などの貢献もあり当四半期の連結営業利益は191億円と、前年を23億円上回り13.7%の増益となりました。 また、当四半期の連結四半期純利益は、特別損失の増加などにより、77億円と前年を13億円下回り、15.2%の減益でした。

2016年2月期第1四半期決算の主な取り組み事項は以下の通りです。

  • 廃棄代や電気代の一部を本部が負担する新FC契約店舗については5月末時点で約5,300店まで拡大しました。今年度に限り再契約前の既存店舗にも前倒しで新FC契約の適用を始めたことから、前期末以降の3ヶ月間で約2,000店舗増加しました。FC加盟店への店舗指導強化や商品の発注方法変更などといった、売場力の業務改革を開始することと合わせて、お客さまの潜在ニーズを喚起でき、かつ欲しいものが常にある売場の実現に努めました。
  • 主食カテゴリーにおいては、当社の強みである原材料調達力を生かした「大きな紅鮭弁当」や「厚切りロースかつ&ひれかつ弁当」などを発売しました。また、売場全体がお客さまに分かりやすく伝わるように、主食系の商品を中心に容器や包材を変更するとともに、6年ぶりに「おにぎり100円セール」を実施するなど、主力カテゴリーを中心に集客につながる商品開発や施策を実施しました。
  • 対面販売を行うことで接客面での差別化を図っている「MACHI café(マチカフェ)」の豆を、環境・社会・経済面など厳格な基準で管理されるレインフォレスト・アライアンス認証を受けた農園で栽培されたコーヒー豆100%使用とし、品質の向上と環境・社会貢献を同時に実現いたしました。さらにエスプレッソ抽出と生乳ミルクに拘った「カフェラテ」は、お求めやすい新価格に変更した結果、販売実績を大きく伸ばしております。4月には「MACHI café」との買い合わせが期待できる「ドーナツ」のカウンターでの販売を開始し、8月末日までに約8千店舗で展開する予定です。

第2四半期につきましても、経営戦略の軸をぶらすことなく、第1四半期に引き続き「売場力」「商品力」「加盟店支援の強化」に取り組みます。さらに、成城石井事業、エンタテイメント事業、ホームコンビニエンス事業、海外事業の推進を図り、中長期的に持続可能な成長の礎を築きながら、2015年度の連結営業利益計画の達成を目指してまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き当社の経営戦略にご理解とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年7月7日

代表取締役 社長

玉塚 元一

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