IR(株主・投資家情報)

社長メッセージ

代表取締役 社長
玉塚 元一

本日、2015年2月期第1四半期決算を発表しました。主な連結業績数値は下記の通りです。

営業利益 168億円
(前期比117.6%)
経常利益 165億円
(前期比114.5%)
四半期純利益 90億円
(前期比126.5%)

業績詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

2015年2月期第1四半期は、2013年度に引き続き、当社の企業理念である「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の具現化に努めました。当期は、他社のセルフ販売とは異なり、対面販売を行うことで接客面での差別化を図っている淹れたてコーヒーMACHI caféや、良質な原材料を使用し、食品添加物を使用しないデザート・ベーカリーのピュアシリーズなどを通じて、お客さま層の拡大を推進するとともに、マチ(地域)のお客さまのニーズに合った品揃えに努めました。その結果、4月の消費税増税による一時的な売上の変動はあったものの、当四半期の国内ローソン事業の既存店売上高は、前年同期比0.7%のプラスとなりました。また、ピュアシリーズや国産原材料にこだわった「郷土(ふるさと)のうまい!」シリーズなど、付加価値の高い商品の開発強化や、荒利益率の高いファストフード惣菜などの商品を開発・拡大したことにより、総荒利益率は前年同期に比べて0.5%ポイント増加しました。

これらの施策の結果として、当四半期の連結営業利益は168億円と、前年を25億円上回り17.6%の増益となりました。また、当四半期の連結四半期純利益は、90億円と前年を19億円上回り、26.5%の大幅な増益を達成しました。

■2015年2月期第1四半期決算の主な取り組み事項は以下の通りです。

  • 女性・シニアといった新たなお客さまの支持を高めること、および加盟店の収益向上のため、MACHI caféをご提供できる店舗をさらに増やし、2014年5月末の導入店舗数は8,760店(2014年2月末時点では7,776店)となりました。また、からあげクンの新しいフレーバーなどの販売が好調で荒利益率の向上に繋がりました。
  • Pontaカード発行枚数は引き続き順調に増加し、会員売上比率も50%を超えています。Pontaカード会員の購入データを分析し、引き続きマチのお客さまの嗜好や年齢、性別に合わせた商品を開発していくことに加え、個店別のPonta会員データを分析したレポートの活用を進めてまいります。こうした取組みを通じて、1店1店のお客さまのニーズに合った品揃えと集客に努めております。
  • 健康志向の高まりから、エネルギー200kcal以下または糖質10g以下、塩分0.5g以下に抑えたオリジナル健康菓子を発売し、ヒットしました。小麦ブランを使ったクッキーやスナック、乳酸菌を加えたマシュマロやクラッカー、こんにゃくを使ったチップスなど、それぞれ得意な技術を持つメーカーと協力し開発しました。引き続き、お客さまの身近な存在であるコンビニエンスストアで、「食」を通して健康長寿社会に貢献したいと考えています。

第2四半期につきましても、経営戦略の軸をぶらすことなく、第1四半期に引き続きこれらの経営施策を徹底します。これにより、他社の出店攻勢や夏場の天候不安など厳しい外部環境下ではありますが、第2四半期6ヶ月累計の利益計画の達成を目指してまいります。さらに、海外事業やエンタテイメント・サービス事業、ホームコンビニエンス事業の推進を図り、中長期的に持続可能な成長の礎を築いてまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き当社の経営戦略にご理解とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2014年7月4日

代表取締役 社長

玉塚 元一

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