IR(株主・投資家情報)

社長メッセージ

 こんにちは、新浪です。

 昨日5月21日に、弊社の取引先である「株式会社サンデリカ」からの連絡により、宮城・山形地区の店舗で販売しておりました「新潟コシヒカリおにぎり」と「徳島産地鶏阿波尾鶏使用鶏五目おにぎり」の一部におきまして、JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に基づく加工食品品質表示基準に反して表示とは異なる原材料を使用していた事が判明しましたので報告致します。

 弊社の「おにぎり屋」ブランドで展開しているおにぎりを製造している株式会社サンデリカ仙台第一事業所において、パッケージの表示と実際に使用されている原材料が違っているということが発覚しました。ひとつは、仕様を規定している「新潟コシヒカリ米」に他県産コシヒカリ米が混入していたこと、もうひとつは、既に販売を終了しております「徳島産地鶏阿波尾鶏使用鶏五目おにぎり」の具材で使用している鶏肉の「阿波尾鶏」に変えて、国産鶏肉を使用していたことでした。これは明らかに、法律違反、契約違反の行為であります。

 昨日夕刻に株式会社サンデリカより報告があり弊社としては、即刻、当該商品を売り場から撤去し、同時に当該工場に対し立ち入り検査を実施しました。その結果、現段階では当該商品が仕様通りであることを確認しております。
 また、全国の米飯ベンダー31社、41箇所の工場に対しても万全を期すために、同様に立ち入り調査を行い、弊社の要求する品質管理基準通り操業していること、及び当該商品が仕様通り製造されていることを確認しております。
 今件は、ローソンをご利用いただいているお客様の信頼を裏切ることになり、誠に申し訳ない限りでございます。
 ローソンファミリー(オーナー・クルー・取引先の皆さん・社員)でつくり上げた「おにぎり屋」ブランドによって、私たちローソンの基調は変わったのです。このブランドは、これからも大切に育てていかなければなりません。まずは、私たちローソンが一丸となり信頼回復に努め、今回の一件を教訓にさらに強固なブランドにしていきたいと考えております。
 今回の事態を厳粛に受け止め、二度とこのようなことが発生しないよう関係各所に、法令遵守と品質管理をより一層指導強化し、再発防止に万全を期してまいります。

■当該商品
新潟コシヒカリおにぎり
直巻おにぎり-既に販売終了しております
■ 製造業者
 
株式会社サンデリカ
所在地 :東京都千代田区岩本町3-10-1
代表者 :青山一義
TEL :03-3864-3248
設立 :1980年5月
売上金 :521億2400万円(平成14年12月期)
資本金 :1億6000万円
事業内容 :調理パン、米飯類、惣菜類の製造販売
従業員数 :6088名(平成14年12月期)
■当該工場
  仙台第一事業所
供給エリア:山形県、宮城県全域218店舗(山形県55店舗、宮城県163店舗) (2003年5月21日現在)
■関連工場
  仙台第二事業所
郡山事業所
名古屋事業所第一工場
名古屋事業所第二工場
(2003年5月21日現在)

株主・投資家の皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。また、新たなる情報や対応がありましたら、早急に報告させて頂きます。

平成15年5月22日

代表取締役
社長執行役員

新浪 剛史

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