ニュースリリース

店舗の要冷機器や什器等を再利用する新事業「リファービッシュリース」も展開省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗を中国に開店

2021年4月27日

パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀 一宏、以下、パナソニック)と株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下、ローソン)は、4月28日(水)に、中華人民共和国上海市閔行区(びんこうく)七莘路(しちしんろ)に、省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗「ローソン七莘路1010号」をオープンします。

本店舗では、売場の冷蔵商品ケースの室外機へのGWP(地球温暖化係数)の低い冷媒R448A/R449Aを使用した冷凍機の導入や、高効率LED照明、セルフサービスの新型電子レンジ、省エネ実行支援システム等を採用することで、電気使用量とCO2排出量ともに約2割の削減(2015年度の標準的な店舗対比)を目指します。加えて、店内に設置する、パナソニックの独自技術「ナノイー」発生器を設置した業務用エアコンや、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」で店内の脱臭・除菌を行い、クリーンな空気質を提供します。本店舗での取り組みを通じて、パナソニックとローソンは低炭素社会実現に貢献してまいります。

また、パナソニックとローソンは、同日から中国において、リファービッシュリースの新事業も行います。中国では、店舗の土地の不動産契約が日本に比べて5年と短く、移転する際に、店舗の要冷機器や什器を廃棄することがありました。この事業では、中国のローソン店舗で使用済みとなった要冷機器や什器をパナソニックが回収・メンテナンスを行い、中国国内の店舗向けに再リースするものです。この事業により、新しい機器、什器を購入するよりコストを抑えられ、店舗の新規オープンの際の投資費用削減と資源ロスの削減にもつながります。

<ローソン七莘路1010号店>外観・内観イメージ


ローソンは、1996年に中国に進出、現在は同国内で3,428店舗(2021年3月末時点)展開しており、エリアライセンス契約や各地でのメガフランチャイズによる出店を中心に、2021年までに4,000店舗、2025年までに10,000店舗への拡大を目指します。

【店舗で活用する取り組み・設備の一部】

取り組み・設備

イメージ写真

R448A/R449Aタイプの冷媒冷凍機
冷蔵商品ケースの室外機に、従来の冷媒よりGWP(地球温暖化係数)が約1/3のR448A/R449Aタイプの冷媒を使用し、地球温暖化の抑制と省エネを実現します。

エアカーテン冷蔵商品ケース
冷蔵商品ケースの冷気漏れを防ぐとともに断熱性能を高めるためのエアカーテン(※1)を二重にすることで、冷蔵効率をアップさせ、消費電力を抑制します。

LED照明
店舗全てに高効率のLED照明を使用することで、消費電力を抑制します。

セルフサービスの新型電子レンジ
購入した商品のバーコードを電子レンジに読み込ませることで、最適な時間・モードで各商品の自動過熱を行うほか、消費電力を抑制します。

省エネ実行支援システム
パナソニックのIoT技術を活用し、店舗設備を統一管理します。システムを通じて設備の状態や電力使用状況を監視するほか、店舗設備(要冷機器・空調等)を外部から自動で省エネ制御することで、消費電力を抑制します。

「ナノイー」発生器設置の業務用エアコン
「ナノイー」発生器を設置した業務用エアコンが店内を脱臭・除菌します。「ナノイー」は、パナソニックの独自技術で、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンのことです。また、「ナノイー」は様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含み、水に包まれているため「長寿命」で広範囲に届きやすく、脱臭・除菌に効果を発揮します。

空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
パナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を設置します。「ジアイーノ」は、水道水と塩を電気分解することで「次亜塩素酸水溶液」を生成し、空間の除菌や脱臭に優れた抑制力を発揮します。


【店舗概要】

■店舗名:ローソン七莘路1010号店

■住所 :中華人民共和国上海市閔行区七莘路1010号