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CEOメッセージ

代表取締役社長 CEO
新浪 剛史

本日、2013年2月期第1四半期決算を発表しました。主な連結業績数値は下記の通りです。

営業利益 139億円
(前期比108.4%)
経常利益 137億円
(前期比107.1%)
四半期純利益 62億円
(前期比 - )

業績詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

第1四半期は、2011年度に引き続き、企業理念である「私たちはみんなと暮らすマチを幸せにします。」の具現化に全力を尽くしました。当期においても、シニアや女性のお客さまを中心に、「Neighborhood Store」としての コンビニエンスストアの価値が再評価されております。また、生鮮食品導入を強化したこと、カードデータ分析による深い顧客洞察(CRM)と高質な原材料調達まで遡ったサプライ・チェーン・マネジメント(SCM)を活用した商品開発により、お客さまのニーズに合った品揃えを目指したことが効を奏しました。これらに加えて、チケット販売が好調だったこともあり、当四半期の単体既存店売上高は、前年同期比5.0%ポイントのプラスとなりました。また、CRMとSCMの活用によりたばこ抜きの総荒利益率が前年を上回った結果、営業利益は139億円と、前年を約11億円上回り8.4%の増益となりました。 また、連結四半期純利益については62億円と、前年同期の震災影響28億円と資産除去債務82億円の反動により、前年を約83億円上回りました。

2013年2月期第1四半期決算の主な取り組み事項は以下の通りです。

  • 当社が参画している共通ポイントプログラムPonta(ポンタ)で得られたお客さまの購買データを活用し、お客さまのニーズに沿った商品を開発いたしました。具体的には、マグロを使用したチルド寿司、コロッケやメンチカツなどのファストフード惣菜、プライベートブランド・ローソンセレクト、そしてオリジナルデザートブランド「Uchi Café SWEETS」の本格和菓子シリーズ“あんこや”などです。 原材料調達の専門セクションによる良質な食材の一括仕入など、前期に引き続き、原材料調達プロセスにおける付加価値向上に努めた結果、価格に比して魅力の高い商品を開発することができ、総荒利益率の向上につながりました。
  • Pontaカードの発行枚数は4,400万枚を超えて好調に推移しており、当社の売上全体に占めるカード会員売上の比率は約43%となりました。Pontaカードのデータ分析と基幹ITシステムの活用を柱とする、業務改革プロセスPRiSM(プリズム)の執行度強化により、商品力の強化、発注精度の向上、そして機会ロスの削減が図られ、SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)とCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)の両輪を軸とした成長が実現してまいりました。
  • 女性・シニアといった新たなお客さまの支持を高めるため、「ローソン」に生鮮食品や日配食品を導入した生鮮強化型ローソンの改装・出店を進めました。また、生鮮コンビニエンスストア「ローソンストア100」の出店を推進しました。

第2四半期については、たばこの販売の苦戦が予想されますが、上記の取り組みを更に強化することで、たばこ抜き商品の総荒利益率の前年同期比アップを通じて、第2四半期6ヶ月累計の利益計画は達成できると考えています。さらに、海外事業やエンタテイメント・EC事業の推進を図り、中長期的に持続可能な成長実現の礎を築いてまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2012年7月3日

代表取締役社長 CEO

新浪 剛史

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