IR(株主・投資家情報)

社長メッセージ

代表取締役社長 CEO
新浪 剛史

 本日、2009年2月期第1四半期決算を発表いたしました。主な業績数値(連結)は下記の通りです。

営業利益 120億円
(前期比112.6%)
経常利益 118億円
(前期比111.1%)
当期純利益 64億円
(前期比161.1%)

 業績詳細はこちらをご覧下さい。

2008年度第1四半期決算の主なトピックス

当四半期については、発注精度の向上と執行度の改善による既存店売上のトレンド改善があらわれてきたこと、たばこ購入時に必要となる成人認証カード「taspo(タスポ)」が導入されたことによる客数増加が他の商品売上にも好影響をもたらしたこと、などによりトップラインが見通しを大きく上回った結果、当期の連結営業利益は前年同期比約13%増と前年を大きくクリアしました。

(1) 既存店売上前年比は102.7%と前年を上回りました。昨年下半期以降のコア・ターゲット向け商品力強化と、運営力強化による発注精度の向上が奏効し、主力商品である弁当を含む米飯類の販売が回復し、5月単月では米飯類の既存店前年比が100%を越えるに至りました。ポイントカードの累計会員数は690万人を超えており、売上に占める比率は約13%と順調に推移し、お客さまの定着に向けた効果がでています。
(2) 当四半期中の累計出店数は106店となりました。このうち33店は2008年1月に提携した新鮮組本部が運営していた店舗の、「ローソン」店舗への看板変えによるものです。昨年度に引き続き、当社独自の出店基準を厳格に適用し、質にこだわった出店を行った結果、新店日販は514千円と前年同期に比べて77千円の大幅な改善となりました。
(3)

当期も引き続き、客層拡大への取り組みを推進しました。ナチュラルローソン、ローソンストア100については、既存店売上高は100%を大きく超えて好調に推移しており、ローソンプラスについても改装後の売上トレンド改善は堅調に推移しました。特に、ローソンストア100とローソンプラスについては、ガソリン代高騰などによるお客さまの生活防衛志向と内食(うちしょく)志向が高まる中で、生鮮食品や日配食品などの「適量・小分け」による割安感が評価されており、「生鮮コンビニ」業態に対するお客さまの強い支持に予想以上のてごたえを感じております。

(4) 販売管理費については、マス媒体広告やキャンペーンなど販売促進費を、ほぼ当初計画どおり積極的に投入しました。
(5) 子会社については、チケット販売が好調だった(株)ローソンチケット、前年同期に比べATM設置台数が800台増加し、取り扱い件数も好調に推移した(株)ローソン・エイティエム・ネットワークス、既存店売上が前年を大きくクリアしている(株)バリューローソンの収益が前年同期より改善しました。

第2四半期以降は、既存店売上の好調なトレンドを更に伸ばすため、また、今後予想される原材料の高騰や消費マインドの低下といった厳しい外部環境に対応するため、FC加盟店オーナーへの積極的な支援経費の投入を計画しています。これにより、FC加盟店オーナーのモチベーションを高めるとともに、積極的な販売促進施策を展開することで、客数アップによる既存店収益の改善を目指し、企業価値の一層の向上を図ってまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援をいただきますよう何卒よろしくお願申し上げます。

2008年7月3日

代表取締役
社長執行役員

新浪 剛史

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