IR(株主・投資家情報)

社長メッセージ

代表取締役 社長
玉塚 元一

本日、2015年2月期第3四半期決算を発表しました。主な連結業績数値は下記の通りです。

営業利益 597億円
(前期比109.1%)
経常利益 597億円
(前期比108.4%)
四半期純利益 329億円
(前期比108.1%)

業績詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

第3四半期9ヵ月累計の国内ローソン事業の既存店売上高は、前年同期比1.0%のマイナスとなりました。これは、淹れたてコーヒーMACHI café の導入拡大や内食(注)関連商品の充実を通じて、客層拡大を推進しマチ(地域)のお客さまのニーズに合った品揃えに努めたものの、消費税増税後継続している消費の停滞や、厳しい出店競争に加えて、喫煙者減少によるたばこの売上低迷などが大きく影響したことによるものです。出退店は、国内ローソングループとして、724店出店し、331店閉店した結果、393店の純増と、ほぼ計画通りとなりました。また、MACHI caféに加えて、客層拡大に向けて強化を図っているファストフード惣菜など、付加価値の高い商品を開発・拡販したことにより、総荒利益率は前年同期に比べて0.4%ポイント増と、引き続き大きく向上しました。

(注)お客さまが家で調理をするために必要な食材

これらの結果として、第3四半期9ヵ月累計の連結営業利益は597億円と前年同期を50億円上回り、9.1%の増益、また、同期間の連結四半期純利益は329億円と前年同期を24億円上回り、8.1%の増益となりました。

2015年2月期第3四半期の主な取り組み事項は以下の通りです。

  • MACHI caféの取り扱い店舗は9,726店(2014年11月末時点)まで増加しました。9月に新たにS(スタート)サイズの展開を開始したことに合わせて、従来商品をリニューアルし、より幅広いお客さまを惹き付ける当社の差別化ツールとして店舗の競争力向上に貢献しています。店内で調理する「まちかど厨房」の展開も進めており、その導入店舗数は、2,817店(2014年11月末時点)となりました。また、カウンターファストフードでは「黄金チキン旨塩」を新たに発売し、ファストフード売上高の伸張に繋がりました。
  • 主食系の品揃え強化のために、牛丼など新たなメニューの投入や既存商品のリニューアル、パッケージの変更などカテゴリー全体を一新し、TVCMを実施したチルド弁当の販売が好調に推移しました。
  • 「マチの健康ステーション」への取り組みとして、従来の「ブランシリーズ」に加えて、「食後の血糖値の上昇を抑制する」商品として特定保健用食品(=特保)の許可を受けた「食物繊維入りそば」などの販売を開始しました。また、国内有数のミネラル農法である「中嶋農法」で生産された野菜などを使った「カット野菜」をはじめ、「安全・安心・おいしい」といった健康関連商品の拡充を継続し、お客さまにご支持をいただいております。

下半期に入りましても、2015年に予定されていた消費税増税が先送られたものの、依然として国内消費動向に不透明感が強まっております。加えて、コンビニエンスストア業界内での出店競争も続いておりますが、私たちローソンは、これまでと同様に既存店強化に軸足を置き、FC加盟店オーナーと本部双方の収益向上に注力していきます。第4四半期もお客さま満足に向けた商品やサービスの強化に継続的に取り組んでいくことで、2014年度の利益計画の達成を目指してまいります。

「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という企業理念のもと、今後も、資本効率を重視しつつ、国内コンビニエンスストアの強化を進めるとともに、エンタテイメント関連事業、海外事業、ホームコンビニエンス事業などの展開を進め、中長期的な持続的成長に向けた事業基盤を築いてまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年1月9日

代表取締役 社長

玉塚 元一

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