このたび、玉塚元一が5月1日付で代表取締役社長に就任することとなりました。

2002年5月の社長就任以降、私は「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の理念に基づき、付加価値の追求、差別化をモットーに様々な改革に取り組んできました。その結果、当社は10年以上連続の営業増益、ROE15%を達成できました。株価も就任当初よりも大きく上昇し、配当を含めたTSR（株主総利回り）は、東証平均、業界平均を大きく上回る実績を残すことができました。皆さまとの緊張感のある建設的な対話のおかげと心より感謝いたします。

これまで12年間、企業の持続的成長を目指すなか、私自身のコミットメントとして人財育成に注力し、分権や権限委譲を進めてきました。その結果、ローソンは、地域に密着し課題を理解し、その解決に向けて自ら考え行動に移せる集団へと成長してきたと実感しています。こうしたなか、新たに社長となる玉塚は、ローソンの理念を共有でき、加盟店の皆さまからの信頼を勝ち得て、さらに一緒に成長していくことができる人物です。イノベーションを起こしチャレンジする「ローソンのDNA」を、彼ならばしっかりと引き継いでくれることと確信しています。コンビニ業界は競争が激化していますが、その一方で、社会のインフラとしての期待も大きく、まだまだ成長が見込まれます。企業とは、コミュニティとともに生きるものであり、社会によって成長させてもらえる。このことをよく理解したうえで、玉塚には、新しいリーダーとしてローソンを牽引し、これまで以上に社会から高く評価されるローソンを築きあげて欲しいと思います。

私は、5月27日に取締役会長に就任する予定です。これまで培ってきたネットワークを使ってしっかりと玉塚をサポートし、ともにローソンの企業価値向上に協力していきたいと考えています。

2014年3月24日

株式会社ローソン

代表取締役 CEO

新浪　剛史

このたび、私は、5月1日付で、代表取締役社長に就任することになりました。

ダイエーグループ時代を「第1の創業」とすると、数々のイノベーションを起こし、新たな成長ステージに導いた新浪が築いた時代は「第2の創業」です。その新浪からのバトンをしっかりと受け取り、ローソンを更に飛躍させるのが私の役割です。ただ、私ひとりだけで出来ることは限られます。ローソンを支える全てのメンバー、加盟店や社員のみんなとチームローソンとして一丸となってチャレンジしていきます。イノベーションの種をお客さまの新たな価値として具現化させ、お客さま満足を徹底的に追求し、やり抜く覚悟です。また、これまで同様、株主への利益還元を重要な使命と位置づけ、資本規律を高く保ち、株価や配当を通じてグローバル投資家の皆さまの期待に応えていきます。

私は、ローソンの持続的成長を実現するため、以下5つの基本方針に則り経営を実行します。

• 1.　ローソンの企業理念に忠実に則り、全社員との完全共有を徹底する
• 2.　加盟店との信頼関係を強化し、共に成長し、発展する
• 3.　小商圏における製造小売企業として世界一になる
• 4.　強い“規律”と個々人の“自立”の双方を徹底追及する
• 5.　100人の次世代経営者、リーダーを育成する

スピードある実行をモットーに、株主は当然ながら、お客様、加盟店、社員、サプライヤーなどあらゆるステークホルダーにとって有益となる企業価値の向上をはかります。そして、われわれの企業理念である「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」を実現させていきます。

投資家・アナリスト・株主の皆さまとは、しっかりと対話をしながら経営を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2014年3月24日

株式会社ローソン

取締役　代表執行役員 COO

玉塚　元一