重点課題を特定し、
未来のあるべき姿に向けて持続可能な取り組みを推進
ローソングループは私たちのグループ理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」のもと、「マチの“ほっと”ステーション」を目指してお客さま起点で事業活動を推進しています。マチの幸せを実現するには、未来に向けてサステナブル(持続可能)な社会を実現し、ステークホルダー(利害関係者)と共生していくことが不可欠です。ローソングループは、子どもたちに豊かな未来を引き継ぐため、「ローソングループ企業行動憲章」に基づき「ローソングループサステナビリティ方針」を制定し、ステークホルダーとともに持続可能な事業活動を推進していきます。
ガバナンス
「SDGs委員会」で課題の解決と進捗を共有
SDGs委員会の組織体制(2024年3月1日時点)
ローソングループは、ESG基軸経営の実践を通じて、気候変動などの環境問題や人権などの社会課題へ対応すべく、CSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー:最高サステナビリティ責任者)を設置し、代表取締役社長がこの任に就いています。加えて、社長直轄のSDGs推進室を専任部署として設置し、グループ全体のサステナビリティ活動に関する責任を担っています。サステナビリティに関連する部署の組織長が委員として出席する「SDGs 委員会」(年4回開催)では、このSDGs推進室が事務局となり、ローソングループのサステナビリティに関する取り組みを推進しています。
このSDGs委員会の下には、ローソングループが対応すべき課題の中でも特にスピード感をもった対応が必要であると考えるテーマ(CO2排出量削減、食品ロス削減、プラスチック使用量削減、サプライチェーン、情報開示)についてワーキンググループなどを設置し、具体的な推進施策等の検討を行っています。そこでの検討結果をもとにSDGs委員会で方向性を確認し、必要に応じて経営会議、取締役会などの会議体において決裁する体制を取っています。
取り組むべき課題については、事業方針「3つの約束」をもとに、グループのバリューチェーンを含めた事業活動において、環境・社会・経済に対する影響が大きい課題から優先すべきサステナビリティ上の課題(マテリアリティ)を「6つの重点課題(マテリアリティ)」として整理しています。当社の各部門、グループ各社が「3つの約束」を徹底し、相互に連携させた意欲的な取り組みを推進することで、「重点課題(マテリアリティ)」への対応を進めています。さらに、その取り組み状況をSDGs委員会へ定期的に報告し、グループ全体としての進捗を図っています。
事業方針である「3つの約束」は、お客さまを起点に「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」をお約束し、その実現にチャレンジすることで、マチに暮らす皆さんの笑顔が集まり、誰もが「ほっ」とできる、「マチの“ほっと”ステーション」を目指しています。
圧倒的な美味しさ:商品・サービスにあっと驚くような発見
人への優しさ:キレイなお店づくりと気持ちのよい接客
地球(マチ)への優しさ:CO2排出量や食品ロス、プラスチック使用量の削減
取り組みを進める上での考え方
ローソングループはSDGsへの取り組みを推進する上で、次の2つの視点からの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指します。
1つ目は、自らの社会・環境に貢献する活動です。特に事業活動によるCO2排出量の削減のため、サプライチェーンのCO2排出量を把握するとともに、店舗には最新の省エネルギー機器を導入するなどしています。
2つ目は、商品やサービスの提供を通じて、お客さまの社会・環境活動への支援を積極的に進める活動です。
社会・環境教育の実施
ローソンでは、本部従業員及びFC加盟店オーナー、さらに店長やクルー(パート・アルバイト)を対象とした社会・環境に関する研修を行っています。本部従業員に向けては年一回、eラーニングによる全従業員を対象とした研修を実施しています。さらに、重要課題に特化したオンライン勉強会を随時開催し、任意で参加した従業員に対して社会・環境課題の重要性や今後対応が求められることなどを説明しています。
また、FC加盟店オーナーや店長、クルーに対しては、店舗オープン時研修のほか、社内情報誌やローソンセミナーの場などを通じて、情報共有を定期的に実施しています。
グループ会社においても、講義形式での研修やeラーニング、自己学習など、それぞれの会社の状況に合わせて社会・環境教育を実施しています。
社会・環境教育の内容
対象 | 実施方法 | 実施回数 | 内容 |
---|---|---|---|
FC加盟店オーナー・店長・クルー | オープン時などの研修、社内情報誌やローソンセミナーでの取り組み紹介など | 月1回以上 | 店舗にかかわる社会・環境活動の情報共有、環境法令遵守の促進 |
本部従業員 | 入社時研修、eラーニング、オンライン勉強会、社内ネットワークでの取り組み紹介など | 年1回以上 | ローソングループの事業活動に関わる社会・環境活動の情報共有、環境法令遵守の促進 |
グループ会社 | 講義形式での研修、eラーニング、自己学習など | 年1回以上 | ローソングループの事業活動に関わる社会・環境活動の情報共有、環境法令遵守の促進 |