効率的な物流システムの構築
ローソンでは脱炭素社会の実現のため、全国に張り巡らせた物流網の効率化を図るとともに、環境対応車などの導入により環境負荷の低減を目指しています。
共同配送や配送頻度の適正化
常温商品とチルド商品※など異なる温度帯で管理する商品を間仕切りによって1台の配送車で運ぶことのできる「二室式二温度管理車輌」を使用するほか、日用品や加工食品、冷凍食品の配送回数の見直しなどを行い、1店舗1日当たりに到着する納品車輌の平均台数を1989年度の16台から7.0台(新聞・本・雑誌・たばこを除く)にまで減らしています。
※チルド商品:米飯や乳製品・デザートなど温度管理が必要な商品

エコタイヤ・運行管理システムの導入
エコタイヤ
タイヤの形状とゴムの配合を変え、タイヤが転がるときのエネルギーロス(転がり抵抗)を低減させることで燃料の消費を少なくします。エコタイヤの導入により、車輌1台当たり約4%の燃費改善を見込んでいます。
運行管理システム
商品の温度状況や店着・配送状況をリアルタイムで確認することができるため、より確かな品質管理を行うことができます。急な加減速、速度超過などの運行状況も把握することができ、効率的な走行の推進やアイドリングストップ※の実施に役立てています。
※アイドリングストップ:
地球温暖化・大気汚染防止、燃料節約のため納品時にエンジンを停止すること


エコドライブの推進
アイドリングストップの徹底や騒音の防止など、ドライバーに対する教育・研修を実施。エコドライブを推進されている委託会社に対する表彰なども行い、ドライバーの意識向上を図っています。

2020年12月から、コンビニエンスストア3社及びトヨタ自動車株式会社、日野自動車株式会社の5社共同で燃料電池小型トラックの導入を目指し、取り組みを開始しました。2021年7月から東京都においてトラック1台の実証実験により燃料補給、配送、荷卸し作業における課題の洗い出しを行います。
