容器包装プラスチック使用量の削減
オリジナル商品のおいしさや品質を確保しながら、プラスチックを削減するため、プラスチック製の容器包装について、2025年に2017年対比15%削減、2030年に同30%削減を目指し、容器包装を紙製に変更したり、薄くすることに取り組んでいます。
プラスチック製容器包装重量(指数)
プラスチックの削減例
MACHI caféにおける取り組み
MACHI caféのアイスメニューのカップを2019年から順次紙製に変更し、さらにストローを使用せずに飲める上蓋に変更することで、累計約3,220トンのプラスチック使用量を削減。2023年11月からはアイスドリンクSサイズとMサイズのプラスチック製の上蓋を、これまでよりプラスチック使用量を約0.4g削減したものに変更しました。この上蓋の導入エリアを全国に順次拡大し、これにより年間で約48トンのプラスチック使用量を削減する見込みです。
また、2023年6月からはグリーンローソンで、ホットコーヒーSサイズで使用しているプラスチック製の上蓋を紙製に変更する実証実験も行っています。
オリジナル飲料のペットボトルを100%リサイクル素材に
2022年にオリジナルペットボトル飲料6品のラベルを、ペットボトル全体に覆うように貼付していたものからハーフラベルに変更し、年間約100トンのプラスチック使用量の削減を実現しました。
さらに、2023年11月から順次オリジナルペットボトル飲料の計8品のペットボトルを100%リサイクル素材に切り替えました。
これにより、年間で約3,355トンのプラスチック使用量の削減が見込めます。
まちかど厨房の弁当容器をFSC®認証の紙容器に
まちかど厨房では、2021年1月から順次、ご飯の上におかずを盛った丼タイプの弁当の容器を紙製に変更(蓋はプラスチック製)。さらに2023年11月から持続可能な森林活用・保全に配慮し、責任ある森林管理の原則と基準に基づく「FSC®認証」の紙製容器を採用しています。
サラダ容器の上蓋をシールタイプに
2023年5月から全国のローソン店舗(沖縄県を除く)で一部サラダ容器の上蓋をシールタイプに変更しました。これにより年間約100トンのプラスチック使用量の削減、約160トンのCO2排出量の削減が見込めます。サラダの容器はこれまで、「嵌合(かんごう)蓋(容器と蓋をはめ合わせるタイプ)」を使用し、蓋の脱落を防止するために補助テープで固定していました。サラダの容器の上蓋をシールタイプに変更することで、蓋と補助テープ部分のプラスチック使用量を削減することができ、CO2排出量の削減にもつながります。また、これまで紙製の商品名ラベル・原料ラベルを貼付していましたが、包装材に直接印刷する技術を導入することでラベルが不要となり、省資源につながっています。
パスタの容器を紙製に
2021年から、順次パスタの一部商品の容器をプラスチック製から紙製への変更を行っており、2022年秋からさらに拡大しています。
容器の材質変更により、従来と比べて年間約237トンものプラスチック使用量の削減を見込めます。
穴あきのプラスチック製スプーン・フォークの採用
2022年4月1日に施行された「プラスチック資源循環促進法」に伴い、持ち手部分に穴を開け、長さを短くするなど、プラスチック使用量を削減したスプーンとフォークを導入しています。
併せて、2023年1月から木製スプーンも選択できるように全エリアで採用しています。
紙製箸袋の採用
2024年4月から東北・関東地区のローソン店舗(約5,400店)で、箸の袋をプラスチック製から紙製に順次変更しています。これにより、年間で約44トンのプラスチック使用量の削減が見込めます。
ナチュラルローソンの量り売り
ナチュラルローソンはプラスチック使用量削減の取り組みの一環として、好きな商品を好きな量だけ買うことができる量り売りを一部店舗にて実施しています。
取り扱い商品は、シャンプーや洗剤などの日用品※です。
品揃えは店舗により異なります。