マンスリーレポート
【NEW】三鷹の森ジブリ美術館 2025年7月 マンスリーレポート
1階常設展示室「もの語る所」-花の演出部 机の上から感じる「絵コンテ」づくりの長い苦悩
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アニメーション作品の絵コンテを切る演出家の机をイメージした、常設展示室の「もの語る所」。ここは、「映画のはじまる所」「世界をつくる所」の楽しい雰囲気とは一変、映画の設計図である絵コンテづくりの“産みの苦しみ”を見てとれる場所。宮﨑駿監督も「生き生きと創作的になんていうのは嘘で、呻吟し、ジタバタし、ヒーヒー嘆きつつやっているのが現実」という、夢いっぱいだけではない現場の苦悩も感じてみてほしい。
◆ 雑多にものが散らかった机の周り ◆
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▲膨大な量の資料となる本が床に積まれ、その上には、使い込まれたチビた鉛筆の詰まった瓶。ちなみにこの鉛筆は本物で、実際の現場で使われていたものだそう
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▲マッチやライター、タバコの吸い殻やコーヒーからは、ここに座っている人の焦燥感が感じられる。壁には「凶暴・キケン」「声をかける時“注意”」といった張り紙も
◆ ジブリ作品の絵コンテも閲覧できる ◆
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▲奥の部屋は、スタジオジブリ作品の絵コンテを閲覧できる「絵コンテ室」。映像展示室「土星座」の上映作品のものも展示されている
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© Museo d’Arte Ghibli
Photo /村上宗一郎
(月刊ローチケ7月号 掲載)
※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。
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