2025年10月15日
書店併設型店舗「マチの本屋さん」が2025年度グッドデザイン賞を受賞!
株式会社ローソンは2025年10月15 日(水)に、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を、書店併設型店舗「LAWSONマチの本屋さん」(以下、「マチの本屋さん」)において受賞しました。
2000年代以降、全国各地で書店数が減少し、書店の数が少ない、または書店がない地域は増加傾向にあります。これを課題と捉え、「マチの本屋さん」は、2021年6月に埼玉県に1号店をオープンしました。その後店舗を拡大し、2025年7月末時点で計16店舗を展開しており、各店舗では通常のコンビニエンスストアの品揃えに加えて数千~約7,000タイトルの本・書籍を取り扱っています。
「マチの本屋さん」展開店舗(一例) |
【2025年度グッドデザイン賞 受賞概要】
■名称: コンビニエンスストアの新業態 LAWSON マチの本屋さん
■概要:
書店空白地域が増える中、生活動線上にあるコンビニに書店を融合することで、書店単独では困難な採算性を補い、継続的な運営を実現。図書館などの公共施設への供給拠点としても機能し、文化インフラの維持にも貢献。ローソンのグループ理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします」を具体化する取り組みです。
■評価(グッドデザイン賞審査委員による評価コメント):
全国的に物理的な書店が減少するなか、本プロジェクトは各地の文化インフラを多面的に支える取り組みとして高く評価できる。本に“出会う”喜びを提供する場として、陳列や空間デザインに工夫が凝らされ、「本を見つける楽しさ」という体験そのものを重視している点も特徴的。今後、自治体において地域自らが書店運営へと発展していく可能性を後押しする枠組みにもなり得るのではないかと感じる。コンビニがビジネスと社会貢献を両立する場となる次のステップに、将来的には地域における文化拠点の再興や創出を促すエコシステムの起点となることを期待したい。
「マチの本屋さん」担当者 |
■「マチの本屋さん」担当者 コメント
絵本などの児童書を大々的に展開している店舗では、特にファミリーのお客さまに「子どもと一緒に図鑑などを選べる」と重宝いただいています。シニアのお客さまからは、「読みたい本を取り寄せられることがうれしい」という声もいただきました。また、自治体と連携し、町長さんのおすすめや、地元の作家さんを応援するコーナーを設置している店舗もあり、地域に合わせた演出をしています。
一方、書店は通常のコンビニエンスストアとは運用が異なるため、新店舗オープン前には、従業員の皆さんに陳列方法など書店に関する研修を行っています。「マチの本屋さん」を、新しいモデルとして皆さんに知っていただき、そして地域の文化インフラになりたいと考えています。
★「マチの本屋さん」展開店舗(ローソン・スリーエフ店舗含む)はこちら
https://www.lawson.co.jp/lab/entertainment/art/20250819_bookmachinohonya.html
★ニュースリリースはこちらへ
https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1511370_2504.html
★「グッドデザイン賞」について、詳しくはこちらへ(外部リンク)
https://www.g-mark.org/
<関連する重点課題: 社会インフラの提供による地域社会との共生>
https://www.lawson.co.jp/company/activity/sdgs/#attempt_e