「わたしのほっとステーション」ストーリーの優秀賞エピソード動画が完成しました!
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ローソンクルー♪あきこちゃん、のお兄ちゃん研究員だよ。
「マチのほっとステーション」新ローソン宣言で募集した「『わたしのほっとステーション』ストーリー」。
たくさんのご応募ありがとうございました!
今回は、寄せられたストーリーの中から決定した優秀賞をご報告するよ。
>>キャンペーンについて、詳細はこちらをご確認ください。
(応募は終了しました)
『わたしのほっとステーション』ストーリー
2019年4月23日(火)より募集いたしました、「わたしのほっとステーション」ストーリー。
たくさんのご応募をいただきましてありがとうございます。
ローソンとみなさんとの、日常のほっとした言葉、意外な一面、非日常の中でのローソンの存在意義、「ほっ」が詰まったエピソードをたくさんいただきました。
社内の厳正なる審査の結果、優秀賞が決定しました。
そして優秀賞エピソードの動画も完成!ぜひご覧ください。
優秀賞はこちら!
■ニックネーム:ytさん
■タイトル:上京したとき
■エピソード
18歳のころ、東京の大学進学のために、地方から上京しました。
母と一緒に新幹線に乗って東京に来て、大学近くの不動産屋さんでアパートをさがしました。
土地勘もなくとてもこころぼそかったのですが、
2軒目に紹介されたアパートのすぐ近くにローソンがありました。
大学合格を目指して地元の図書館で受験勉強していたのですが、
勉強の合間に飲む紅茶を毎日ローソンで買っていました。
今日は「勉強がんばった!」と思った日は、
家への帰り道自転車でローソンにもう一回よってカルビ丼を食べたのを思い出しました。
あのつらかった時代に、知らず知らずのうちに、ローソンの青い看板は、
自分を支えてくれる存在だったのかもしれません。
「ローソンって東京にもあるんだ!」と思い新しい生活を始めるにあたり不安だったのですが、
ほっとした瞬間でした。
そして、ローソンが近いことがきっかけでアパートを決めました。
そのローソンには大学四年間とてもお世話になりました。
「ローソン賞」3名も決定!
今回、惜しくも優秀賞は逃したけれども、素晴らしいエピソードだった3名の方に別途「ローソン賞」を選定しました。
こちらのエピソードも合わせて発表いたします。
■ニックネーム:こまゆみさん
■タイトル:スプーン
■エピソード
妊娠も臨月に入ったときのこと。大きなお腹で動くのが億劫だった私。
その日もお昼を作る気になれず、財布片手にローソンへ向かった。
近所のローソンまでは歩いて五分。しかし気づけば二十分もかかっていた。
そしてやっと入口。見るとちょうどお昼時で人がごった返している。
お弁当コーナーを遠くから見ることしかできず、ひたすら人がはけるのを待っていた。
普段なら人の間をすり抜けて手を伸ばせるのに、身重の私にはそれができなかった。
こんな体で行けば「押し出し相撲」になってしまうからだ。
だけど待てど暮らせど人がいなくなる様子はない。右から左から伸びる手がどんどん弁当をとってゆく。
私はそれを悔しそうに見るしかなかった。そのときである。
バックヤードから出てきた店員さんが「なにかお取りしましょうか」と声をかけてくれた。
そうは言っても何が残っているのかわからない。「あ、何でもいいです」私は力なく答えた。
すると店員さんは人だかりから、素麺とひじきの煮物を取ってきてくれた。きっと私の健康のことを考えてくれたのだろう。
言葉はないが、そのさりげない優しさに心打たれた。
「ありがとうございます!助かりました。あ、あとこれも追加で」そう言ってたまたま手元にあったゼリーも加えた。
会計が終わり、私はその方に深々と頭を下げた。この店員さんの気遣いがひじきの煮物以上に私のエネルギーになった。
私は嬉しくて、ついついLINEで主人に報告をした。
その晩のことだった。忘れていたゼリーを食べようとすると、袋にスプーンが2つ入っていた。
主人と私?いや、ちがう。これは私と赤ん坊のだ。私ははっきりわかった。
目の前の大小のスプーンを見て微笑んだ。そのスプーンは今も大切にとってある。あの優しさを忘れぬように。
■ニックネーム:るむさん
■タイトル:我が子の日課
■エピソード
この日課も、四年目になります。
片道1時間半…距離にして43キロになる、我が子の通園。
平日限定ではありますが、自宅から20分程度、走った場所に息子お気に入りのローソンは、あります。
どんなに忙しくても、必ず、笑顔で挨拶してくれる店員さん。
お姉ちゃんの通園に付いてきた、ヨチヨチ歩きでの、つたない喋り方の時から、自分の言葉ではっきりと、からあげくんレッドくださいと伝えられる様になった今日まで…ローソンの店員さんは、息子の成長を優しく見守ってきてくれています。
誰かに褒めてほしくて、この通園生活をしてきた訳ではないけど、昼間に、1人でコーヒーを買いに行った時、通園お疲れ様ですと、優しく微笑んで手渡してくれた温かいコーヒーに、ほっと出来る瞬間があります。
この生活も、あと一年もなく出来なくなってしまうのは寂しいですが、卒園の日には、きちんと園服を着た姿を見てもらいたいなと思っています。
■ニックネーム:ノマノマさん
■タイトル:あの夜の優しい青い灯りを忘れない。
■エピソード
関西に住むものにとって去年の大雨や強風、そしてその後の停電や浸水などの被害の大きさには恐怖を感じました。
特に恐ろしかったのは停電の後の真っ暗の闇です。
しばらくすれば復旧するかと思っていましたが一向に復旧せず、冷蔵庫はおろかトイレまで使えなくなり、いかに電気に頼り切っていたかを思い知らされました。でも子供がいてはそうもいってはおれず、水や電池などを買い出しに、雨と風が収まった後、懐中電灯を持ち、娘と一緒に外に出ました。
一歩外に出ると、驚くほどの暗闇です。
都会の外灯やネオンで明るい夜に慣れた目には、一筋の光もない
暗闇の深さに言葉もありません。
まるで、もう二度と電気の付く明るい夜はやってこないと暗闇が知らしめているかのようです。
そして、もうひとつ、驚くことがありました。
静けさです。
都会に住んでいれば、どんなに遅くても多少の音がします。
家々から漏れ出すテレビや水の音、車や人の出す音や気配。
でも、本当の暗闇の世界には、何の音もしないのです。
まるで、真っ暗な大きな穴の中に落とされて、あらゆるものから遠ざけられたかのようです。
暗闇と静けさがこんなにも恐ろしいと初めて知りました。
身体が小刻みに震えるのが分かります。
娘も怖いのでしょう。小さな震える手を握りしめ、歩き出しました。
いつもは考えなくても歩ける道路を、足元と道順を確かめながら慎重にゆっくり歩きます。
10分もあるけばつく道なのに、永遠に続く暗闇のトンネルの中にいるようです。
娘は「まだつかないの?」とか細い声で何度も尋ねますが、返事も出来ずに手をぎゅっと握りしめます。
そして、少し先に、ぼんやりと灯りが見えました。
少しずつ近づくと、それは見慣れた青い光を放つローソンの看板でした。
その青い光と店からの明るい光が、ここに来れば大丈夫だと教えてくれているようです。
光とそして店の中から聞こえてくるざわめきは、非日常から日常の世界へと私と娘を連れ戻してくれました。
暗闇と静けさから、ようやく解放された私は心からホッとしたのでした。
きつく私の手を握りしめていた娘は私を見上げ、
「ママ、明るいね」
と安心した笑顔で言ったのでした。
私も娘も、あの夜の優しい青い光を忘れません。
優秀賞のエピソードについては今後映像化し、ローソンのWEB動画として配信いたします。
また、『優秀賞』および『ローソン賞』に選ばれた方には粗品を送らせていただきます。
対象の方には7月上旬に、ローソンIDに登録されたメールアドレスに詳細のご連絡を差し上げます。
改めて、たくさんのご応募、ありがとうございました!
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