未来に向けて実験中!
サステナブルな店舗「グリーンローソン」の取り組み
2022年11月、お客さま・マチと一緒に未来に向けて創るサステナブルな店舗「グリーンローソン」を東京都豊島区にオープンしました。
ローソンはグループ理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」のもと、みんなと暮らすマチを幸せにするために事業方針「3つの約束」として「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」を掲げて、マチの変化や、お客さまのニーズの変化に対応するとともに、社会課題の解決に取り組んでいます。
その一環で、グリーンローソンでは食品ロス削減やプラスチック使用量の削減などの環境負荷の軽減や、アバターによる制約のない働き方の実現、DX活用で創出するお客さまとの温かいコミュニケーションなど、20を超えるサステナブルな施策を集約して取り組み、ローソンが目指す近未来型店舗の実現に取り組んでいます。今後はグリーンローソンでの検証を経て、それぞれの施策を全国のローソンの最適な店舗に導入していく予定です。
店舗の看板はSDGsの17テーマのイメージカラーに、空の青、海の青、そして未来に続く地球の青をメインカラーとしたオリジナルの全18色で構成されています。イキイキとした人や元気に咲く花のモチーフが地球で躍動している、そんな未来への思いを込めました
店舗の概要
- 店舗名:ローソン北大塚一丁目店
- 住 所:東京都豊島区北大塚1-13-4
- オープン日:2022年11月28日(月)
- 売場面積:214m2(約65坪)
- 営業時間:24時間
- 主な取り扱い商品:冷凍弁当、おにぎり、調理パン、ベーカリー、デザート、ファストフーズ、まちかど厨房、飲料、酒類、日用品など
事業方針「3つの約束」の「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」に基づく、
グリーンローソンでの取り組みで代表的なもの※をご紹介します。
掲載情報は2024年8月末時点の内容です。実証実験を継続して行っているため、実際の店舗における取り組みと異なる可能性があります。
「圧倒的な美味しさ」
安全・安心と社会・環境に配慮した圧倒的な高付加価値商品・サービスの提供
その1)店内の厨房「まちかど厨房」で、店炊きご飯の弁当などを販売
店内の厨房で調理したおいしい、安全・安心な商品をお客さまに提供する「まちかど厨房」。お弁当にふさわしいごはんをお届けするため、お米の浸漬時間にこだわり、毎日ご飯を「店炊き」しています。また、お米はエリアによって、異なる銘柄※を使用しています。
チャーハン・チキンライス等の一部商品はレンジ調理しています
店内で製造・販売しているまちかど厨房の商品の一例
その2)「できたてモバイルオーダー」でご注文いただいてから店内の厨房で調理
お客さまからご注文いただいてから店内の厨房で調理し、できたてを提供する「できたてモバイルオーダー」サービスを実施しています。店頭に設置されているQRコードを読み取っていただき、ご注文サイトからスマホで商品を選んで決済すると、店内の厨房で商品を調理。商品ができあがるとモニターに注文番号を表示してお呼び出しします。
左から、スマホでの注文画面とモニターでの表示のイメージ
その3)ゴーストレストラン専用のメニューを店頭で販売
通常のローソンでは販売していないゴーストレストラン専用の専門店メニューを、モバイルオーダーでご購入いただけるようにしています。
左から、肉盛りソース焼きそば、名古屋ナポリタン(写真はイメージです)
その4)弁当の販売方法を変更して食品ロスを削減
冷凍弁当などを店舗の冷凍ケースに陳列して販売しています。お好きなときに電子レンジで温めて召し上がっていただけるようにし、食品ロスの削減につなげています。
「人への優しさ」
働きやすく、働きがいのある環境の提供
その1)アバターによる接客で多様な働き方を応援
グリーンローソンにおいてお会計は「セルフレジ」または「ローソンスマホレジ」で行っていただくようにしていますが、「レジの使用方法がわからない」「クルーに聞きたいことがある」などのお客さまのお困りごとに対応するのが、アバターによる接客です。2024年6月時点で約40人の方がローソン認定の「ローソンアバターオペレーター」として働いています。
これは遠隔操作による接客で、「時間」や「場所」、「年齢」や「性別」、「さまざまな障がい」に制約されない新たな働き方を実現しようと、AVITA(アビータ)株式会社と一緒に取り組む実験です。この実験を通して誰もがいきいきと働くことができる“全員参加型社会”の実現を目指していきます。
その2)ジェンダーレスなデザインの専用ユニフォームを採用
お客さまに清潔感やおもてなし感をいただいていただけるよう、お客さまのお問い合わせに柔軟に対応する「おもてなしクルー」は専用のユニフォームを着用しています。ジェンダーレスなデザインにすることで、働くスタッフの多様性に配慮しました。また、染料に野菜くずを使用することで環境にも配慮しています。
「地球(マチ)への優しさ」
脱炭素社会への持続可能な環境保全活動
その1)扉つきの冷蔵・冷凍ケースで電気使用量とCO2排出量を削減
冷蔵・冷凍ケースに扉を設置し、冷気の漏れを防ぎ断熱性能を高めることで冷蔵効率をアップして電気使用量とCO2排出量の削減につなげています。
その2)店内の照明で発電し、電子ペーパーを稼働
使っていなかったエネルギーを回収し、有効活用するため、冷凍食品などが入った什器の上の壁面に、株式会社NTTドコモが開発した「室内光発電パネル(3枚タイプ)」を設置し、店内の照明で発電して電子ペーパーを稼働させる実証実験を行っています。店内で発電して貯めた電気は、店内淹れたてコーヒーサービス「MACHI café」の電子ペーパーに活用しています。
その3)再生プラスチックを配合した店舗看板
店舗の看板に再生プラスチックを80%配合した再生アクリル板を使用しています。製造時のCO2排出量をできるだけ削減し、資源を有効に活用しています。
その4)買い物かごにペットボトルのキャップをリサイクルして活用
買い物かごには素材全体の約30%、リサイクルされた約53個分のペットボトルのキャップが活用されています。
その5)「MACHI café」コーヒーの上蓋を紙製に変更
店内淹れたてコーヒーサービス「MACHI café」のホットコーヒー(Sサイズ)で使用しているプラスチック製の上蓋を紙製に変更する実証実験を行っています。紙製への変更により、1杯当たりのプラスチック使用量は、従来の2.1gから0.3g※になります。
耐水性の確保のため、紙製の上蓋の表面をポリエチレンでラミネートしていることから、0.3gのプラスチックを使用しています。
その6)レジ袋やフォーク・スプーンの配布を取りやめ、プラスチック使用量を削減
プラスチック使用量を削減するため、グリーンローソンではレジ袋やフォーク・スプーンの配布を行っていません。その代わり、エコバッグや繰り返し使えるスプーン・フォークを販売しています。
また、不要になった紙袋を再利用する取り組みも行っています。不要になった紙袋のうち、破れや汚れが少なく、商品のお持ち帰りに支障がないものを回収し、必要とされているお客さまにお渡ししています。
その7)ご自宅で余っている食品を回収する「フードドライブ」活動を実施
ご自宅で食べきれずに余っている食品を回収し、必要な方にお届けするフードドライブ活動を実地しています。お客さまからご提供いただいた食品を専用の回収ボックスで回収し、それらを取りまとめて社会福祉法人豊島区民社会福祉協議会に寄付し、支援が必要な方々へお届けしています。
回収の対象となる商品
- インスタント、レトルト食品(カップ麺、レトルトカレーなど)
- 缶詰
- 乾物・乾麺(パスタ・そうめんなど)
- 粉物(小麦粉、ホットケーキミックスなど)
- 調味料(食用油、醤油、砂糖、塩など)
- 菓子
- 飲料(アルコール除く)
- 乳児用食品(粉ミルクなど)
なお、未開封で包装・外装が破損していないもの、賞味期限まで2ヵ月以上あるもの、常温保管が可能なもの、商品説明が日本語で記載されているものが対象です。