地元の産品の普及への取り組み
ローソングループでは、地域の名産品や旬の素材を活かした商品づくりにより、地域との結びつきを深め地産地消※1さらには地産外消※2の取り組みを進めています。
その一環で自治体と提携してアンテナショップを展開し、各地域のおすすめ品を販売するとともに観光情報も提供しています。
これにより、地域ならではの食文化の紹介による観光振興、そして各地域のおすすめ品の販売拡大を通じた地域経済の活性化を図ってまいります。
- 地産地消:地域で生産されたものをその地域で消費する取り組み
- 地産外消:地域で生産されたものをその地域外で販売する取り組み
地産地消・地産外消商品の販売※
ローソンは「地域密着×個客・個店主義」を戦略コンセプトに、よりお客さまに近い現場で判断できるよう、エリアカンパニー制を敷き、顧客価値の創造を徹底追求する体制を強化しています。その一環として地産地消、地産外消の取り組みを進め、お客さま満足度を向上させるとともに、地域の活性化に貢献してまいります。
今回紹介している商品は販売を終了している場合があります。
北海道地方
北海道産米を使用したまちかど厨房の白米
お店で炊き上げた白米、お店で揚げた厚切りかつなど、お店でひと手間かけたこだわりの味のまちかど厨房。
北海道のまちかど厨房の白米※は、ふっくら食感と心地よい甘さの道産米「ふっくりんこ」を使用しています。
チャーハン・チキンライスは道産米ではありません。
ローソンファーム北海道本別で生産した「ゆめちから」使用のベーカリー
農地所有適格法人「ローソンファーム北海道本別」で生産した小麦「ゆめちから」を使用した、もっちりとした食感が特長のベーカリー。人気のコッペパンを中心にいろいろなシリーズ商品を品揃えしています。
地場銘店との取り組みで道産の食材を活用
広大な大地の北海道、同じ道内であってもなかなか行けない地場銘店の味・メニューをお近くのローソンで味わっていただけます。人気ラーメン店をはじめ、老舗の蕎麦店や洋菓子店など、道内各地のお取引先さまの監修・コラボ商品を品揃えし、お客さまをお待ちしています。これらの銘店の味にも一部で道産食材を活用し、例えばラーメンの麺には道産小麦「きたほなみ」「ゆめちから」を使用しています。
東北地方
金農パンケーキ さつまいもあん&マーガリン
秋田県立金足農業高等学校の生徒さんたちと共同開発したパンケーキです。秋田県産米粉と卵を使用した、もちもちとした食感のパンケーキ生地で、さつまいもあんとマーガリンをサンドしました。マーガリンのほのかな塩味がさつまいもの甘さを引き立てます。
おにぎり ホタテフライマヨ(青森県むつ湾産ホタテ)
まちかど厨房の東北限定のメニューとして、ホタテを使用したおにぎりを販売しています。まろやかで甘みのある味わいが特長の青森県むつ湾産ホタテをお店で揚げ、マヨネーズと合わせておにぎりの中具にしました。ご飯には、お店で炊いた東北産米を使用しています。
各県焼みそおにぎり
地元のお味噌・調味料を使った焼おにぎりを県ごと※に販売しています。
山形県では宮城県の仙台みそ仕立ての焼おにぎりを販売しています。
北関東地方
牛乳パン(信州産牛乳使用)
四角い厚みのあるパン生地にミルククリームを挟んだ、長野県のご当地パン「牛乳パン」は、素朴な味で愛されています。パン生地には長野県産の牛乳を混ぜ合わせてしっとりと焼き上げ、同じく長野県産の牛乳を合わせたなめらかなクリームを挟みました。
ご当地シュークリーム
関東1都9県の各県産原料を使用したクリームが特長のシュークリームです。2022年5月からご当地シュークリームとして発売し、2023年11月の茨城県産鉾田メロンで15品目となりました。過去には山梨県産巨峰やシャインマスカット、群馬県産ブルーベリーなどを発売し、地産地消を推し進めています。
南関東地方
ヤマサ醤油本懐石使用の焼うどん
ヤマサ醤油株式会社が長い年月をかけて完成させた「重ね仕込み製法」で作り上げた、旨味成分が多くてふくよかな香りが特長の醤油「本懐石」を使用した焼うどんです。具材には、豚肉、小松菜、もやし、玉ねぎ、キャベツ、ニンジンを使用して、一食分の野菜量が摂取できる仕様です。花かつおも添付しています。
直火で焼いた焼おにぎり(ヤマサ本懐石使用)
ヤマサ醤油株式会社が長い年月をかけて完成させた「重ね仕込み 追い麹製法」で作り上げた、旨味成分が多くてふくよかな香りが特長の醤油「本懐石」を使用したタレを塗って焼きこんだおにぎりです。香ばしさを出すために、直火で焼き上げました。
中部地方
西尾の抹茶チーズケーキ
愛知県西尾市産の抹茶パウダーを混ぜたチーズケーキの上に、ホイップクリームを重ねました。抹茶の風味とほどよい甘さ、チーズのコクが楽しめます。
パイコロネ 能登産塩入り塩キャラメルホイップ
サクサク食感のパイ生地のコロネに、石川県の特産品である能登産の塩を使った塩キャラメルホイップを絞ったチルドデザートです。
ミルクブールパン カウヒー入りホイップ使用
ドーム型の生地をスライスし、コーヒー風味のホイップをサンドしました。ホイップには富山県で認知度が高い、とやまアルペン乳業株式会社が販売する乳飲料「カウヒー」を使用しています。
L五郎島金時あんホイップサンド
北陸でも人気のある、石川県で栽培されているさつまいも「五郎島金時」をホイップサンドにしました。スイートポテトのような味わいが楽しめます。
カップフルーツ(くれは梨)
「くれは梨」は、富山県のほぼ中央部を南北に貫く呉羽丘陵を中心に栽培され、出荷されている特産品の梨です。果肉はやわらかく、甘い果汁が楽しめます。
愛知県産キャベツ使用 屋台風お好み焼
愛知県産キャベツを使用したお好み焼です。屋台をイメージし、お好み焼と焼そばをフードパックに盛り付けました。
近畿地方
からあげクン 旭ポンズ味
株式会社旭食品が1967年に製造・販売を開始し、50年以上にわたり関西を中心に親しまれている調味料「旭ポンズ」を使用したからあげクンです。原材料としてすだち、ゆこう、ゆず、混合節、利尻昆布、乾椎茸などを使用しており、だしの旨みと柑橘果汁のさわやかさが特長です。両社の“近畿地区を盛り上げたい”との共通の想いからコンビニ初のコラボ商品が実現しました。
みずかがみ だし飯おにぎり
滋賀県が制定する7月1日の「びわ湖の日」を記念し、滋賀県産米の「みずかがみ」を白だしベースに昆布だしを加えた和風だしで炊いたおにぎりを発売しました。「みずかがみ」は、程よいねばりがあり、まろやかな甘みと冷めてもおいしい特長があり、そのお米のおいしさを存分に味わっていただけるようシンプルに仕上げました。
レモンのチーズケーキパイ(淡路島産完熟レモン)
香ばしく焼いたパイ生地に、チーズフィリングと淡路島産完熟レモンの果汁入りゼリーをトッピングしたスイーツです。淡路島産完熟レモンは、兵庫県洲本市にある平岡農園で栽培されたものを使用しました。
中四国地方
地域別のセットおにぎり
地域を3つにわけ、それぞれの地域のブランド鶏や銘柄鶏を使用したセットおにぎりを販売しています。
長州どりともち麦入広島菜ちりめん昆布おにぎり
ブランド鶏「長州どり」を使用した鶏めしおにぎりと、牡蠣出汁醤油だれを加えて炊き上げた広島県産もち麦「キラリモチ」入りご飯のおにぎりです。ご飯に広島県産広島菜が入ったちりめん入り昆布佃煮と唐辛子チップを混ぜ込みました。
大山どりご飯のおにぎりセット
銘柄鶏「大山どり」を使用した鶏めしおにぎりと、人気のおかずを組み合わせました。鶏めしおにぎりは、やさしい味わいで手作り感あるご飯に仕立てました。おかずには鶏唐揚げ、だし巻き玉子、ウインナー、しば漬を合わせています。
阿波尾鶏の鶏めしと鮭のおにぎりセット
ブランド鶏「阿波尾鶏」を使用した鶏めしおにぎりと人気の高い鮭を使用したおにぎりに、人気のおかずを組み合わせました。おかずには鶏唐揚げ、玉子焼き、ハンバーグ、梅しそ大根を合わせています。
手巻おにぎり 境港サーモン醤油漬
鳥取県と島根県の両県にまたがる美保湾で養殖された活〆境港サーモンの漬切身を中具にしたおにぎりです。醤油だれと刻み茎わさびで味付けしました。
きなこデニッシュ揚げぱん(香川県産和三盆使用)
サクッとした食感の生地に、香川県産和三盆入りきなこシュガーをトッピングしました。
ふんわり牛乳ぱん(愛媛県産夕しぼり牛乳使用)
ふんわりソフトな食感に仕上げた牛乳ぱんに、その生地に合う、口溶けのよいミルク風味のバタークリームをサンドしました。生地とクリームに、夕方にしぼった生乳に限定した愛媛県産の牛乳を使用しています。夕方にしぼった生乳は朝にしぼるよりも乳成分の数値が高くなり、素材本来のおいしさが味わえます。
UC4種のフルーツタルト(蒜山ジャージー牛乳使用)
サクサクとしたタルトにカスタードと蒜山ジャージー牛乳を使用したホイップクリーム、キーウィーやイチゴなどの4種のフルーツをトッピングしました。
UC大きなツインシュー(チョコ&白バラ牛乳入りホイップ)
幅広い世代に人気のフレーバーである濃厚なチョコクリームとミルクホイップを使用したツインシュー。中四国エリアで知名度の高い、大山乳業農業協同組合の「白バラ牛乳」をチョコクリームとホイップに使用しています。
本場讃岐の肉うどん
香川県坂出市にある鎌田醤油株式会社のうどんつゆを使用したうどんです。つゆは淡口醤油にさば節、かつお節、昆布だしをブレンドした旨みのある味わいです。本場讃岐のコシのあるうどんに、甘辛い味付けの牛肉と玉ねぎ、ネギをトッピングしました。
九州地方
鶏めしおにぎり
はかた地どりの鶏めしおにぎり
福岡県産ブランド「はかた地どり」の鶏肉を使用した鶏めしおにぎりです。発売エリアは福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、山口県下関地区(下関市の豊北町、豊浦町は除く)です。
黒さつま鶏の鶏めしおにぎり
鹿児島県産ブランド「黒さつま鶏」の鶏肉を使用した鶏めしおにぎりです。もち麦入りごはんにしています。宮崎県、鹿児島県のみの発売です。
焼おにぎり
フンドーキン醤油使用 焼おにぎり
大分県の「フンドーキン醬油」を使用した焼おにぎりです。発売エリアは福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、山口県下関地区(下関市の豊北町、豊浦町は除く)です。
キンコー醤油使用 焼おにぎり
鹿児島県の「キンコー醬油」を使用した焼おにぎりです。宮崎県、鹿児島県のみの発売です。
手巻おにぎり 九州産辛子高菜
九州産辛子高菜を使用したおにぎりです。
九州及び山口県下関地区(下関市豊浦町、豊北町を除く)
金しゃりおにぎり ふくや明太子
老舗「ふくや」の辛子明太子を使用したおにぎりです。
福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、山口県下関地区(下関市の豊北町、豊浦町は除く)
小さな五島手延べうどん
長崎県五島手延うどん協同組合の「波の絲(いと)」を使用し、滑らかな舌触りとつるつるとしたのど越しが特長の温かいうどんです。発売エリアは、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、山口県下関地区(下関市の豊北町、豊浦町は除く)です。
地域の活性化につなげるため、地元の木材を活用した木造店舗を作っています
地域の活性化につながる取り組みとして、地元の木材を活用した木造店舗を北海道と東北地方で作っています。
2022年7月1日、北海道札幌市に「ローソン札幌新発寒1条店」をオープンしました。この店舗は、店舗外装や内装仕上げ材に北海道産木材を使用し、北海道庁より道産木材使用建築物に認められる「HOKKAIDO WOOD BUILDING」※1にコンビニエンスストアとして初めて登録されました。北海道では2023年12月20日時点で13店舗の北海道産木材を使用した店舗をオープンしています。
東北地方では、2023年6月1日、岩手県久慈市に「ローソン久慈川貫店」をグランドオープンしました。同店舗は、店舗内外装の仕上げ材や喫煙所に岩手県産の杉を使用しており、岩手県民などに広く県産木材の利用を周知するための「いわて木づかい宣言」※2に、コンビニエンスストアとして初めて登録されました。岩手県では、県産材を使用した店舗が2店舗(2023年12月20日時点)となっています。
木材は空気中の二酸化炭素を吸収しながら成長するサステナブルな資源であり、木材の使用拡大により、木を植えて育てて活用する林業の活性化も期待されます。ローソンでは今後も地域の活性化のため、地元の原材料の活用を進めてまいります。
- 「HOKKAIDO WOOD BUILDING」は、道産木材の利用拡大に資することを目的とする制度です。北海道において道産木材を使用した建築物を登録し、施設内に木製の登録証を掲示することなどを通じて、道民に道産木材の魅力を広く発信しています。
- 「いわて木づかい宣言」は2020年9月に開催された「いわて県産木材等利用推進協議会」において、県民等に広く県産木材の利用を周知していくため、採択されたものです。
北海道地方
東北地方
ローソンアンテナショップの展開
地方自治体との包括協定において「観光振興・PR」「地元の産品・食材の拡販」に取り組む一環で、一部の店舗に地方自治体のアンテナショップを展開しています。通年で営業している店舗は3自治体の4店舗になります(2023年12月20日時点)。
アンテナショップの特長
- 簡単・便利:現地に行かなくても、地域の名産品が24時間・365日いつでも購入できます。
- お買い得:少量でも現地とほぼ同じ価格で買えます。ポイントカードにたまっている、ポイントでの購入も可能です。
- 安全・安心:取り扱い商品はすべて、ローソンの品質基準をクリアしています。
- 観光情報:設置しているパンフレットなどで観光情報を得られます。
牛乳の消費拡大を応援!「ホットミルク」を期間限定で半額にて提供しました
2022年12月31日(土)と2023年1月1日(日)の2日間、全国のローソン店舗で「ホットミルク」を半額の65円(税込)で販売しました。これは、年末年始の帰省や冬休みで学校給食がなくなり、消費が減少する牛乳の消費拡大を応援するために実施したものです。
この取り組みは2021年、2022年の連続で実施し、2日間の「ホットミルク」の販売量は約100トンとなり、年末年始の牛乳の消費拡大につながりました。今後も牛乳の消費拡大を応援してまいります。
ローソンは、1930年代にアメリカオハイオ州のJ.J.ローソン氏が営んだ「ローソンのミルク屋さん」から誕生しました。ミルク屋さんが発祥のローソンとして牛乳の消費拡大をすることで、少しでも酪農家の方々の支援につなげたいと今回の取り組みを企画しました。