ローソングループはマチ(地域社会)の一員として、「子どもたちの未来のために」というコンセプトのもと、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。そして、「ビジネスと人権に関する指導原則」や「国連グローバル・コンパクト」等の人権に関する国際規範に基づき策定された「子どもの権利とビジネス原則」を支持し、子どもの権利を尊重します。
子どもたちの教育などを支援する「ローソングループ“マチの幸せ”募金」の受付
店頭募金箱などで、「ローソングループ“マチの幸せ”募金」を受け付けています。お客さまからお預かりした募金は2つの団体に寄付し、全国各地の小・中学校・特別支援学校などを対象とした「学校緑化事業」や、ひとり親家庭の子どもたちを支援する「奨学金制度」などに役立てられています。
「子どもたちを笑顔に」をテーマに動画を制作
コロナ禍で課外活動や職場体験の機会が減っているなか、子どもたちの笑顔を増やしたいという想いで3本の動画を制作しました。
- ローソンでSDGsを学ぼう!
- ローソンのお仕事体験!
- からあげクン工場見学!
主力商品であるおにぎり、からあげクン、店内淹れたてコーヒーサービス「MACHI café」を例にSDGsについて学ぶなど、学校やご自宅から「身近なコンビニ」で発見を楽しんでもらえるよう工夫しました。
子どもたちが授業の一環で学ぶ体験店舗の開設
スチューデントシティ
ローソングループは、子どもたちが健やかに育つ環境をつくるお手伝いの一つとして、仙台市の「スチューデントシティ」※にローソンの体験店舗を開設しています。スチューデントシティは、子どもたちが授業の一環で体験を通じて社会と自分との関わり、経済の仕組み、お金とは何か、仕事とは何かなどの社会的自立力を育む教育プログラムです。子どもたちは店員としてレジ操作や接客対応、商品陳列、売上集計業務などを体験します。
スチューデントシティは、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本(世界最大の経済教育団体であるジュニア・アチーブメントの日本本部)の登録商標です。
仙台スチューデントシティ
2014年8月にオープン。仙台市教育委員会によって、「仙台子ども体験プラザ」に開設された体験型学習施設。ローソンのほか、区役所や銀行、新聞社などの企業・団体が出展しており、仙台市内の小学校5~6年生が授業の一環で体験しています。2014年からの累計で、6万人以上の児童が学びました。
当日のスケジュール
9:45-10:00 | 全体打ち合わせ(開始時) |
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10:00-10:40 | ブース打ち合わせ①・・・自己紹介・役割分担確認・給料振込み |
10:40-11:25 | ピリオド①・・・ブースでの仕事とショッピング(住民登録を含む) |
11:25-11:45 | ブース打ち合わせ②・・・ピリオド①の反省と改善策打ち合わせ・給料振込み |
11:45-12:30 | ピリオド②・・・ブースでの仕事とショッピング(納税などを含む) |
12:30-13:05 | 昼食休憩 |
13:05-13:20 | ブース打ち合わせ③・・・ピリオド②の反省と改善策打ち合わせ・給料振込み |
13:20-14:05 | ピリオド③・・・ブースでの仕事とショッピング |
14:05-14:25 | ブース打ち合わせ④・・・1日のまとめ・片づけ |
14:30-14:45 | 全体打ち合わせ(終了時) |
仕事とショッピングは、毎回3グループで時間交代制(2グループが仕事、1グループがショッピング)
児童の役割分担
- 店長(代表者)・・・1人
- 会計(売上管理など)・・・2人
- 情報処理(データ確認・入力など)・・・1人
- 売場担当(接客・販促など)・・・3~8人
プログラムは、①8時間の事前学習 ②1日の実体験 ③1時間の事後学習で構成されています。
子どもたちは、プログラム全体や自身の役割を通して、社会がすべてつながっていることや、お互いに助け合って生きていることを理解することができます。そして、「自ら考える」「話し合う」「協力する」などの力を育みます。
ローソンは、子どもたちが大きく変化し成長につながるサポートをしています。
わくわく WORK LAND
2022年から、京都市教育委員会とローソンなどの民間企業が協業し、京都市の公立小学校5年生(一部6年生)を対象とした体験型学習プログラムを開始しました。変化の激しい未来社会の中で、自分の役割を果たしながら自分らしい心豊かな生き方を実現し、持続可能な社会の創り手となることができる子どもの育成につなげることを目指しています。
2022年度は2022年10月からのプレスタートとして31日間40校・対象児童数約2,400人が授業の一環として学びました。2023年度は実施校81校・対象児童数約4,600人の参加を予定しており、当社は毎回10人から15人の児童を受け入れています。プログラムでは、店舗での体験実習及び事業方針「3つの約束」を踏まえ、ローソンが「マチのほっとステーション」となる店舗を実現するための販売方法や施設設備などのアイデアについて提案書を作成してもらいます。
当日のスケジュール
9:25 出社 |
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10:10-10:50 | 店舗でロールプレイイングを実施 |
11:00-11:10 | 10年後の店舗を考える(AI、セルフレジ、店舗の場所等) |
11:10-11:20 | 給与の説明と給与原資の出所を学習 |
11:20-11:40 | 通信販売での買い物体験(ローソンを含む協力3社の商品から選定)と寄付体験 |
11:40-12:10 | 事業方針「3つの約束」の説明 |
12:10-13:00 | 食事 |
13:00-14:35 | 店舗の課題を抽出し、課題に対する販売方法等を事業方針「3つの約束」に沿って提案するための会議を実施し、提案書を作成 |
14:35-14:50 | 体験学習の振り返り |
14:55-15:10 | 全体での振り返り |
院内学級を通じて、子どもたちの学びを支援
2021年11月から2022年2月にかけて、3つの院内学級※で学んでいる児童・生徒さん計16名に対してオンラインで特別授業を行いました。授業ではクイズを交えながら、コンビニエンスストアの仕組みや商品の工夫、SDGsの取り組みについて紹介しました。この取り組みは、コロナ禍で課外活動ができない入院中のお子さんたちに、社会に触れる機会を提供することを目的に実施したものです。
入院中の児童・生徒さんのために、病院内に設置される特別支援学級
文部科学省の「青少年の体験活動推進企業表彰」において、院内学級での特別授業などが評価され、「審査委員会奨励賞」を受賞
2023年2月、文部科学省が実施する令和4年度「青少年の体験活動推進企業表彰」において、2年連続で「審査委員会奨励賞」を受賞しました。
これは令和3年度に、院内学級の特別授業を3地区(神奈川、北海道、京都)で行ったことなどが評価されたものです。
店舗での職業体験を通じた食育プログラムを実施
2022年12月18日(日)に、「ローソンわくわく教室」を開催しました。これは、食品ロスやSDGsについて学ぶと同時に、店舗での店員体験や廃食油を使ったキャンドル作りをする食育プログラムです。
今回は、本社所在地・東京都品川区の子どもたち19名を対象に、レジの操作やからあげクンをフライヤーで揚げる体験などに挑戦しました。それに加えて、からあげクンなどを揚げたあとの廃食油を使って、カラフルなキャンドルを作りました。
ローソン×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 子どもたちへクリスマスのサプライズをお届け
2021年12月23日(木)に、地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター(大阪府羽曳野市)の小児病棟に入院中の子どもたち、及び隣接する大阪府立羽曳野支援学校に通う子どもたち(分教室も含む)計105名へのクリスマスプレゼントとして、セサミストリートの仲間たちによるショーの上演やローソンのオリジナルグッズがつまったプレゼントをお届けしました。
ショーではセサミストリートの仲間たちがクリスマスソングに合わせたダンスを披露したほか、参加した子どもたちにダンスのレクチャーも実施しました。
中高生が企業の課題解決に取り組む「企業インターンワーク」への協力
ローソングループは2017年度から継続して株式会社トゥワイス・リサーチ・インスティテュートが運営する「企業インターンワーク」に協力し、中学生・高校生の学びを支援しています。
「企業インターンワーク」とは、中学生・高校生が授業の一環で企業のインターンとして課題解決に取り組むプログラムです。クラスの4~5人が1チームになり、インターン先の企業を選び、情報収集・アンケート調査などを行って課題解決の企画案を練り、発表するものです。
2022年度は、共立女子中学校、東京学館高等学校、甲南高等学校、江戸川女子高等学校、日本大学第三高等学校、桐光学園高等学校、明治大学付属明治高等学校、大阪夕陽丘学園高等学校など36校の295チーム1,478名がローソンのインターンとして、当社からの指令(課題)に対して取り組みを行いました。
2023年3月19日(日)には、総まとめの「第13回 トゥワイス・アウォード」が開催され、最終審査が行われました。審査の結果、小学生がSDGsを楽しく学べる1日のプログラム"Special LAWSON Day"の開催を提案した、「えどからチャン」チーム(江戸川女子高等学校2年生の5名)が、「ローソン賞」を受賞しました。同チームは、1~6時間目までの時間割を組み立て、小学生がわかりやすく、かつ楽しみながらSDGsを学べる企画について提案されました。どのチームも素晴らしい発表でしたが、特にプレゼンテーションの表現力やチームワーク力の高さが評価されました。
2022年度指令の内容
- 事前に、ローソンのグループ理念・ビジョン・ローソン WAY、事業内容、コーポレートメッセージ「マチのほっとステーション」をよく調べて提案の土台にしてください。
- 『SDGs ハンドブック 2021』をよく読み、どの重点課題(マテリアリティ)に取り組むのかを、理由とともに示してください。
- 企画内容はできるだけ具体的に表現し、マチ(同じ地域)の小学生をどのように笑顔にするのかを考えてください。
- 企画内容はパワーポイントや写真、映像などを使ってわかりやすく表現してください。 また、実現のためのアクションプランも提示してください。
取り組んだ生徒からの声
約半年間、ありがとうございました。仕事や働くことに対しての考え⽅が変わりました。⾃分が働く世代になったときに、この経験を活かして⼀⽣懸命取り組みたいと思います。
今回の企業インターンを通して、企業の皆さんは私たちが⽣きやすい世の中をつくるためにいろいろと考えてくださっているとわかり、すごいと思いました。
私の⽬標は「⾃ら意⾒を積極的に交わす」でした。基礎となる考えは出せませんでしたが、他のメンバーが出した意⾒についてさまざまな視点から考え、問題点や解決策について意⾒することができました。
発表前は、⾃分の意⾒をみんなに伝えるのは簡単だと思っていましたが、その⼤変さに気づきました。準備や、どうすればうまく伝わるか、相⼿が理解できるかなど、いろいろなことを考えなくてはならなくて⼤変でした。この経験を将来に活かしたいです。
グループ理念に基づいて、消費者のことを第⼀に考えている姿勢が、⽼若男⼥に愛される理由だと思いました。コンビニでの販売のイメージしかなかったけれど、さまざまな事業や企画を⾏っていてこれからも利⽤していきたいと思いました。
ローソンは、常によりよいものにしようとしていることがわかりました。今回私たちが受けた司令についても、ローソンを利⽤する年齢層をより広げ、消費者がローソンをもっと利⽤しやすくするための企画をするというものでした。現状を守るだけでなく、新しいものをつくり、提供(アウトプット)していくことが⼤事だと思いました。
東北の学生の学びを支援する「TOMODACHI女子高校生キャリアメンタリングプログラム」への協力
ローソングループは、日米官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」に参加し、東北の学生たちの教育・日米交流プログラムを支援してきました。東北の復興を支援し、東北の将来を担う若者の夢や希望につながる活動である「TOMODACHI女子高校生キャリアメンタリングプログラム」に、2014年度から2021年度まで継続して協力しました。
新型コロナウイルス感染症の影響へのさまざまな取り組み※
ローソンでは、従業員のマスク着用やソーシャルディスタンスの確保など、店舗でのお客さまと従業員の感染予防はもちろん、臨時休校中の子どもたちや医療従事者への支援募金など、新型コロナウイルス感染症の影響に対するさまざまな取り組みを行いました。
取り組みはすべて終了しました。
学童保育施設の昼食として、おにぎりを無償で提供
学童保育の昼食をサポートするため、2020年3月10日(火)、3月17日(火)、3月24日(火)の3日間、希望される全国の学童保育施設におにぎりを無償提供しました。3日間の延べ総数で、47都道府県、7,163施設、307,332人の学童保育施設に通う子どもたちに584,983個のおにぎりをお届けしました。子どもたち、施設・保護者の方々から一生懸命描いてくださったおにぎりのイラストやおにぎりを食べた感想などのお手紙が寄せられ、私たちも多くの元気をいただきました。
子どもたちが非常に喜んでくれたことがうれしかったです。訪問した学童保育施設とのコミュニケーションにもつながりました。
東京東支店 ローソン葛飾金町一丁目店
マネジメントオーナー 吉岡 秀幸さん(写真左)
ストアコンサルタント 吉岡 里名さん(写真右)
たくさんのお便りをいただきました。
- 「初めてローソンのおにぎりを食べました。おいしかったです」(児童)
- 「ママが、今後はローソンでおにぎりを買うと言っています」(児童)
- 「不安が多い中で、子どもたちの笑顔が見られてよかったです」(指導員)
- 「保護者の方々も助かりました!と喜んでいました」(指導員)
- 「現状、当施設では手作りの食事提供ができないため、素敵なサプライズでした」(指導員)
ポイント(Pontaポイント・dポイント)で、「赤い羽根『臨時休校中の子どもと家族を支えよう緊急支援募金』」を実施
臨時休校期間中に、ひとり親家庭やさまざまな困りごとをかかえる家庭の子どもたちのために「赤い羽根『臨時休校中の子どもと家族を支えよう緊急支援募金』」を実施し、こども食堂による配食や学習支援などの緊急活動を資金面でサポートしました。
支援の例1: お子さんのいるご家庭へのお弁当の配布
活動団体の声
- 多くの方々からのご支援が、活動力となり励みとなっています。皆さまの温かいお気持ちに、愛情をプラスして、これからも笑顔が広がる活動を続けていきます。
- 助成金を受けて新たな取り組みができました。今できることをやろうという思い・願いを支えてくれる存在を心強く感じます。
支援の例2: 学習支援活動(自宅で学習する環境が整わない子どもたちへの学習の場の提供)
活動団体の声
- 今もここを必要として、学びや居場所に通う子どもたちがいます。そんな居場所がなくならないように、衛生管理を行いながら活動を行っています。非日常的な中にも子どもたちは喜びや発見を見つけ出します。そのちょっとの手助けを継続したいですね。
「おえかきローソン」で、ぬりえの無料印刷サービスを提供
臨時休校により、自宅待機で遊び場が少なくなっているお子さんが楽しめる取り組みとして、2020年3月14日(土)から店内マルチコピー機で「リラックマ」「からあげクン」のキャラクターぬりえ無料印刷サービス「おえかきローソン」を実施しました。その後、「ドラえもん」「ポケットモンスター」「魔進戦隊キラメイジャー」のぬりえも提供し、多くのお客さまより好評いただきました。
学生などにクリスマスケーキを、
医療従事者や支援を必要とする子どもたちにおせちを寄贈
2021年のクリスマスに、コロナ禍でサポートを必要とされている学生などに、ケーキを寄贈しました。また、2021年の年末には、年末年始もお休みされずに働かれる医療従事者の方や支援を必要とする子どもたちに、おせちを寄贈しました。コロナ禍でも楽しいクリスマス・お正月を過ごしていただきたいとの想いから寄贈したものです。
クリスマスケーキ:900個
一般社団法人全国フードバンク推進協議会を通じて、食品の支援を必要としているご家庭やこども食堂・児童養護施設・障がい者福祉施設、また、学校法人藍野大学の学生に、店頭で予約販売しているクリスマスケーキの余剰分を寄贈しました。クリスマスケーキの寄贈は2020年に続いて2回目となります。
おせち:282セット(846名分)
慶應義塾大学病院、そして一般社団法人こどもの居場所サポートおおさかを通じて、一人前のおせち3個を1セットにした、取り分け不要な個食用おせちを寄贈しました。
コロナ禍の最前線で尽力くださっている医療従事者の皆さん、また支援を必要とする子どもたちに、ローソンのおせちでお正月気分を味わっていただきたいと考え、寄贈しました。