ローソンオーナーになったきっかけは?
高校を卒業して一時は一般企業に就職して勤務していたのですが、19歳の頃に以前から馴染みのあったローソンで働き始める事になりました。当時のオーナーは、まだ10代だった私を副店長にしていただき、そこから数ヶ月で店長としてお店の運営を任せていただける事になりました。
店長として苦労をしながらもとても充実した日々を過ごしていたのですが、ローソンで働く従業員を対象にした「ローソンファミリー独立支援制度」が導入された事で、オーナーとしての独立に興味を持つようになりました。
当時はまだ滋賀県内でこの制度を活用してオーナーになった方がおらず、頑張ってローソンで働いている方々の目標になる為、今まで育てていただいたローソンに恩返しする為にも自分が先駆けになれるのではないかと考えました。
また、若い内から色々と経験させていただいた事で、店長の立場では経験出来ない業務への興味と憧れも抱いていましたので、オーナーを目指すのは自然な流れだったのかもしれません。
もちろん、当時のオーナーへの恩義も感じていた為、すぐに独立とは考えておらず、相談の場を持って時間をかけて進めていきました。
経営者として考えれば若い頃から育てた人財が独立してしまうのは思い留まらせたいところだと思いますが、オーナーは私の独立の希望に真剣に向き合ってくれて、とても親身になってサポートをしてくれました。

この仕事の醍醐味は?
大きな話になりますが、オーナーとして独立してから「生きている」という実感をより強く感じるようになりました。
店長時代は責任者として店舗の運営を支える立場でありながらも、心のどこかで「自分がいなくなっても代わりがいるのではないか」と考えていましたが、オーナーになった今は頼りにされている、必要とされていると思える事が多く、自分の存在に対して「代わりが居ない」という自信が持てるようになりました。
お客様や地域にとって無くてはならないという自覚と自信が芽生えた事が、オーナーとして良いお店を作っていくやりがいになっています。

今後のビジョンは?
独立元のオーナーは現在MO(マネジメントオーナー)として活躍されている為、私にも「MOを目指して頑張って」と言ってくれていますが、私個人はMOを目指すよりも先に、地域との繋がりをより強固なものにしていきたいと考えています。
近江八幡市内でコンビニエンスストアと言えば私が経営する店舗と思っていただけるようにしたいですし、クルーさんがもっと働きたいと思った時に同じ市内でそれほど時間がかからず行ける店舗が複数あれば機会も増やせます。お客様にとっても、私に言えば市内の都合の良い店舗で希望の商品が用意してもらえるという環境は大きなメリットになると思いますので、単純な多店舗化よりも焦らず地域に拘った多店舗化を目指しています。
順調にいけばその先にMOへの道を考える時がやってくると思いますし、社員が誇りを持って働いてくれる組織にしていく為にも将来的には実現したいと考えています。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ
ローソンの店舗運営のスキルがあるのであれば、是非チャレンジするべきだと思います。私個人の見解ですが、オーナーになれば経営者として色々と考えなければいけない事が出てくるので、オーナーになってから店舗運営を1から勉強するというよりもある程度経験を積んだ上でスタートする方が良いと考えています。
ローソンには独立前に店舗運営が学べるFCオーナー・インターン制度や、契約社員として店舗勤務を経て独立を目指すローソンキャリア独立制度などがありますので、もし条件に合致するのであれば積極的に活用される事をお勧めしますし、そうでなくても事前に近隣の店舗でクルーとして働く期間を作ってみるのも良いと思います。
私と同じように現在ローソンで勤務している店長であっても、オーナーとしての経験はオーナーにならないと積めませんし、店長とオーナーでは地域との繋がりのステージが変わります。せっかく道が開けているのに、ただの興味で終わらせるのは本当に勿体無いと思います。
ローソンが好きという気持ちと、更なるステップアップを目指す向上心があるのであれば、リスクより得られる対価の方がはるかに大きいと感じています。是非チャレンジしてみてください!
