ローソンオーナーになったきっかけは?

独立する前は、久留米・佐賀で4店舗を経営しているオーナーのローソンで社員として働いていました。クルーとして入店後、1年程で社員になってから計約16年間働いていたのですが、35歳になろうかというところで、この先もこの立場で働き続ける事に漠然とした不安を感じるようになりました。
経験のある方も多いかと思いますが、ある程度の年齢になると周囲の友人や知人がそれぞれの会社で出世したり独立するのを目の当たりにするケースが増えてきます。もちろんローソンの店長の地位が不満というわけではありませんでしたが焦りを感じるのも事実で、当時のSVさんに世間話の流れで話してみたところ、不安解消の一つの方法として独立の道を示されました。当時は自分がローソンのオーナーになる事は想像もしていませんでしたが、今の自分の立場から独立を目指すならローソンファミリー独立支援制度を活用して優遇を受けられる可能性があると知り、チャレンジしたいという気持ちが芽生えました。
とはいえ、当時は人財も充分に確保出来ているとは言いづらい中でオーナーに独立の意思を伝えるのは気が引けていたのですが、オーナーは私の将来を案じて独立を応援したいと以前から考えてくれていた事を知り、私の不安は杞憂に終わりました。母親に専従者になってくれるよう相談した際も、私がやりたいのならと快く応援していただき、周囲の方々に助けられながら独立を果たす事が出来ました。

人財育成について気を付けている事はありますか?

ミスがあったとしても怒らない事を大切にしています。怒ればその場は出来るようになるかもしれませんが、わだかまりが残ってしまうので後々まで考えるとマイナスの方が大きいと思っています。人間なのでストレスを感じる場面はありますが、そんな時でも一度立ち止まって考えてから、決して命令口調にはならないように言葉を選んで指導するようにしています。だからといって甘えに繋がってはいけないので、私が怒る時はどういう時で、もし怒ったらどうなるのかを最初の段階でしっかりと伝えています。怒られないからといってダラダラと仕事をするようなクルーさんは採用していないつもりなので、これからもこの育成方法は続けていきたいと思っています。

これからの目標・夢を教えてください

ローソンファミリー独立支援制度を活用してオーナーになった私と同じように、いつか私のお店からオーナーを輩出したいというのが今の目標です。
ある程度の年齢になり、社会的にステイタスのある資格を持っていない人間の焦りはよく分かりますので、もし私のお店で働いていて当時の私と似た心境になった方がいたら絶対に応援したいと思っています。
一緒に働いていてオーナーになりたいと感じていただけるように私自身のレベルアップも必要です。まずは現在の2店舗経営から更なる多店舗化を進めていく直近の目標に向かって、今は人財育成と共に定着率も上げるべく試行錯誤しています。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ

今、迷ってらっしゃる方でしたら1人で悩まずにまずはローソン本部と接点を作るのをお勧めします。近隣で説明会があれば行ってみるのが良いでしょうし、無ければ電話してみても良いと思います。ネット上のやりとりだとどうしても熱意が伝わりづらいので、リアルな接点はとても大切です。
実際の独立にあたって、私はローソンでの店舗勤務経験を経てからの独立でしたが、現在会社員として勤められている方も、もし状況が許せばまずはお近くのローソンで働いてみてください。実際に働く事で想像とのギャップがあれば埋められますし、ある程度の経験を積んだ状態であればよりスムーズにオーナーとしての業務がスタート出来ます。ローソンにはFOI(FCオーナー・インターン制度)という、未経験の方でも店舗で働きながらお給料を得て独立を目指せる制度もありますので、個人の状況にもよりますが各種制度は上手く活用していただいて少しでも不安を軽減させた状態で独立していただきたいと思います。
もし現在ローソンで働いているクルーさんや店長であれば、まずはSVさんに相談してみてください。もちろん直接オーナーに相談しても良いのですが、人手不足の折など中々切り出しづらい場面もあるでしょう。その点、SVさんであればある程度気軽にアドバイスがいただけるので、迷った方はまず話を聞いてみるのが良いと思います。また、経験・未経験を問わず、信頼出来る専従者と出来れば中心になるクルーの方を確保しておくととてもスムーズです。私の場合は母と弟、独立前の店舗で一緒に働いていた頼りになるクルーさんと共にスタート出来たのが大きかったと思います。もし可能であれば、独立前にしっかりと周囲に公言して頼りになる仲間を探すところから始めてみてください。同じオーナーとして一緒に頑張りましょう!

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