ローソンオーナーになったきっかけは?

前職はバーの経営をしていました。バーテンダーとしてカウンターに立ち、日々やりがいを持って働いていたのですが、子供が産まれたばかりの状況だった為、妻からは昼間の仕事への転職を勧められていました。丁度その頃、ローソンのオーナーとして店舗を経営していた父からお店の手伝いをお願いされ、良い機会と考えて働かせてもらう事になったのがローソンに関わったきっかけです。
その後、父がオーナーを引退するタイミングで別のオーナーのお店で働く事になり、程なくそのオーナーも引退するという事態になり、ローソンの仕事に魅力を感じていた私は独立を強く意識するようになりました。自分がオーナーになれば相手の事情で右往左往する事も無くなるという考えもありましたが、好きな仕事を自分で舵取りをして続けたいという気持ちが大きかったと思います。
経営の厳しさを知る父からは「覚悟が必要だ」と念押しされましたが決意は揺らがず、当時のオーナーからファミリー独立制度の活用を後押ししていただけたタイミングで独立を果たしました。

この仕事の醍醐味は?

自分が考えた企画をお店全体として実現していける事に大きなやりがいを感じます。前職時代は個人の範囲でしか動けなかったものがクルーさんの協力を得られる事でより大きな企画を一緒に動かせるようになったので、同じ経営者という立場であっても感じるやりがいは大きく変わりました。
オープン当初、オフィス立地である私のお店でマニュアル通りの経営であれば取り組まないであろう野菜の種類増企画がクルーさんの協力を得て成功し、型通りではない独自企画にチャレンジ出来る喜びを知りました。また、運営していく中で徐々に出来てきた常連さんから世間話を振っていただいた時は、ご本人にその意識は無かったかもしれませんが地域の一員として認めていただいた気がしてとても嬉しい気持ちになりました。
クルーさんに対してお褒めの言葉をいただく事が増えてきたのも誇らしく、オーナーとして強い喜びを感じます。

今後のビジョンは?

まだオーナーになって日が浅いので、まずは今のお店のレベルを上げて、地域のお客様の需要に合ったお店にしていく事を目標にしています。その上で今とは違う立地でも複数店化を進めて、色々なお客様やクルーさんとの出会いの輪を広げていきたいと思っています。
その為にも現在のお店である程度理想形としての事例を作る事が大切だと考えていますので、今以上に人財育成を進めていくつもりです。
私の性格もありますが、お店の空気が緩み過ぎていると感じる事があるので、時には厳しさを出してクルーさんにもビジネスの意識を持ってもらえるよう試行錯誤を続けていこうと考えています。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ

今迷ってらっしゃる方の多くは色々な情報を調べる中で沢山のネガティブな意見をご覧になっていると思います。私の場合は父がローソンを経営していたので、世間で言われるようなネガティブイメージばかりではない事を実際に見て体感していましたが、特にインターネットに溢れる情報はネガティブなものが残りやすいので不安に思われる方も多いでしょう。決して楽な仕事という訳ではありませんが、皆さんが現在従事している様々な仕事と比べて際立って大変というイメージは間違っていると思います。
だからと言って不安が完全に消える訳ではありませんが、黙っていたら伝わらない事も多いので、どんなに簡単な事でも遠慮なく本部の方にぶつけてみてください。きっと皆さんの悩みに寄り添った誠実な答えがいただけると思います。私も独立前は「こんな事を聞いてしまってもいいのか」と感じるような素朴な疑問や悩みをどんどんぶつけましたが、本部の方は「自分がオーナーだったら」という目線で包み隠さず説明してくれました。オーナーになるには家族や周囲の理解を得るのも大切ですが、本部の方の説明はとても分かりやすく、私の場合は教えてもらったままを伝えただけである程度理解を得る事が出来ました。
また、独立後もSVさんが継続してサポートしてくれるのが心強く、自分の経験だけでは導き出せないようなアイデアを提案してくれたり、数字に基づいた的確なアドバイスをしてくれるのでいつも助けられています。人が好きで接客を苦にしない方であれば、経験やノウハウは後から身に付けられますし、出会う人を大切にしていれば自分が不得意な事でもクルーさんや本部の方がきっと助けてくれます。出会った事も無い人が語るイメージだけで決め付けず、まずは目の前の本部の方やオーナーの話を聞いてみてください。そこから前に進んでいきましょう!

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