ローソンオーナーになったきっかけは?
私の母親がローソンのオーナーだった事もあって、16歳の頃からローソンで家業の手伝いとしてアルバイトをするようになりました。
高校卒業を控えて就職活動を始めていた時に、当時両親のお店を担当していたSVの方から「近隣のMO(マネジメントオーナー)が社員を募集しているから、話を聞いてみてはどうか」というお話があり、3年間の経験を活かせる仕事がしたいという気持ちから面接を受けさせていただきました。
そこから1年ほど勤務させていただいたのですが、元々ある程度自信があった業務でも、当然ながらオーナーへの確認・許可が必要で、自分に決定権があればもっとこう出来る、こうしたいという気持ちが大きくなっていくのを感じていました。
当時の私のように経営の経験も無い若者と比べてMOの実績は桁違いで、尊敬の気持ちは今でも持っているのですが、自分が理想とするお店を実現する為には自分がオーナーになるしかないと考えるようになっていきました。
家庭の事情で母親が経営するローソンに戻る事になったのですが、そこから将来的にオーナーになる為の修行として約8年の店長経験を積み、別の仕事をしていた弟も私に協力したいと言ってくれたお陰で話が進み、代替わりという形で経営店舗を引き継いでオーナーとして独立を果たしました。

この仕事の醍醐味は?
オーナーを目指したきっかけも、「自分だったらこうしたい」という気持ちからだったので、自分が決定権を持って取り組んだ施策で良い結果が出た時には大きな喜びとやりがいを感じます。
各店で取り組む施策についてはこちらからトップダウンで指示するのではなく、店長とクルーさんで話し合って計画した内容を共有してもらい、評価した上で最終決定を私がするという流れにしています。
計画を立てる為には前年度の結果など数字の情報も必要になってきますので、重要な数字を全て各店に知らせているのが結果的に活きていると思います。
店長時代にやりたくても中々出来なかった事が出来るようになり、今はやりがいを感じない日は無いと言えるぐらい充実しています。

今後のビジョンは?
コンビニエンスストアは日本人の生活に無くてはならないものになり、極めて身近な存在になりましたが、その反面、誰にでも出来る仕事と思われてしまうケースが多くなったと思っています。実際は一般のクルーさんでも要求されるレベルは高く、店長クラスは皆高度なスキルを持ったプロフェッショナルです。少し大きな話になるかもしれませんが、私は、オーナーだけではなくコンビニエンスストアで働く全ての方の地位向上に寄与したいという目標を持って日々の仕事に取り組んでいます。
今、私のお店で働いてくれているクルーさんがいつか他の仕事を選ぶとしても、転職した先で「コンビニエンスストア出身者は有能」と思っていただけるだけのスキルを身につけられるように考えており、機械化・AI化で人が不要になっていく中でも必要とされる人財を輩出したいと思っています。
その大きな目標を実現させる為にも、クルーさんの活躍と成長の場である店舗を更に増やし、自分のキャリアも作っていきたいと考えています。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ
私はオーナーに限らずコンビニエンスストアの仕事は誰にでも出来る事ではないと考えていますので、迷っていたとしても安易な気持ちで考えず、しっかり覚悟を持ってチャレンジして欲しいと思います。
ただ、覚悟が出来ている方に対してはあらゆるサポートを惜しまないのがローソンだという実感もあります。
分からない事は聞けば答えていただけますし、困っている時に放置されるような事はありません。真面目に取り組めば対等な立場でオーナーの成功に向けて一緒に悩みを共有してくれますし、オーナーの頑張りも正当に評価してくれます。
利益ばかりを最優先で追い求めていくと上手くいかないと感じる事もあると思いますが、一人一人に向き合ってコミュニケーションを深めて、皆が楽しく働けるお店づくりを進めていけば、必ず数字としての結果も出てくると確信していますし、オーナーでなければ味わえない喜びも感じる事が出来ます。
社員やクルーさん達と一緒に明るい未来に向かって頑張っていく覚悟が持てる方であれば、是非チャレンジしてみてください。一緒に頑張りましょう!
