ローソンオーナーになったきっかけは?
前職は自動車部品の製造会社で管理職として勤めていました。少年時代からいつかは自分のお店を持って自営業として独立したいという夢は持ち続けていたのですが、会社員としての安定は捨てられないまま時間が過ぎていきました。そのまま定年まで働く事が視野に入り退職後の人生を考えた時に、まだまだ働ける60歳から何をして生きていけばいいのだろうと思い、ずっと続けられる仕事として独立を再び考えるようになりました。
ちょうどその頃、近所に新しく出来るローソンのオーナーを募集しているというDMが自宅に届き、これは良い機会なのかもしれないと考えて家族に相談した上で説明会に参加してみる事にしました。コンビニエンスストア自体は仕事の行き帰りにいつも利用しており、従業員の方々が明るい雰囲気で楽しそうに仕事をしている姿に良い印象を持っていた為、参加に迷いはありませんでした。
実際に参加してみると、優しさと熱さを併せ持ったような担当者の方から誠実に話をしていただき、経験や資金の面でも当時の私の状況でもチャレンジ出来ると勇気が湧いてくる内容だった為、ローソンでの独立を決意しました。

この仕事の醍醐味は?
最も大きいやりがいは、人の繋がりと有り難さを感じられるところです。地域のお客様・クルーさん・本部それぞれがお互いに感謝する輪の中で働けるのはオーナーとして何よりの醍醐味だと思いますし、一般の会社員として組織で働いていた頃には決して味わえない大きな魅力だと感じています。
以前、お客様がお買い上げになった商品をクルーさんが袋に入れ忘れてしまい、後から連絡を受けてお届けに上がった事があったのですが、その時にたまたまいらっしゃった別のお客様が土地に不慣れだったクルーさんを連れて道案内として同行してくれました。お客様にとっては何の利益も無いのに、困っているからと助けてくれた温かな気持ちは今でも忘れられません。ミスは反省すべきですが、人の繋がりや優しさが感じられるこの仕事をやっていて良かったと思いました。

今後のビジョンは?
お客様に喜ばれるお店づくりを目指しているので、私にとって理想となるお店の形を追求した上で、利益も得られる状態で多店舗化を進めていきたいと考えています。
お客様にとって楽しく買い物をしていただく為には欲しいものが手に入る品揃えが大切ですが、そこだけに注力すると利益を圧迫してしまい、従業員にも充分報いる事が出来ないお店になってしまうので、バランスは常に意識しています。自分の考えだけではなく、客観的な本部の意見もしっかりと取り入れて、ただお店を増やすというより、バランスが良い安定したお店を増やしていきたいと思います。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ
ローソンは老若男女誰でも始められるのが大きな魅力だと思います。私が独立したのが40代後半ですが、一緒に始めた母は73歳で認定店長の資格を取って楽しそうに生き生きと仕事をしています。私のお店で19歳から働き始めたクルーさんは22歳でファミリー独立の制度を使い、今はローソンのオーナーになっています。年齢や経験に左右されず、初期費用も抑えられた状態で独立出来る手段は他に多くないと思います。
私も何も知らない状態でスタートしましたが、本部やSVのサポートは本当に有り難く、自分の考えだけでは思いつかないようなデータに基づいたアドバイスもしてくれています。オーナー同士の横の繋がりを作る機会も多く、同じエリアのオーナーが集まって成功事例や新商品の販促方法を共有出来るエリア会も定期的に開催されています。そこで知り合ったオーナーの皆さんとは同じ立場でないと共有できない情報のやり取りが日々行われていて、私もいつも助けられています。
独立するわけですからもちろん大変な時期もあるかと思いますが、私はローソンで独立して本当に良かったと思っていますし、今迷ってらっしゃる皆さんにも是非同じように思ってほしいと考えています。不安を乗り越える覚悟がある方であれば、まずは説明会に参加してみてください。一緒に頑張りましょう!
