ローソンオーナーになったきっかけは?
前職は主人が経営していた運送会社の社員として勤務していました。
主人が体調を崩して足を悪くしてしまったのを機に、会話の中で主人から「コンビニエンスストアの経営に興味がある」という話が出てくるようになりました。
主人はずっと心に秘めていたようで「どうしてもやりたい」と説得をされた為、まずは説明会に参加してみる事にしました。説明会の中で58歳で未経験から始めたという女性MO(マネジメントオーナー)が楽しく働いている動画を見て、「同じ歳で同じ未経験の女性?私でも出来るのでは?」と考えるようになりました。
とはいえ、足を悪くしている主人にオーナーとしての研修や業務が出来るのかと不安に思っていたのですが、説明会の担当者の方から「奥様がオーナーになられるケースも多くあります」と言っていただけて目の前の不安がどんどんクリアされていきました。
ちょうど定年後の事を考え始めていたタイミングでもあったので、振り返ってみればベストの選択をしたのかもしれないと今では思っています。

この仕事の醍醐味は?
最初は訳も分からず、ただただ売り続けるという日々だったのですが、今は「物の売り方」が分かってきたような気がしています。
ターゲットを明確にして、どういう陳列、どういう紹介をすれば手にとってもらいやすいのかを考えて実行していくと単価の高い商品も想像以上に売れる事が分かり、商売の醍醐味を感じてとてもやりがいを感じます。
例えば地域限定商品の場合。以前、地元のゆるキャラのイラストが入った単価の高いお菓子を多めに発注して売り方に迷った時がありました。そこで、GWに勝負をかけてターゲットを観光客の方々に絞り、出雲のお土産にと紹介POPを添えて目立つ場所に大量に陳列したところ見事に完売。普通に所定の場所にただ置いていただけでは絶対に完売しなかったと思いますし、自分たちで考えて工夫した事が結果に繋がる喜びは何事にも代え難い物でした。
また、今はシフトの調整が自分で出来るようになり、休もうと思えば休めるという前提があるので気持ちの面では随分楽になりました。雇われている時と比べて自由度は非常に高く、オーナーの醍醐味の一つだと思っています。

今後のビジョンは?
これからの展望については主人の方が積極的に考えていて、複数店化はもちろん、出雲で一番の規模にしようとやる気に満ちています。
私はどちらかと言うと現実的というか、ちゃんと地盤を整えてから次の事を考えようとしているのですが、オーナーになった時と同じように「やる」と言い出したら止まらないので私も頑張っていく事になると思います(笑)。
個人的な目標は契約の10年間を問題なく全うする事ですが、その後は娘が先頭に立って引っ張っていってくれると良いなと思っています。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ
オーナーとして、何でも一人で出来なければいけないと思う方もいらっしゃると思いますが、ローソンのオーナーは一人で何でも抱え込む必要はありません。
「経営者は孤独」という表現をよく耳にしますが、私は孤独を感じた事はありません。実際開業してみればSVさんや本部スタッフが沢山応援に来てくれましたし、クルーさんも徐々に増えて、集まってくれた皆が私を助けてくれています。
自分一人では経験も無いし、一人の力では何も出来なかったかもしれませんが、自分が出来ない事は他の誰かが出来ますし、困った時には絶対誰かが助けてくれます。
初期費用もほとんどかからず商売をやらせてもらって偉そうな事は言えませんが、「やりたい」と思った時点できっと素質はあります。未経験からでも年齢・性別問わず始められる仕事ですので、興味を持った方には是非チャレンジしてほしいと思います!
