ローソンオーナーになったきっかけは?

親戚の仕事の都合で高校を卒業してから4年半、南米のベネズエラの家庭用品メーカーで働いていました。帰国してからはスペイン語のスキルを活かしたいと考えて国内のツアー会社に就職をしましたが、想像したような仕事内容ではなく、商社に転職。そこで17年間、営業職を務めました。商社の仕事自体にはやりがいを感じていたのですが、バブル崩壊と共に会社の業績が悪化し、またも転職を余儀無くされました。同業の商社で一度は働き始めたのですが想像とはギャップがあり、これからどう生きていくかを考えていた頃、本当に何となく入った電話ボックスで何かに呼ばれたように電話帳を開いた時に、ローソンのオーナー募集の広告が目に飛び込んできました。いてもたってもいられない気持ちになり、電話をかけて後日事務所で詳しい話を伺う事になりました。
いざ詳しい話を聞いてみるとワクワクが止まらなくなり、初めて妻に「オーナーになりたい」と相談を持ちかけたところ、背中を押してくれる事になり、トントン拍子に話が進んでいきました。
これまでの経験から業務内容へのギャップや待遇に苦しんできた事もあり、自分の価値を自分で決められるチャンスがあるのなら是非挑戦したいという気持ちが強くなっていて、妻の協力が得られた事で加盟の条件もクリア出来た為、独立を決意する事が出来ました。

この仕事の醍醐味は?

自分と同じ考えを共有した従業員と一緒に楽しく働けるというのが一番のやりがいです。
他には、オーナーになるまで予想していなかった事ですが、「周りの目が変わる」というのも大きいと感じています。
今までは○○という会社の誰々という目で見られてきたのが、オーナーになって法人化すると急に個人として高く評価されるようになり、今まで勤め人としてお客様に接していた頃からは想像もつかないほど周りからの対応が変わりました。
もちろん、それにあぐらをかく事なく、ローソンのオーナーとして本部に恥をかかせるような人間にならないよう気を引き締める必要がありますが、「地位が人を育てる」という言葉があるように会社員時代より確実に責任感は増したと思っています。
周りからの期待をプレッシャーと感じる方もいるかもしれませんが、私の場合はそれが大きなやりがいに繋がっています。

今後のビジョンは?

頑張っているオーナーの生の声を聞きたいという気持ちから、セミナーに行ったら必ずMO(マネジメントオーナー)ブースに行くようにしています。
私がまだ2店舗の経営で頑張っていた当時に参加したセミナーでは、20店舗・30店舗と経営されているMOの方もいらっしゃって、当初は雲の上の存在として単純に憧れを抱きました。その頃から漠然と「いつかはMO」と思っていたのですが、今は明確な目的を持ってMOを目指すようになりました。
私がMOになれば従業員も今より夢を持って働けるようになるでしょうし、私を育ててくれたローソンに報いる事も出来ると思っています。
私がオーナーになった当時はエリア会に参加しても奈良県のオーナーは活気と情熱に溢れる元気な方が多い印象でしたが、個人的に今は少し元気が無いと感じています。
私がMOになる事で以前のように奈良県全体のローソンを盛り上げる手助けが出来るのでは無いかと思いますし、本部からもそう期待されています。
私にとってMOはゴールではなく過程ですので、早くそのステージに上がり、エリアに元気を取り戻したいと思います。

ローソンのオーナーを目指す方へのメッセージ

コンビニエンスストアの経営は以前のようにただお店を開けていればお客様が来てくれるというものではなくなってきて、大変厳しい時代を迎えており、決して楽ではありません。新しい事を始めようと思えば不安は付き物ですし、チャレンジによって失う物もあるかもしれません。ただ、どの選択肢を選んだとしても言えると思いますが、最終的には自分の気持ち、やる気次第で苦しい状況を覆す事は出来ると思っています。自分が本当に相手の事を思って行動すれば、それは必ず伝わります。不安要素ばかりを並べていけば暗くなるばかりで、物事は前に進みません。ローソン本部は常に門戸を開いていますし、どんなに辛い状況でも覆そうと覚悟とやる気を持ったオーナーには必ず報いてくれます。
私も売上が伸びず上手くいかない時期、挫折も経験しましたが、その度に本部・SVのサポートと従業員の支えに助けられて、今では5店舗を経営して毎日楽しく働けるようになりました。辛い時期に憧れたMOにも手が届くところまで来ています。
不安を並べて足踏みしていたら今のように楽しい人生を送る自分の姿は絶対に無かったと思いますので、長い目で見て、自分が最終的に送りたい人生の為に苦労する覚悟のある方には、是非チャレンジして欲しいと思います!

他のオーナーの
インタビューも見る