SDGs推進に向けた取り組み

ローソンの重点課題を特定し、
未来のあるべき姿に向けて持続可能な取り組みを推進

ローソンは私たちのグループ理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」のもと、「マチのほっとステーション」を目指してお客さま起点で事業活動を推進しています。「3つの約束」を実現するためのチャレンジこそ「SDGs(持続可能な開発目標)」推進につながると考え、課題に積極的に取り組んでいます。

「SDGs委員会」で課題の解決と進捗を共有

SDGs委員会の組織体制(2023年3月1日時点)

SDGs委員会の組織体制(2023年3月1日時点)

ローソンの事業活動を通じて持続可能な社会の実現を目指すべく、2019年3月から「SDGs委員会」を立ち上げるなど、社会課題の解決に向けて必要な体制を整備し、PDCAを回しています。2021年3月1日からは、CSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー:最高サステナビリティ責任者)を設置し、代表取締役社長がこの任に就き、取り組みをいっそう強化しています。
課題への対応については、SDGs委員会が事業方針「3つの約束」に即して重点課題を設定し、定期的にグループ全体の進捗の共有を行うとともに、各部門が事業活動における自主的な取り組みを推進しています。SDGs委員会が中心となってステップを踏みながら社会課題の解決により社会的責任を果たすとともに、企業の価値向上と持続的成長への挑戦を推し進めています。
なお、サステナビリティに関する方針、戦略、対応策のうち、特に重要な内容についてはSDGs委員会での承認後、取締役会や経営会議に上程し、正式な承認を経たのちに執行しています。
また、重点課題の中でも特にスピード感をもった対応が必要であると考えられる「CO2削減」「食品ロス削減」「プラスチック削減」「サプライチェーン拡大」「情報開示」については、SDGs委員会のもとにワーキンググループなどを設置し、取り組みの強化にあたっています。

圧倒的な美味しさ・人への優しさ・地球(マチ)への優しさ

事業方針である「3つの約束」は、お客さまを起点に「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」をお約束し、その実現にチャレンジすることで、マチに暮らす皆さんの笑顔が集まり、誰もが「ほっ」とできる、「マチのほっとステーション」を目指しています。

圧倒的な美味しさ:商品・サービスにあっと驚くような発見

人への優しさ:キレイなお店づくりと気持ちのよい接客

地球(マチ)への優しさ:CO2排出量や食品ロス、プラスチック使用量の削減

重点課題の特定

「重点課題」特定のステップ

STEP1

環境・社会・経済に対する影響が大きい課題を洗い出し、ローソンならではの「重点課題」を決定するため、事業活動を原材料調達、製造、物流等のバリューチェーンに分解。各段階で社会課題を洗い出してどのような取り組みがSDGsのゴール(目標)・ターゲット(項目)につながるのかを確認しました。

STEP2

お客さまをはじめ、FC加盟店、株主・機関投資家などのステークホルダーからいただいたご意見やアンケート結果等から洗い出した社会課題のうち、社会にとってインパクト(影響度)の大きい課題を抽出しました。

STEP3

ステークホルダーのご意見から抽出した社会課題とローソンにとってインパクト(影響度)の大きい社会課題を突き合わせ、「マチのほっとステーション」を目指すために優先すべき社会課題を特定しました。

STEP4

特定した社会課題に対応するローソンの取り組みを「3つの約束」とひもづけ、重点課題を決定しました。

マトリクス — 抽出した社会課題のインパクトの整理 —

マトリクス — 抽出した社会課題のインパクトの整理 —

取り組みを進める上での考え方

ローソングループはSDGsへの取り組みを推進する上で、次の2つの視点からの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指します。

1つ目は、自らの社会・環境に貢献する活動です。特に事業活動によるCO2排出量の削減のため、サプライチェーンのCO2排出量を把握するとともに、店舗には最新の省エネルギー機器を導入するなどしています。
2つ目は、商品やサービスの提供を通じて、お客さまの社会・環境活動への支援を積極的に進める活動です。

持続可能な社会の実現 自ら取り組む社会・環境活動、お客さまと取り組む社会・環境活動の図

社会・環境教育の実施

ローソングループでは、本部従業員及びFC加盟店オーナー、さらに店長やクルー(パート・アルバイト)を対象とした社会・環境教育を行っています。

本部従業員に向けては新入社員に対する研修をはじめ、年一回、eラーニングによる全従業員を対象とした研修を実施しています。
また、FC加盟店オーナーや店長、クルーに対しては、店舗オープン時研修のほか、社内情報誌などを通じて、情報共有を随時実施しています。

社会・環境教育の内容

対象 実施方法 実施回数 内容
FC加盟店オーナー・店長・クルー オープン時などの研修、社内情報誌など 月1回以上 店舗にかかわる社会・環境活動の情報共有
本部従業員 入社時研修、eラーニング、社内情報誌 年1回以上 ローソングループの事業活動にかかわる社会・環境活動の情報共有、環境法令順守の促進
グループ会社 講義形式での研修、eラーニング、自己学習など 年1回以上 ローソングループの事業活動にかかわる社会・環境活動の情報共有、環境法令順守の促進