取締役メッセージ

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新たな時代に向けてチャレンジを続ける
ローソンの幅広い対応力に期待してください

世界的な社会・経済の激動とともに始まった2020年。マチのインフラであるコンビニエンスストアの意義が改めて社会に認識されました。
新しい社会や生活のあり方が問われる中、コンビニエンスストアはどう対応すればいいのか。加盟店、お客さま、マチの皆さまの幸せを追求するローソンはどこへ向かうべきなのか。3名の役員に聞きました。

三菱商事の戦略的協力体制で
ローソン独自の価値創造を支援し
マチの人々に幸せを届けます

取締役京谷 裕
三菱商事株式会社 常務執行役員 コンシューマー産業グループCEO

 今、コンビニエンスストア業界を取り巻く事業環境は、私が取締役に就任した8年前には予想もしなかったほどのスピードで変化しています。過去に経験のない激動の時代に入りつつあることを実感しています。

 しかし、そもそもコンビニエンスストア業界は誕生した時から変化対応業であり、改革の旗手でした。ローソンは今後も変化対応力に磨きをかけ、独自の価値観を創造していく必要があります。その中で、独立取締役を含めた取締役会の役割も一層重要になってくると思います。

 三菱商事との戦略的協力体制も、互いに独立した上場企業として成長を目指す中で、ますます生かされていくでしょう。KDDIとの提携も三菱商事の資源を活用した好例と言えます。業界を越えたシナジーを追求する形ができました。これからもサプライチェーンにおけるつながりにとどまらず、さまざまな産業との関係を強化することでローソンの成長につながるよう、私ども三菱商事側としても支援を惜しみません。

 8年間見てきて、ローソンの一番の強みは加盟店の皆さんと築き上げてきた信頼関係だと感じます。今年度は加盟店の店利益アップという今までに例を見ない取り組みを基本方針に定めました。私は非常に正しい選択だと思います。CO2削減や食品ロス削減などのSDGsの取り組みもしっかり進んでいます。

 また「ローソンWAY」の制定により、ローソンがどう考えて動いているか、加盟店や取引先の皆さまに、よりわかりやすく浸透していく形になりました。会社の方向性も明確になり、さまざまなプロジェクトも今後、加速度的に前進していくことでしょう。私自身も、加盟店やマチの皆さまが幸せになれる新たなコンビニエンスストアモデルの構築に向け、取締役会の一員として全力を注いでまいります。

付加価値が問われる時代の
ローソンの新たなモデル創出を支援します

社外取締役鈴木 智子
一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授

 日本のコンビニエンスストア業態は新たな局面に入っていると感じます。1980年~1990年代はアクセシビリティや利便性が成長の源泉でしたが、今後はコンテンツ力や付加価値が問われます。その中で、ローソンならではの独自性をどう発揮できるか。可能性は非常に大きいと思います。

 取締役に就任して1年目ですが、取締役会はとてもオープンな雰囲気です。一人ひとりが強いモチベーションと思いをもとに知恵を持ち寄り、活発な論議を交わしています。女性比率が高く、生活インフラであるコンビニエンスストア事業について、女性の視点からもきちんと議論できていると感じます。

 私自身は大学でデザインシンキングとマーケティングの研究・教育を行っており、その知識を生かしてローソンの新しい価値創造に向けた提案をしています。デザインシンキングでは、ユーザー視点で機敏かつ柔軟なアプローチを繰り返すことが大切です。

 例えば顧客接点である店舗で、社会状況やそれぞれのマチの環境、お客さま動向に即応する最適解を見つける小さな実験が常にできれば、ローソン全体の強みにつながります。それには人財面、資金面はもちろん、情報共有についても今以上に緻密なサポートが必要でしょう。

 また、企業の社会的意義が問われる時代、ローソンの取り組みは高く評価できます。コロナ禍においても、社会を支える行動を次々と展開しました。みんなと暮らすマチを幸せにするというグループ理念を確実に実践しています。

 オンラインショッピングがどれだけ普及しても、わくわくする購買体験を求めてリアル店舗に足を運ぶ人はなくならないでしょう。そこでどれだけの付加価値を提供できるか。新しいコンビニエンスストア創出に向けて誠実に真摯に行動するローソンに、これからも大いに期待します。

確かなガバナンス体制のもと前向きに次代を見据える
ローソンの姿勢を評価します

社外監査役五味 祐子
弁護士 国広総合法律事務所パートナー

 社外監査役として2年目となりました。毎回の取締役会は自由闊達な雰囲気です。竹増社長の人柄もあって、多様なバックグラウンドをもつ独立役員からはさまざまな知見や厳しい意見も出ますが、良い提案はどんどん取り入れ、建設的かつ本質的な議論を重ねながら意思決定がなされています。ガバナンスが非常に効いていると感じます。

 法律家としての私の役割は、意思決定のプロセスが適正に行われているか、必要なリスクが検討されているかを注視し、経営判断の質を確保することです。三菱商事との関係でも、個別案件の意思決定では子会社であるローソンやその株主にとっての利益を確保する視点で厳しくチェックしていきます。現在のところ、三菱商事との取り組みは、緊張関係を持ちながら、良いコラボレーションができています。

 また、お客さまと接する小売業には常に新たなリスクが発生するものですが、ローソンでは小さな問題も報告されており、リスク管理体制は非常にしっかりしています。マイナス情報も素早く共有し、冷静かつ迅速に対処し、将来に向けての再発防止策を打つポジティブな姿勢には安心感が持てますし、高く評価できます。

 私は監査役になる前からローソンのファンでした。新しい価値観や生活スタイルに沿った独自の商品展開や、店舗クルーさんの温かな接客にも好印象を持っていました。ローソンでこその商品ラインナップや、それぞれのマチに合った個性ある店舗づくりには一顧客としても期待しています。加盟店とのパートナーシップも今後、一層の強化が進みます。特に加盟店利益アップに目標値を置いたことは非常に良い取り組みです。厳しい競争環境や社会状況において数字に表れるのはこれからとなりますが、変化に対する柔軟性と、前向きで風通しのいい社風が、良い結果をもたらすことを大いに期待しています。