三鷹の森ジブリ美術館

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2009年10月
ギャラリー展示
男鹿和雄『秋田、遊びの風景』展へ行こう!

好評開催中のギャラリー展示 男鹿和雄『秋田、遊びの風景』展をご紹介!

ギャラリー展示 男鹿和雄『秋田、遊びの風景』展へ行こう!開催中~2010/2/1(月)予定

美術監督・男鹿和雄の心にある'60年代の秋田をギャラリー展示

『となりのトトロ』『おもひでぽろぽろ』などの作品で美術監督を務めた男鹿和雄の画文集『秋田、遊びの風景』がこの夏、出版された。美術館では、出版を記念したギャラリー展示 男鹿和雄『秋田、遊びの風景』展が開催されている。
展示を企画した中島館長は、「『秋田、遊びの風景』は、スタジオジブリの小冊子『熱風』に2年間掲載された男鹿さんの連載をまとめたもの。僕はこの連載が大好きで一冊になるのをとても楽しみにしていました。それで、せっかく本が出るなら美術館でも何かしたい、と思い今回の企画を立ち上げたんです」と語る。展示では、本に登場する男鹿氏が少年期を過ごした'60年代の、やわらかな色彩とタッチで描かれた秋田の風景を解説。「本に広がる風景は今も秋田に残っている。決して懐古趣味のものではないんです」と中島館長。「肌でそのことを感じてもらうために、本で紹介されている遊び道具や料理の写真も展示しました。お子さんには、自然の中で羽を伸ばす方法をこの展示から発見してほしい。大人の方には、今でもこんな風景が残っていることを知ってほしいですね」。魚を捕って遊んだ川、キノコを採りに出かけた山、家庭的な料理の並ぶ家族の食卓……。食や生活に密着した、子どもたちの創意工夫して遊ぶたくましい姿と、美しい風景。ぜひじっくりと楽しんでほしい。

【昔懐かし「箱ゾリ」】雪道で活躍する箱ゾリは、箱のなかに荷物が積めて便利。雪が固く凍ったところでは、箱ゾリをぐっと力強く押したあとテールの部分に足を乗せ、惰性で滑らせて遊んだ。
【美しくやさしい秋田の田園風景】本の表紙用に描き下ろされた1枚。
「取材で秋田に行くと、まったく同じ景色が広がっていてうれしかった。男鹿さんの心の中にある、原風景なんですよね」と中島館長。
【遊び道具も手作りでした】少年雑誌の付録の工作はいつも届くのが楽しみだったが、紙製ですぐ壊れてしまうのが難点。工作を真似たオリジナルの遊び具を手作りすることもあったそう。
【左上】太巻き。包丁を入れた断面は「芸術的と言ってもいいくらいきれい。
近所の人たち同士で、競い合って作っていたそうです」(中島) 
【右上】煮つけ。具材は、フキ、シイタケ、厚揚げ、ゼンマイ、タケノコなど。
重箱に詰められたやわらかそうな煮つけの色彩が、食欲をそそる。 
【左下】寒天。甘いけれどさっぱりした味わい。上にとき卵を乗せるのが主流だが、男鹿家だけは特別で、刻んだ
ゆで卵を乗せていたという。
【右下】本で「数あるタケノコ料理の中で、私はこのみそ汁が1番好き」と紹介されているタケノコのみそ汁。秋田人は、タケノコ好きが多いとか。
'52年、秋田県生まれ。 '88年の『となりのトトロ』以降、『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』など、数々のスタジオジブリ作品の美術監督を務める。絵本、イラストレーション、書籍の挿絵なども手掛け、'06年には『種山ヶ原の夜』でDVD作品の監督も務めた。

※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。予めご了承願います。