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ルパン三世 1st.TVシリーズ

三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品
ルパン三世 1st.TVシリーズ
日付:終了しました。

「ルパン三世1st.TVシリーズ」渋谷シネマ・アンジェリカにて公開中!
お金も時間もなかったけれど燃えていた。 若き日の大塚康生、高畑勲、宮崎駿が作ったルパン三世
一期は夢よ、ただ狂へ。(『閑吟集』より)
仲間がいて、ライバルがいて、少しの知恵とセンスがあれば、ピンチも意外と楽しめる。
1971年、「ルパン三世」1st.TVシリーズの放映が開始されました。初の「大人向けTVアニメーション」として制作された当初のルパンは、青いジャケットを羽織ったダークでカッコイイ、まさに「大人の男」でした。莫大な財産を持ち、倦怠感をまぎらわすために盗みを働くルパン。しかし、そんなルパン像に疑問を抱いていた高畑・宮崎は、視聴率低迷による演出交代に伴い路線変更を敢行。祖父の財産は先代が使い果たし、一文無しであるという解釈を打ち立て、お金がなくても快活で陽気、活力にあふれ信頼できる仲間とライバルに囲まれた「ルパン三世」という像を作り上げました。
今回は高畑・宮崎が演出をした、1st.TVシリーズの中でも特に人気の高い3作品を選び、上映します。また今年初春に撮影した、1st.TVシリーズの作画監督である大塚康生、高畑・宮崎両監督のインタビュー映像(約30分)をシネマ・アンジェリカのみで上映します。さらに劇場内では、当時の設定資料や限定グッズなどの展示を予定しています。
各話 あらすじ
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tv11話 7番目の橋が落ちるとき

演出:Aプロダクション演出グループ/1972年/25分/

ルパン三世を名のる謎の犯人により、現金輸送車襲撃のためと思われる架橋爆破事件が連続して起こった。真犯人を突きとめ、館に忍び込んだルパンだったが、逆にまんまと罠にはまり囚われの身となる。人質に取られた少女の命を救うため、ルパンは現金輸送車の襲撃を引き受ける。

※この回でルパンは初めて他人を救うために行動を起こす。人質として囚われた少女のため、温かいコーヒーを差し出すルパンの姿は、まさに「カリオストロの城」に通じる高畑・宮崎演出のルパンと言えるだろう。

tv14話 エメラルドの秘密

演出:Aプロダクション演出グループ/1972年/25分/

"ハリウッドの女王"キャサリンと、大富豪レイモンドの結婚披露パーティーが豪華客船上で開催された。キャサリンの胸に輝く、伝説の大粒エメラルド「ナイルの瞳」を狙うルパン。だが、それはキャサリンの侍女に扮した不二子がすりかえたニセモノだった。しかし、実は不二子が手にしていたものもニセモノ。「ナイルの瞳」はいったい何処に?

※銭形と不二子のダンスシーンの原画は宮崎駿が担当。また、第2シリーズ以降で不二子を演じる声優・増山江威子がキャサリン役で出演。シリーズ後半の特徴の一つであるドタバタアクションが楽しく展開する。

tv19話 どっちが勝つか三代目!

演出:Aプロダクション演出グループ/1972年/25分/

フランス・フェア開催を機に、代々ルパン家のライバルであるガリマール家の三代目が来日した。ガリマール警部三代目は、アルセーヌ・ルパンの遺品をフェアに出品。テレビを通じて、ルパンを挑発し、「科学と論理」に基づいた物量作戦でルパン逮捕を狙う。

※奇想天外な方法でお宝を見事盗み出す、笑いと爽快感に満ちた高畑・宮崎演出ルパンの代表例の1本。
また、不二子の「機動隊との乱闘に参加したことのある人、手を上げて!」というセリフも、当時の時代を感じさせる。

上映時間 105分(上記3話+ドキュメント「ルパン三世」とその時代 約30分 )