IR(株主・投資家情報)

社長メッセージ

代表取締役社長 CEO
新浪 剛史

 このたび当社は、2008年2月期中間決算を発表いたしました。主な業績数値は下記の通りです。

連結営業利益 255億円
(前期比105.5%)
連結経常利益 255億円
(前期比104.8%)
中間(当期)純利益 123億円
(前期比103.3%)

 業績詳細はこちらをご覧下さい。

 今期は、経営施策として既存店の強化を図るため、女性やシニアのお客さまをターゲットとした客層拡大を目指し、健康志向の商品開発や、生鮮食品を取り扱うローソンプラス店舗への改装を推進しています。中間決算の主なトピックスは下記の通りです。

(1) 既存店前年比については、主に中四国を中心とした地方都市の苦戦が続いたことにより、既存店売上高前年比は99.0%と計画を下回りました
(2) 販売促進費の効率的な使用と、無駄な管理コストの削減が奏効し、販管費については計画を削減することができました
(3) 子会社であるナチュラルローソンについては、既存のコンビニエンスの常識にとらわれない店舗デザインや商品開発を行うために独立した子会社として運営することでブランド力を高め、健康志向商品など差別化できる商品開発体制を整えました。これをもって第一フェーズは完了したと考えています。第二フェーズとしてFC化の推進及び既存のローソンやローソンプラスへの商品ノウハウ導入を進めるべく、ナチュラルローソン事業を本体に吸収することとしました

下期も引き続き既存店の強化を主眼とし、通期計画の達成を目指します。重点施策は下記の通りです

(1) 既存店の強化。引き続き個店カルテをもとに、立地にあった品揃えを行います。また大型キャンペーンやローソンパス・マイローソンポイントを活用した会員限定のキャンペーンを行うことで、客層の拡大及び客数の増加を目指します
(2) ローソンプラスについては、ROI(投資収益率)を重視して、オーナー収益を改善すべく、積極的な改装とマチ(地域)に合った商品品揃えの改善を進めていきます。
(3) 当社独自の出店基準を厳格に適用し、出店数を追うのではなく、収益性の高い店舗の出店を行います
(4) (株)九九プラスとの提携については、ローソンストア100とショップ99との共同物流や共通商品開発を進めてまいります

資本政策についてはROE(自己資本当期純利益率)を最重要視して、既存店強化による大量出店・大量閉店モデルからの脱却を進めます。また、配当政策・自社株取得については本日210億円(発行済株式総数の約5%)を上限をとした自己株式取得決議をしました。今後は株価を鑑みながら、増配・自己株取得の実施と消却を行ってまいります。株主・投資家の皆さまにおかれましては、ROE(自己資本当期純利益率)を指標とした資本効率向上への強い意思と、企業価値創造の努力に対して引き続きご理解とご支援をいただきますよう何卒よろしくお願いいたします。

平成19年10月10日

代表取締役
社長執行役員

新浪 剛史

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