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社長メッセージ

 こんにちは、新浪です。

 本日、2004年2月期中間決算発表をしました。当中間期は、10年振りの記録的な冷夏や一部地域の競合激化、地域経済・景況感の改善が見られないなどの理由によりチェーン売上高が前年対比減少し、営業収入も減収となりました。3月より導入した支社制の稼動によるきめ細かなコストコントロールや各関係会社の業績が改善するなどの要因で、経常利益は前年比若干増となり、連結利益目標は達成することができました。

 さて本年度は、中期3ヵ年計画「ローソンチャレンジ2004(ローソンの再生・更なる成長のための変革プラン)」を確実に推し進めていくという位置付けの中、昨年度に実施した施策をきちんと軌道にのせていくことを行なっています。

 ここで特に、(1)現場の活性化、(2)バリューチェーンの最適化、(3)アライアンスについてお話ししたいと思います。

(1) 現場の活性化-支社制を導入した狙い通り決裁権限が現場に大幅委譲され、地域に根ざしたよりスピーディーな対応が可能になりました。結果として、店舗開発や地域特性を打ち出した商品開発が進み、現場の活性化につながっています。
(2) バリューチェーンの最適化-今年度中に全国約40の米飯ベンダーを数社のメガベンダーに集約する計画をスケジュール通りに進めています。集約ができたエリアでは、工場に最新製造機器が導入され、インフラ整備がなされることで、品質が均一化され、より高品質な商品を提供することが可能となります。またインフラ整備ができたエリアから、保存料の撤廃・食品添加物の総量規制を実施しており、「安全・安心・健康+おいしい」商品を提供し始めています。既に首都圏・近畿圏は完了しており、今後、全国に広げていきます。
(3) アライアンス-日本郵政公社を始め、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下CCC)、新日本石油株式会社(ENEOS)、地方銀行などと進めてきています。アライアンスの考え方は、いかに客数をアップすることができるかという点と、今まで私たちローソンが対応できていなかった商圏・客層を取り込んでいくという点です。尚、10月1日より開始しているCCCとのポイントプログラム提携では、確実に客数アップにつながっています。
今後も積極的に、アライアンスに取り組んでいく考えです。

 下期のスタートである9月は、既存店売上高前年比が7ヶ月振りに100%を上回り、好調なスタートを切っています。

 私たちローソンは、地域に密着したお客様から愛される「マチのほっとステーション」実現を目指し、お客様にもっと多くご来店頂けるよう、全社・オーナー一丸となって取り組んでいきます。そしてオーナーの収益向上、経営計画の達成を目指していきます。

 今後とも私たちローソンに是非、ご期待下さい。

平成15年10月14日

代表取締役
社長執行役員

新浪 剛史

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