株式会社ローソンと株式会社ベンチャーリパブリックとの資本・業務提携契約締結のお知らせ
2011年1月28日
株式会社ローソン(以下「ローソン」)と株式会社ベンチャーリパブリック(以下「ベンチャーリパブリック」)は、両社の取締役会決議を経て、本日、資本・業務提携契約を締結することに合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
本資本提携により、ローソンはベンチャーリパブリックの筆頭株主となります。今後、ローソングループの会員を対象としたEコマース事業に、ベンチャーリパブリックの持つEコマースの商品情報を連携させ、既存サービスの向上や新規事業の創出を行い、お客様の利便性向上を目指してまいります。
記
1.業務提携の理由
ローソングループは、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」の企業理念のもと、コンビニエンスストア「ローソン」、「ナチュラルローソン」及び「ローソンストア100」を展開しております。また、ローソン店舗の店頭に設置しているマルチメディア端末「Loppi(ロッピー)」を通じて、株式会社ローソンエンターメディアのチケットサービス、アーティストグッズの販売、ファンクラブの運営等を実施しております。
平成22年12月には、HMVジャパン株式会社(以下「HMV」)の株式の取得、オリコン株式会社との業務・資本提携契約の締結等、エンタテイメント部門を拡大・強化してまいりました。また、Eコマース事業において、約2,900万人の「Ponta(ポンタ)」会員と500万人のHMV会員の皆様へのサービスを推進しております。平成23年3月より「エンタテイメント・ECグループ」を設置し、この分野での事業の拡大・構築を目指しております。
ベンチャーリパブリックは、インターネット・モバイルを利用した消費者への購買支援を目的として、パソコンや家電製品、ブランド腕時計、お酒等、約3,400万点の商品を掲載している総合価格比較サイト「コネコネット」(月間サイト訪問数約573万件)をはじめ、主要な旅行会社が提供するツアー、航空券等の商品情報約80万点を掲載する旅行比較サイト「Travel.jp」など複数のウェブサイトを運営しております。各ウェブサイトでは、それぞれの分野に精通した“専門家スタッフ”によって質・量ともに充実した商品データベースを制作・保有しており、コアユーザーにも満足いただける専門性の高い購買支援サービスの提供を追求しております。
両社の提携により、ベンチャーリパブリックの持つハイレベルで専門性の高い価格比較・商品検索機能と約3,400万点にのぼるEコマースの商品情報を、ローソンの参加する共通ポイント「Ponta」会員向けサービスに連携させ、Eコマース事業の拡大と収益力向上を目指してまいります。
一方、ベンチャーリパブリックの運営サイトにおいても、ローソン及び「Ponta」会員による利用やユーザー投稿による商品レビューの増大が期待できます。
両社は、今回の資本・業務提携を機に、Eコマースでの新しいサービス提供を目指し、今後様々な分野での検討・協業を図ってまいります。
2.資本・業務提携の内容等
(1)業務提携の内容
1.ベンチャーリパブリックのノウハウや機能のローソンEコマースサイトへの活用
2.両社のインターネットサイトやポイント会員、ローソン店舗を活用した相互送客や共同キャンペーンの展開
3.ベンチャーリパブリックの運営するサイト上での「Ponta」ポイントプログラムの活用
(2)ローソンが新たに取得するベンチャーリパブリックの株式の数及び発行済株式数に対する割合
362,700株(35.37%)
当該株式は本日別途公表しております「主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」のとおり、ベンチャーリパブリックの主要株主である筆頭株主の三菱商事株式会社より、同社が保有するベンチャーリパブリック株式の全部を取得するものであります。
取得にかかる詳細は下記のとおりでございます。
1 |
取得株式数 |
普通株式 362,700株 |
2 |
取得価格 |
1,600円/株 (注)取得価格については、第三者評価を基に、当事者間において協議の上、決定しております。 |
3 |
取得総額 |
580,320,000円 |
4 |
取得方法 |
三菱商事株式会社が保有するベンチャーリパブリック普通株式をローソンが市場外取引を通じて取得 |
3.ローソン及びベンチャーリパブリックの概要
(1)ローソンの概要
(1) |
商号 |
株式会社ローソン |
|||
(2) |
本店所在地 |
東京都品川区大崎一丁目11番2号 |
|||
(3) |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長CEO 新浪 剛史 |
|||
(4) |
事業内容 |
コンビニエンスストア「ローソン」のフランチャイズチェーン展開 |
|||
(5) |
資本金の額 |
58,506百万円 |
|||
(6) |
設立年月日 |
昭和50年4月15日 |
|||
(7) |
大株主及び持株比率 |
三菱商事(株) 32.1% 丸紅フーズインベストメント(株) 4.8% 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 4.0% 日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口)3.7% ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505223 3.3% (平成22年8月31日現在) |
|||
(8) |
上場会社と当該会社との関係等 |
資本関係 |
該当事項はありません |
||
取引関係 |
該当事項はありません |
||||
人的関係 |
該当事項はありません |
||||
関連当事者への該当状況 |
該当事項はありません |
||||
(9) |
当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態 |
||||
|
平成20年/2月期 |
平成21年/2月期 |
平成22年/2月期 |
||
純資産 |
188,573 百万円 |
201,166 百万円 |
198,135 百万円 |
||
総資産 |
397,107 百万円 |
436,096 百万円 |
448,131 百万円 |
||
1株当たり純資産 |
1,867.84 円 |
1,968.12 円 |
1,935.41 円 |
||
チェーン全店売上高 |
1,415,106 百万円 |
1,558,781 百万円 |
1,666,136 百万円 |
||
営業利益 |
46,610 百万円 |
49,186 百万円 |
50,275 百万円 |
||
経常利益 |
46,244 百万円 |
48,787 百万円 |
49,440 百万円 |
||
当期純利益 |
22,119 百万円 |
23,807 百万円 |
12,562 百万円 |
||
1株当たり当期純利益 |
214.69 円 |
240.10 円 |
126.67 円 |
||
1株当たり配当金 |
110 円 |
160 円 |
160 円 |
(2)ベンチャーリパブリックの概要
(1) |
商号 |
株式会社ベンチャーリパブリック |
|||
(2) |
本店所在地 |
東京都港区西麻布四丁目3番11号 |
|||
(3) |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 柴田 啓 |
|||
(4) |
事業内容 |
価格比較サイトの運営を通じた消費者のための購買支援事業 |
|||
(5) |
資本金の額 |
307百万円(平成21年12月31日現在) |
|||
(6) |
設立年月日 |
平成13年1月4日 |
|||
(7) |
大株主及び持株比率 |
三菱商事(株) 35.37% 柴田 啓 8.56% 柴田 健一 6.18% 太陽生命保険(株) 4.87% (株)日経BP 3.90% (平成22年12月31日現在) |
|||
(8) |
上場会社と当該会社との関係等 |
資本関係 |
該当事項はありません |
||
取引関係 |
該当事項はありません |
||||
人的関係 |
該当事項はありません |
||||
関連当事者への該当状況 |
該当事項はありません |
||||
(9) |
当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態(平成21年12月31日現在) |
||||
|
平成19年/12月期 |
平成20年/12月期 |
平成21年/12月期 |
||
純資産 |
637 百万円 |
898 百万円 |
747 百万円 |
||
総資産 |
787 百万円 |
1,089 百万円 |
885 百万円 |
||
1株当たり純資産 |
66,145.57 円 |
876.55 円 |
903.65 円 |
||
売上高 |
1,254 百万円 |
1,471 百万円 |
1,471 百万円 |
||
営業利益 |
206 百万円 |
170 百万円 |
75 百万円 |
||
経常利益 |
212 百万円 |
170 百万円 |
79 百万円 |
||
当期純利益 |
327 百万円 |
94 百万円 |
47 百万円 |
||
1株当たり当期純利益 |
34,011.39 円 |
95.49 円 |
53.34 円 |
||
1株当たり配当金 |
- |
10 円 |
10 円 |
4.日程
資本・業務提携契約締結日 | 平成23年1月28日 |
事業開始日 | 平成23年1月28日 |
5.今後の見通し
本件資本・業務提携が両社の直近の業績に与える影響は軽微と考えておりますが、今後の事業展開により、本件が業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には、適時に開示致します。また、本資本提携により、今後、ベンチャーリパブリックはローソンの持分法適用関連会社となる予定です。
以上