ニュースリリース

ローソン30周年記念 論文・アイデア大募集「未来のコンビニを考えよう」最優秀賞・審査員特別賞他決定!最優秀賞作品「子育て応援コンビニ」を実現します。

2005年11月14日

株式会社ローソン(代表取締役社長兼CEO 新浪剛史)は、創業30周年記念「未来のコンビニを考えよう」論文・アイデア大募集の最終審査を行い、「最優秀賞」1作品、「審査員特別賞」3作品、「ローソン特別賞」2作品を決定しました。「最優秀賞」は花井 みさと さん(三重県出身、32歳、女性)の「子育て応援コンビニ」。コンビニが若い子育て中のお母さんたちのコミュニケーションの場に成長していく内容です。ローソンは、この作品のアイデアを2006年春ころ実現します。

「未来のコンビニを考えよう」は、創業30周年を記念したイベントです。これまでの30年、消費者ニーズをとらえたコンビニは社会インフラの一部への道を歩んできました。今後、40年、50年、60年と歩みを進めていくなかで、未来のコンビニをお客様といっしょになって考えていく試みです。 アイデア募集は、「こども部門」「論文部門/学生の部」「論文部門/一般の部」「インナー部門(ローソン関係者が応募)」の4部門を設け、6月7日?8月31日の期間、「こんなコンビニがあったらうれしい」「コンビニエンスストアに期待したいこと」などをテーマにアイデアの作文・イラストや論文を募集したもので、1,340作品の応募がありました。 「最優秀賞」は「こども部門」「論文部門/学生の部」「論文部門/一般の部」から1作品、「インナー部門」から1作品を決定しました。 「インナー部門」の「最優秀賞」は株式会社ローソン北海道支社の冨田岳生さんの「『コンビニがマチの為に出来る事?北海道編』宅配事業への進出?生活クラブ領域へ拡大」という論文で、このアイデアについてもアイデア実現に向けた検討を開始します。 また、優れた作品が数多く寄せられたため「審査員特別賞」(松永真理賞、林真理子賞、田坂広志賞各1作品)および「ローソン特別賞」(2作品)を、最終審査の場で急遽設定しました。 ===「未来のコンビニを考えよう」最優秀賞・審査員特別賞受賞者 概要===【最優秀賞】花井 みさと(はない みさと) 年齢・性別:32歳・女性 出身地:三重県 作品形態:論文 内容要約:子育て中コンビニ:ベビーフード販売。レジにベビーキープ(赤ちゃんを固定できる座らせる椅子)。トイレにベビーベッドや子供用オマル。出入り口のひさしがもう少し大きく。お弁当とデザートの割引販売。アダルト系雑誌は夜のみ販売。子育て中ママを優先的に平日9:00-15:00雇う、子供の夏休み・冬休み・春休みは学生と交代。【審査員特別賞】《松永真理賞》伏見 真凜(ふしみ まりん) 年齢・性別:9歳・女性 出身地:神奈川県 作品形態:作文&イラスト 内容要約:ローソンでペットに会おう:家のパソコンやローソンの機械で、自分のペットを作り、ローソンのお店で登録した番号を打ち込むと、画面に自分のペットがでてくる。ローソンで買い物すると、ポイントがたまり、ポイントを使ってペットの食べ物を買ったり、一緒に遊べたり、ペットの写真がプリントアウトできたりする。《林真理子賞》長瀬 陽一郎(ながせ よういちろう) 年齢・性別:10歳・男性 出身地:岐阜県 作品形態:作文&イラスト 内容要約: 「からあげくんレギュラー」のニワトリをキーホルダーにする。又は小銭入れ。からあげくんニワトリも、ご当地ものをつくる。名古屋の「みそ風味からあげ」、大阪の「たこ焼き風味からあげ」など、期間限定で食べてみたい。《田坂広志賞》松本 任代(まつもと たかよ) 年齢・性別:30歳・女性 出身地:東京都 作品形態:論文 内容要約:「社会福祉法人社会福祉協議会」(社協)とコンビニが手を組み、コミュニティービジネスを推進していく。高齢者や障害者の雇用機会を創出でき、高齢者を対象にした「24時間安心サポートサービス」の対応窓口も設置する。社協の行っている福祉サービスの受付窓口としても一部機能させる。【ローソン特別賞】古渕 雄也(ふるぶち ゆうや) 年齢・性別:10歳・男性 出身地:新潟県 作品形態:作文&イラスト 内容要約:どこでもローソンバス:新潟県中越地震のときコンビニがあって助かった。足が痛い人や病気の人は行けないので、どこでもローソンバスがあったら便利。海やお祭りにもきてほしい。山本 夏未(やまもと なつみ) 年齢・性別:11歳・女性 出身地:愛知県 作品形態:作文&イラスト 内容要約:移動笑顔コンビニローソン号:商品の配達でなく、ローソンコンビニごと移動する。笑顔と商品を配達、もって来てくれたらいいなー。タイヤはとまると引っこみ、車イスでも段差が無く入れる。===審査員総評===【審査員長】◆新浪剛史われわれはコンビニのインサイダーになってしまっており、内部で色々な議論をしても、この様なアイデアは出てきませんでした。今回特に感じたのは、2歳から85歳という幅広い年代の多くの方々がコンビニに期待して下さっているということです。しかも、求められているのは無機質なものではなく、夢のあるもので、ローソンを個性あるコンビニにしたいと、私がこの3年間やってきた方向性が正しかったと実感しました。【審査員】◆田邊栄一こども部門の発想の素晴しさには心打たれました。たとえばローソンバス(移動ローソン)。地域に根ざしているつもりのコンビニも、ご高齢の方には行きづらいとお考えの方もいらっしゃると思います。そんな方のところに、こちら側から出向いてサービスを提供する発想は素晴しいと思います。しかも、ローソンバスには、子供たちの絵が飾られ、駄菓子屋さんの役割も果たすコンビニが子供たちとご高齢者の接点となります。【特別審査員】◆松永真理コンビニが商品を買うだけの場ではなく、皆さんの生活に根ざしたものになっていることを実感しました。皆さんはコンビニを受身でなく、「参加したい」ものととらえているようですね。ローソンが言っている「マチのほっとステーション」も、“あつい場所”ととらえるだけでなく、こどもたちは塾帰りに、子育てしているお母さんは家から出てローソンで、“ほっと”してるんだなと感じました。◆林真理子林真理子賞には、店頭で売っている「からあげくん」のニワトリをキーホルダーにしたり、名古屋の「みそ風味からあげ」、大阪の「たこ焼き風味からあげ」など、地域の味をローソンで食べてみたいというご当地ものも入った楽しいアイデアを選びました。私もコンビニが大好きで、色々と想うことはいつもあったので、今回いろいろな方のアイデアをたくさん読ませていただき、とても楽しかったです。◆田坂広志今回の審査は、こども・学生・一般の優れた作品から最優秀賞をひとつ選ぶという、まるで異種のスポーツからMVPをひとり選ぶような、たいへん難しいものでした。こども部門は、無邪気な夢が率直に語られていて心洗われました。そして、コンビニを自分たちにとってもっと楽しいところにしてほしいという期待を感じました。