ニュースリリース

「iD(アイディ)」と「トルカ」をローソン全店舗に導入、さらに広範な協業を検討ドコモとローソンが資本提携および業務提携に合意

2006年3月28日

 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村維夫、以下「ドコモ」)と株式会社ローソン(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長兼CEO:新浪剛史、以下「ローソン」)は、ドコモによるローソンへの資本参加及びお客さまの更なる利便性向上を目的とした業務提携について、本日合意いたしました。

概要は以下のとおりです。


1.提携の趣旨
生活インフラとして約5,000万人のお客さまに携帯電話をご利用していただいているドコモと、全国47都道府県に約8,300の店舗を持つローソンは、今回の提携を通じて、両社の企業ブランド、顧客基盤、ノウハウなどを活用した新たな付加価値のあるサービスを提供することで、お客さまの生活をより豊かなものにすることを目指してまいります。
また、この資本提携により両社の協業を確固たるものとし、業務提携における各種取組みをスピーディーに実現してまいります。

2.提携の概要
(1)資本提携の内容
ドコモは、ローソンの発行済株式総数の2.0%に当たる普通株式2,092,000株を、自己株式の譲受により、約90億円で取得する予定です。なお、取得日については4月14日の予定です。
(2)業務提携の内容
<今回実現する提携分野>
1)ローソン全店舗に「iD」による決済サービスを導入ドコモのおサイフケータイ®で買い物などができるケータイクレジット「iD」による決済サービスを2006年4月30日までに約100店舗のローソンに先行導入し、その後、2007年3月31日までに全店舗に導入いたします。
2)ローソン全店舗で「トルカ」を利用した情報提供サービスを導入ドコモのおサイフケータイをリーダー/ライターにかざすだけで情報を取り込める「トルカ」を利用し、お客様へローソン店舗の販促情報などを提供するサービスを、2007年3月31日までにローソン全店舗に導入いたします。
<今後検討を実施する提携分野>
今後、両社で定期的な検討会を開催し、下記の内容について検討いたします。
1)おサイフケータイを利用したローソン会員サービスの提供および同会員サービスと「iD」決済サービスの連携
2)トルカを使った広告配信ビジネスなどの展開
3)ローソン店舗内ATMの「iD」への対応
4)ローソンが提供するローソンポイントとドコモが提供するドコモコインなどの連携
5)ローソン店舗におけるドコモ受付業務の一部代行
6)おサイフケータイを活用した深夜営業店舗における無人化などのオペレーションの構築
7)その他、両社リソースを活用したローソン店舗での新サービスの提供
※「iD」「トルカ」「おサイフケータイ」はドコモの商標または登録商標です。