ニュースリリース

特別損失の発生及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

2007年1月 9日

 当社において、特別損失を計上することとなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。また、これに伴い、平成18年10月11日に開示いたしました平成19年2月期(平成18年3月1日?平成19年2月28日)の業績予想を修正いたしましたので、併せてお知らせいたします。

1.特別損失の発生及びその内容 当社は、本日開催の取締役会において、全社システムの全面刷新を行うことを決定いたしました。 新システムは「光ファイバーネットワーク」を基盤とし、店舗では、POSレジ、ストアコンピュータ、Loppi、その他の店舗オペレーション機器類を刷新いたします。全社システムのうち情報系は、商品開発システムと店舗開発システムを見直し、基幹系では財務会計と統合マスター(商品や取引先などの管理マスター)の全面再構築を行います。 この次世代システム導入に伴い発生する既存システムのリース解約費用等約20億円を、前倒しで処理いたします。 また、店舗閉鎖に伴う固定資産除却損等の特別損失が期初予想より約5億円増加する見込みとなり、上記の既存システムのリース解約費用等と合わせて約25億円の特別損失の増加を見込んでおります。2.通期業績予想の修正(平成18年3月1日?平成19年2月28日) 特別損失の発生に伴い、個別業績予想を以下の通り修正いたします。なお連結業績予想の修正は、個別業績予想の修正に伴うものであります。  個別業績予想の修正         (単位:百万円)

  営業総収入 営業利益 経常利益 当期純利益
前回発表予想(A) 258,000 44,900 44,600 23,300
今回修正予想(B) 258,000 44,900 44,600 21,800
増減額(B-A) △1,500
増減率(%) △6.4
  連結業績予想の修正        (単位:百万円)
  営業総収入 営業利益 経常利益 当期純利益
前回発表予想(A) 286,000 45,300 45,300 22,900
今回修正予想(B) 286,000 45,300 45,300 21,400
増減額(B-A) △1,500
増減率(%) △6.6
(注)上記の予想は、現時点で入手された情報に基づき判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。従いまして、実際の業績は様々な要因により上記の業績予想とは異なることがありますことをご承知おきください。(補足資料)ローソン次世代システム構築について ローソンは、2008年から2009年にかけて情報システムの全面刷新を行います。 新システムは、「光ファイバーネットワーク」をネットワーク基盤とします。店舗関連システムではPOSレジ、ストアコンピュータ、Loppi(マルチメディア端末)、店舗オペレーション機器類を刷新します。また商品開発システム、店舗開発システム、財務会計システム、統合マスター(商品や取引先などの管理マスター)などの全社システムの見直し・構築も進めます。詳細は、お客様のニーズや加盟店オーナーさんの意見を取り入れつつ整備していきます。 これらシステムの見直しは、改革の実現のためであり、競争優位の確保に向けた取り組みとなります。システムの入れ替え費用は450億円から500億円を見込んでいます(2001年構築の現行システム<システム名:LETSS>の費用は約600億円)。【新システム構築の方向性】(1)効率化・シンプル化(時間ロス削減)(2)顧客理解に基づく発注と品揃え(機会ロス削減)(3)柔軟なインフラづくり(多フォーマットや日本版SOX法等への対応)【導入スケジュール】08年2月  光ファイバーネットワークの導入開始08年2月  商品開発システム導入08年4月  Loppiの入れ替え開始08年9月  統合マスター導入09年春   POSレジなど店舗総合システムの導入09年3月  財務会計システムの導入【システムの特徴】・店舗の「時間ロス削減」・「機会ロス削減」を強力に支援 CSRの観点から店舗での帳票類の電子化を推進し、後方業務の削減を進めます。また、計画と商品発注を連動することで、「機会ロス」と「廃棄ロス」の削減を目指します。結果として、店舗業務のムリ・ムダ・ムラが削減され、「時間ロス」の削減にもつなげていきます。・顧客理解に基づく発注で品揃えを進化 オーナーさん、クルーさんがこれまで以上に自店の商圏を知り、お客様のニーズを予測して発注・品揃えを日々行うためのサポートシステムを構築します。これにより店舗の来店客数増、客層拡大につなげます。・使い勝手と画面の見やすさで“シニアにもやさしい”Loppi 店頭端末であるLoppiは、シンプルな画面構成を実現し、高齢者の方も使いやすいマルチメディア端末になります。客層拡大に貢献するとともにローソンファンの増加を期待できます。また携帯電話やパソコンなどとの連動も可能にすることで、多彩なサービスの展開を実現します。・マルチフォーマット(多業態)に対応できるシステム 通常のローソン、「ナチュラルローソン」、「ローソンストア100」と、それらの要素を取り入れた「ローソンプラス」といったマルチフォーマット(多業態)にきめ細かく対応できるシステムになります。新しいフォーマットへの対応を、よりスピーディに行うことが可能となり、競合に対する優位性が高まります。・日本版SOX法や決算開示の早期化に対応財務会計システムを全面刷新することで日本版SOX法に対応し、合わせて決算開示の早期化にも対応します。また、マルチフォーマット化による新規FCパッケージにも早期に対応できる環境を整備し、オーナー候補者の方に選ばれるチェーンを目指します。・顧客理解に基づいた商品開発力の向上 店舗SV(店舗経営指導員)、取引先と情報やナレッジを共有することで、顧客に近づいた商品開発を行う環境を構築します。