太陽光発電による「エコ店舗」を実現!
《長野県飯田市内の2店舗 グリーン電力認定》市民ファンドとの取組で店舗のCO2を削減
2008年6月 5日
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:新浪剛史)は、長野県飯田市内の2店舗に設置のソーラーパネルで発電された電気を店舗業務用電力として使用しています。このソーラーパネルは、2008年4月、太陽光発電事業「南信州おひさま発電所・設置プロジェクト」が当該店舗の屋根に設置したものです。事業には、市民ファンド「温暖化防止おひさまファンド」(運営:おひさまエネルギーファンド株式会社、本社:長野県飯田市本町、代表取締役社長:山口勝洋)が活用されています。
このたびソーラーパネル設置店舗で発生した電力が「グリーンエネルギー認証センター」により「グリーン電力」として認定を受けることになりました(6月中旬予定)。この認定を受けると、発電された電気が持つ「環境価値」に対して「グリーン電力証書」が発行されます。今後ローソンは、この「グリーン電力証書」を購入し、CO2オフセットなどCO2削減に向けた施策として活用してまいります。
【グリーン電力証書とは】
ソーラーパネルで発電された電気は、「電気そのものの価値」に加え、「環境付加価値」(=省エネルギー・CO2削減などの価値)を持っています。「環境付加価値」部分に対し「グリーン電力証書」が発行されます。「グリーン電力証書」に記載された電気量をCO2オフセットとして利用することが可能です。
【事業内容】
ローソンは市民ファンド「温暖化防止おひさまファンド」を活用した太陽光発電事業「南信州おひさま発電所・設置プロジェクト」に参画しました。このプロジェクトが長野県飯田市に立地する「ローソン飯田駄科店」と「ローソン飯田座光寺店」の屋根にソーラーパネルを設置。市民ファンドを活用したソーラーパネルの設置は、コンビニエンスストアとして初めての試みです。環境省が設置費用の一部を助成(平成19年度環境省メガワットソーラー共同利用モデル事業)しています。発電量は、年間で飯田駄科店が約5,000kWh、飯田座光寺店が約9,500kWhとなります。この2店舗は、太陽光発電で照明など電力の使用電力の一部をまかなっています。
ソーラーパネルを設置した飯田駄科店
【パネル設置店舗について】
店舗名 | ローソン飯田駄科店 | ローソン飯田座光寺店 |
住所 | 長野県飯田市駄科1280 | 長野県飯田市座光寺4737-1 |
予想発電量(年間) | 約5,000kWh | 約9,500kWh |
CO2削減量見込み(年間) | 約2,400kg-CO2 | 約4,500kg-CO2 |
【長野県との包括的連携協定】
ローソンは、地域活性化を目的に長野県と包括的連携協定を結びました。協定の内容は「観光・特産品など地域ブランドの振興」「環境保全」「子ども・青少年の育成支援」など長野県が実施するさまざまな事業への連携協力です。具体的は、長野の地元食材を使った商品を作り中部エリアのローソン店舗で販売する「信州フェア」の実施や、県内のローソン店舗での長野県オリジナルエコバッグ無料配布、若者の就業支援などです。さらに、「エコ店舗」を連携事業の一つとして掲げており、今回のソーラーパネル設置は、この協定の一環でもあります。
<ご参考:おひさまファンド>
おひさまエネルギーファンド株式会社(長野県飯田市本町2の15、山口勝洋代表取締役社長)が募集・運営する「おひさまファンド」は、市民から募った出資金を活用して太陽光発電、省エネルギーなどの事業を展開しています。事業の収益に応じて、売電収入やサービス料金収入から、出資者に元本の返還と利益の分配が行われる計画です。太陽光発電事業として、これまで保育園や老人ホームなど施設の屋根にソーラーパネルを設置し発電しています。