ニュースリリース

地球温暖化防止策をより強化
LED照明導入31店舗で検証 CO2排出削減に効果あり
LED照明導入拡大

2008年6月16日

 株式会社ローソン(代表取締役社長CEO 新浪剛史)は、2009年3月以降に新規出店する全店舗の看板や店内の照明器具にLED(発光ダイオード)を導入致します。電力消費量が蛍光灯の約半分のLEDの採用によりCO2排出量を削減し、地球温暖化防止策をより一層強化致します。

現在、ローソンの31店舗でLEDを採用し実験検証を行っています。照明器具の電力消費量は約50%、店舗全体の電力消費量は約7%の削減となっています。照明電力量の削減の他にも、照明部分から熱を発しないため室内の温度上昇を防ぎ、室内の温度調整に関わる電力の消費量の削減につながっています。1店舗あたりのCO2排出量の削減は年間で約5トンとなります。

また、LEDは、蛍光灯と比較して耐久時間が長く、今回導入するLEDは約10年間の使用に耐えられると想定しています。さらに、紫外線を出さないため飛来虫が寄らないという効果もあります。

 

【実験店舗(千駄ヶ谷一丁目店)省エネ効果】

  <導入前> <導入後>
消費電力 店内蛍光灯40W 72本=2,880W LED22W 65灯=1,430W
月間電力使用量 40W×72本×24h×30日=2,074kwh/月 22W×65本×24h×30日=1,030kwh/月
※消費電力約50%削減(蛍光灯比)

 

ローソンは、1店舗あたりのCO2排出量を、2012年までに2006年対比で10%削減することを目標とし、様々な取り組みを実施しております。

 

【CO2削減自主行動目標達成に向けたその他の取組み】

 <現在の省エネシステム>

(1) 新規オープン店舗へ「省エネパック」(要冷空調一体型システム)の導入冷凍、冷蔵、空調機の室外機を一台にまとめ効率を図るシステム2004年8月より実験開始し、08年5月現在1,464店に導入済み
(2) 既存店舗へ「エコパック」の導入温度センサーで店内温度を測定し、冷凍機、空調機、防露ヒーターのガス圧を監視・自動制御するシステム2004年11月より実験開始し、08年5月現在1,931店に導入済み
(3) 自動調光照明システムの導入窓側の蛍光灯に、太陽光を感知し照度を自動制御するセンサーを設置2003年より導入を開始し、約3,500店舗に設置済み
(4) 店頭看板照明に反射板設置店頭看板内部に反射板を設置し、蛍光灯本数を削減(2~3本→1本)2002年4月より導入を開始し、約6,000店に設置済み

 

【LED設置店舗内写真(ローソン千駄ヶ谷一丁目店)】

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