新入社員の皆さんへのメッセージ
2009年4月 1日
2009年4月1日入社式株式会社ローソン代表取締役社長CEO 新浪剛史の新入社員へ向けたメッセージを要約しています
新入社員のみなさん入社おめでとうございます。 冒頭より厳しいことを申しますが、皆さんが社会人となる今年はローソンにとっても勝負の年になります。 これまでCVSは便利なお店としてお客さまのニーズに応えていました。いま世の中は、経済環境の悪化、少子高齢化、地域ごとの格差拡大など大きく変化しています。 この環境変化こそがまさにイノベーションを起こすチャンスと考えています。ローソンはこれまでいろいろなイノベーションに取り組んでまいりました。それはマチのお客さまの不便を解消することです。これまでCVSを頻繁に利用していた若い男性層だけでなく、働く女性や高齢者、主婦層へのお客さま購買層拡大のため、ナチュラルローソン、ローソンストア100、ローソンプラスの展開を始めました。 皆さんには、そういったお客さまの要望に応えるためカスタマーエージェントになっていただきたいと考えています。お店ではたくさん学ぶことがあります。直接お客さまと接する期間は3年前後しかありません。その間に学ぶことはたくさんあります。どんなに迷っても決して逃げないでください。悩み苦しんで行動したあとは必ずレベルアップしています。 そして時間は大変重要です。限られた時間を楽しく過ごすため、そして自分のスキルアップをするため、時間という財産をどのように使うのか考えてください。時間には利子がつきません。自分の人生において自分の資産をどう使うかが大切です。 そして何より努力も必要です。その努力という投資は、長く続けることがとても辛いものです。この辛さを耐えることで自分という資産が磨き上げられ価値が生まれます。この価値こそみなさんの糧となり会社の成長、そして思いにつながります。その思いとは、企業理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」です。仕事で悩んだり迷ったりしたら、この企業理念を思い出してください。 最後に、今年みなさんの仲間に39名の留学生が入社しました。多様な考え、異なる文化を持った新入社員です。まさにダイバーシティ(多様性)であり、みなさんと一緒に働くことで異なった発想や文化が混ざり合い、お客さまにとってなにかおもしろいことができるのではないか考えてほしい。それによってわくわくするような新しい発想を生み出していきましょう。お互いが助け合いながら視野を広げ、会社とともに進化していきましょう。