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リオ五輪開催年 アスリート支援について考える

オリンピックに向けて盛り上がるスポーツ界。アスリートが競技に専念できる環境づくりも重要な課題だ。

蓼山 陵さん 「コンビニ探訪社会学」

メダルが有望な競技に支援を集中する方針

2016年はオリンピックイヤー。8月にリオデジャネイロでオリンピックが、9月にパラリンピックが開催される。日本代表では、バスケットボール(女子)、ホッケー(女子)、7人制ラグビー(男女)、水球(男子)などが五輪出場を決め、これからますます盛り上がっていきそうだ。

2018年には平昌(ピョンチャン)で冬季五輪が、そして2020年にはいよいよ東京での五輪開催となる。仕切り直しとなった新国立競技場の建設問題も、隈研吾氏デザインの「木と森のスタジアム」が採用され、2019年の完成を目指して建設が進むことになった。2020年に向けての動きがいろんな分野で活発になっていくだろう。

そうしたなかで、気になるのがアスリートの待遇である。2014年に発足したスポーツ庁は、東京五輪での「金メダル20~33個」に実現に向け、活躍が見込める重点競技に強化費を集中する方針だという。国を挙げて「選択と集中」で支援をするということだが、問題は支援対象から外れたり、支援の少ない競技の選手たちである。

「有望競技の選手には国から戦略的強化費が支給されます。2015年度は陸上400メートルリレー(男子)、競泳(男子)、マラソン(男女)など25競技34種目が指定されました。有望競技に集中させるということなので、同じ競技でも男女で待遇が違うケースも出てくる。たとえばバレーボール。ロンドン大会で銅メダルを獲得した女子は指定されましたが、出場できなかった男子は外れました。選手たちにとって支援の有無は大きいですよ」(スポーツジャーナリスト)

一過性のブームでなく息の長いサポートを

国民のサポート態勢はどうか。イギリスで行われたワールドカップでの活躍でラグビー人気が一気に高まり、五郎丸選手はテレビやイベントに引っ張りだこになった。ラグビーは2019年に東京でワールドカップを控えているので、期待はますます高まっていくだろう。ただし、今の過熱気味の人気が維持するかどうかは分からない。いい例が「なでしこ」だ。2011年のワールドカップ初優勝に続き、2015年のカナダでのワールドカップでも準優勝。大会中から大会直後は日本中が「なでしこ」人気に沸いた。ところが、大会が終わりしばらくたつと、熱は急速に冷めた。カナダでのW杯でキャプテンの宮間選手が「ブームではなく文化にしたい」という趣旨の発言をしていたが、現状はまだまだである。

「なでしこリーグの1試合あたりの観客数はよくて数千人。千人を切る試合もある。これではチーム運営は厳しい。経営難で監督への給料が遅配になっているチームもある。そもそもチームとプロ契約を結んでいるケースが少なく、昼間はアルバイトをして、夜練習というパターンの選手も多い。一時的な人気だけでは、チーム運営も選手の待遇改善もままならない。息の長いサポートが必要ですね」(前出のジャーナリスト)

これは、女子サッカーだけの話ではない。人気がないマイナー競技の選手たちも同じ。厳しい環境下で練習に励み、五輪出場を目指しているのだ。

アスリート支援に乗り出す企業 ローソンも2名の選手を採用

その一方で、新たな動きも広がってきている。トップアスリートの生活環境、競技環境の安定のために企業のサポートを望むアスリートと支援企業を取り持つ「アスナビ」という就職支援ナビゲーションをJOCが実施。2011年3月から採用が始まり、2016年4月入社組まで含めると90人のアスリートの就職が決定した。

JOCのHPには、「明日の日本の「スポーツ界」と「社会」を担うトップアスリートを支援しよう!」と表示されているが、こうした支援がもっと広範に行われることを望みたい。

ちなみにローソンもこの趣旨に賛同、「アスナビ」を活用して、スピードスケートの住吉 都(すみよし みやこ)選手と、女子アイスホッケーの平野 由佳(ひらの ゆか)選手の採用をした(入社は2013年6月1日)。両選手はこのローソン広報スマイルブログにも寄稿されているので、そのコラムを通して近況や活躍ぶりがうかがえる。

スピードスケート 住吉都選手

女子アイスホッケー 平野由佳選手

アスリート支援はさまざまな方法が考えられる。コンビニとしてどんなサポートができるのか。安心・安全な食材を使ったお弁当やおにぎりなど食事サポート、健康管理、疲労回復に向けたサポート、大会チケットの販売サポートなど、明日の活躍のために可能な支援を期待したい。

蓼山 陵

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