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マンスリーレポート

三鷹の森ジブリ美術館 2018年5月 マンスリーレポート

「土星座」の最新作を紹介! 『毛虫のボロ』大好評上映中!

虫には世界はどう見える? 宮崎駿監督が描く最新短編映画

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▲初めて触れるものであふれた世界にボロは興味津々

虫には光合成がどのように見えているのだろうか。葉っぱはゼリーのような味がするのかもしれない。宮崎駿監督はそうした想像をふくらませ、“ジブリの森のえいが”の10作品目となる『毛虫のボロ』を生み出した。
小さな毛虫のボロはボロギクから生まれ、初めて世界を体験する。そこには透き通ったキューブ状の空気や匂いが浮遊し、朝陽は棒状で浴びせかかるようにまぶしさを連れてくる。映画ではCGと手書きを融合させた表現方法が用いられており、CGによって動かされる立体物と背景画を組み合わせることで、人間の感覚とは違った“虫の目から見た世界”を描き出している。また、その背景画にもデジタル処理を施すなど、14分20秒の短編アニメーションのなかにさまざまな工夫や想いが詰まっているんだ。
この映画を見たら、虫や世界の見え方が少し変わるかもしれない。大好評上映中の『毛虫のボロ』は、映像展示室「土星座」で8月末まで上映予定。

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▲みずみずしい葉っぱを夢中で食べるボロの仲間たち

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▲ボロの目に映るのはどのような景色だろう?

ボロの声から効果音まで タモリさんが1人ですべての音を表現!

『毛虫のボロ』の「声と音」を担当するのは、人気タレントのタモリさん。
ボロの声や歩く音から、カリウドバチの羽音、自転車を漕ぐ音といった効果音まで、すべてを1人で演じている。
宮崎駿監督が「タモリさんなくては、この映画は完成しませんでした」と語る唯一無二の音表現を味わおう。

 

Ⓒ 2018 Studio Ghibli


映像展示室「土星座」

毛虫のボロ(約14分) 3月21日(水)〜8月31日(金)まで上演

※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。

チケットは事前予約制。ご購入はローソン店内のLoppi、ローチケHMV(オンライン)から!

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